今日は投資スタイルとしてのファンダメンタル投資とテクニカル投資について検討
してみたいと思います。最初にお断りしておきますが、このスタイルについては、
どちらが良くてどちらが悪いというものではありません。どちらも株式投資をするに
際しては必要なもので、ただ投資家によってどちらに比重がかかるかと言う問題
です。どちらの方法でも成功している投資家はいますし、逆に完全にどちらかだけ
のデータしか見ないという投資家はほとんどいないのではないでしょうか。
ファンダメンタル派は経済や企業のデータをベースにして銘柄を選定しますが、実際
にエントリーする時には、その銘柄の株価が現在どのくらいの位置にいるかをチャート
で確認します。又、テクニカル派も売買に当たっては、チャート以外に四季報等で売買
する会社がどの程度の会社か調べるはずです。ですからこれは好みの問題で、本人
がしっくりくる方をやれば良いという事です。
■ファンダメンタル投資
・一般にバリュー投資とかグロース株投資とかいわれるもので、基本は中長期投
資です。
・経済に関するデータや企業データを基に、安く放置されている銘柄や今後大きな
成長が見込まれる銘柄を選定し、まだ一般が気付く前に仕込んでいく。
・銘柄選定には精度の高い情報が要求される為、本気でやると資金もかかる。
・情報の質とスピードという点から、個人投資家よりもファンド等のプロが有利。
・銘柄分散をしないと長期的にはリスクが伴うので、資金量は多く必要。
・上手くいけば、一財産作れるがトレードの醍醐味は薄い。
・忍耐力と不屈の精神を要求される。
■テクニカル投資
・一般にデイトレード、スイングトレードと言われるもので、基本は短期トレードです。
・テクニカルチャート重視のトレードで、チャートには株式相場に参加しているあら
ゆる情報や投資家の心理が表現されているという考え。
・チャートには数え切れないほどの指標があるが、銘柄との相性等を考え、自分
なりの理屈に合った指標を採用し、取引ルールを作る。
・そのルールには確固たるトレード上の優位性がなければならない。
・自分のルールに関してはむやみに変更したりせず、ストイックなまでにルールを
忠実に守る忍耐力が必要。
・自分の資金状況に合わせてできるが、デイトレードでは速断と反射神経が要求
される。
前回のブログでも述べましたが、個別銘柄の長期投資は現在ではリスクが大きいので、
やるとすれば個人は投資信託を上手く使うべきだと思います。ですので初心者は資金
的にも負担の少ないスイングトレードでスタートし、自分の技術の進歩に合わせて、少し
づつ自分流のスタイルを作っていくのが正解ではないかと思います。
次回は分散投資、集中投資について考えてみたいと思います。
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