これは私だけではなく、多くの人が感じている事と思いますが、
最近、ビックイベントの予想が外れるという事が続いています。
予想の外れはよくある事ですが、事ビックイベントに関して言
えば、そうそうあるものではありません。
ビックイベントの場合は予想がいい加減でしたなどとは、それ
なりの会社(マスコミを含め)であれば、その会社の報道の信頼性
を疑われますし、必死で事前情報をかき集め、アンケート、イン
タビューなどを整理し、直前になればほぼ間違いのない予想が
出てくる事が常でしたが、ここの所想定外の事態が連発していま
す。
もう皆さんご存知の英国のEU離脱の国民投票と、米国大統領選
挙の結果です。後講釈でいろいろ言う評論家もいますが、その
本人の事前予想も外れていたわけです。確かに大統領選の隠れ
トランプ支持者のように、なかなか表面には出てこず、調査の
数字にも反映され難い要素もあったとは思いますが、それでも
そういう人間は一部の人で、大勢は動かないと思っていた人が、
大半だったのではないでしょうか。
又、米国の大統領選では、おまけまで付いていました。予想では
万一トランプ氏が当選した場合は、為替は95円程度まで円高にな
り、日経平均も暴落すると宣っていた評論家、アナリストがほと
んどだったと思います。
確かに結果判明の当日は為替も100円に迫り、日経平均も900円
以上下げましたが、全くの一過性で、翌日には為替は106円台に、
日経平均は1日で1000円以上戻しています。そしてその後も円安
株高状態が続いています。
それともう一つ、英国、米国どちらの場合も投票後にそれを不満
する大規模なデモが起こっています。投票に大きな疑惑や不正が
あったのならともかく、結果を不満とするデモ行進、とても民主
主義国家とは思えない行動です。どちらの場合も投票数が拮抗し
ていたというのが原因でしょうが、これも新しい動きと言えなく
もありません。
いずれにしてもこれにの新しい動きは、今後も何度も出てくる傾向
にある事は間違いないでしょう。相場に関しては、今までは各種
指数、データ、チャート、経済イベント等が判断の基準でしたが、
これからはそれに加え、人間行動学や心理学の要素の深堀が、より
重要になって来るかも知れません。人間の心理や行動も、同じ環境
下であっても、以前とは変化してきているという予兆を感じます。
具体的にどうのという事ではありませんが、時代の変化に敏感に
対応する力の重要性を、改めて感じた次第です。それでは又。
「人の行く裏に道あり花の山」
【相場師朗】 7step株式投資メソッド
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