45cm水槽のリセット作業の続きです。
以前まで使っていた機材類はすべて取り除きましたので、次は新たな環境の整備です。
まずは、水槽の掃除をもう少し念入りに行ってみました。
特に水槽の隅っこに付着した頑固な汚れを取ろうとしたんですが、たわしでこすっても、スクレーパで引っ搔いても取れませんでした。おそらく水に含まれていた鉱物系の汚れが固まって付着しているようです。
↓水槽の隅っこに付着した頑固な汚れ。
そこで、妻がよく使っている水垢取り「ダイヤモンドパフ」を使ってみました。
水をつけてこすってみると、こびりついた汚れが粉々に削れ、見る見るうちに取れていきました。
↓磨いた後の水槽。固まっていた汚れが綺麗に取れています。
水槽も綺麗になったところで、次はろ材とフィルターの配置です。
今回は水槽の最底面に濾過層を作りたいので、手持ちのろ材系を敷き詰めました。
その上に底面フィルターのパネルを敷き詰めました。
今回使用するのはエアリフト方式の底面フィルターで、ニッソーのバイオフィルターです。
土佐錦の鉢もこれを使ったんですが、エアリフトとしてはかなり優秀なので、リピート採用です。
バイオフィルターは30cm〜60cm水槽用がありましたが、エアリフトの部分は共通で底面パネルの枚数が違うだけみたいだったので、基本セットの30cm用を購入し、手持ちの水作の底面パネルと組み合わせて使用することにしました。資源の有効活用です。
底面パネルを敷いたら、その上に洗濯ネットを被せ、パネルへの目詰まりや、砂の侵入を防ぎます。
次は底床の準備です。
今回は有茎草の根付きがよく、ろ材としても優秀な、溶岩砂を使用します。
ソイルも考えたんですが、肥料が切れたら1年で定期リセットというのがちょっと・・・
前回も大磯砂で4年間維持できたので、やっぱり石、砂系の底床を選んでしまいました。
幸い前回の30cm水槽の立ち上げで使用したVolcano が余っていたのでそれを使うのと、足りない分は同じものを通販で購入しようと思っていましたが、一向に入荷しないので、近所のアクアショップでマスターサンドを購入し、混合で使用しました。
溶岩砂の難点は、洗浄がめんどくさいところですが、前回の立ち上げで大体の要領はつかんでいたので、洗浄作業は大して苦にはなりませんでした。
↓溶岩砂の洗浄の様子。シャワー水を噴射し、洗浄します。
↓最初は泥水そのものですが、回数を重ねると徐々に水が透き通ってきます。
洗うポイントはあまりガシガシと圧力をかけないことです。
圧力をかけると砂が砕けて泥になり、使える砂の量が減ってしまいます。
洗浄後、スコップで水槽に溶岩砂を敷き詰めていきます。
今回も水草育成を行うので、5〜6cmを目安に敷き詰めました。
底床を敷いた後は、室内に水槽を運び、元の場所に設置。
まずは、既存のエアーポンプに分岐ジョイントを接続し、新しいフィルターに空気を供給できるようにしました。ポンプの容量としては、今のところエアリフトのコーナーフィルター1台を最小の吐出量で駆動しているので、2台目をつないでも、分岐コックの開き具合(二つのフィルター間に水圧差があるので、バランスが悪いと片側にしか空気が行きません)とポンプの吐出量を調節してやれば問題ありませんでした。
そして、いよいよ水を入れていきます。水の勢いで砂利に穴が空かないよう、ペットボトルを半切りにし、穴をあけたものを水槽にクリップ止めし、その中にバケツの水を注いでいきます。
↓給水が完了した直後の水槽。溶岩砂の微細な粉が浮遊しているので、白く濁って見えます。
フィルターも動いているので数時間経過すると透明な水になると思います。
循環が落ち着き、水温が室温になじんだらパイロットフィッシュを入れようと思います。
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