2018年01月11日

食中毒の話

テレビで食中毒の話を聞いて

無念な思いを思わずツイッターで

つぶやきましたが

もっと詳しく聞きたいと言われるので

私が食中毒を体験した話を

こちらで状況をもう少し説明いたします。


まあまあ前の話になりますが

まだ私が会社員をやっていたころ

仕事から家に帰ってくると

母が「友人の○○さんがお寿司を作って届けてくれたので

食べない?」と勧めてくれました。

チラシ寿司というか魚の切り身も乗った豪華版で

私は喜んで食べました。


その日の夜、夜中だと思うのですが

突然の腹痛で目が覚めると

かなりひどい痛みで

トイレに入って出て来れなくなり

さらに嘔吐をするようになり

「あ〜この感じたと何かに当たったかな〜」という感じで

本当にトイレから出て来れなくなり

朝までずっと苦しんでいました。

朝、母が様子のおかしいぐったりした私を見つけて

「どうしたの?」というから

状況を説明しました。

なんかもうボロボロだった気がします。

「母は大丈夫なの?」と聞くと

母は「私は嫌な予感がして食べなかったのよ」

とのこと












「そんなの息子に食わせるなよ」




食中毒よりも恐ろしいのは母だと

思いました…


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うちの母


ほんとうに


おそろしい…


諸行無常
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貴乃花親方の席も悪かったんじゃないか

貴乃花親方の理事解任が決まってから

しばらく時間がたちますが

まだなかなか沈静化することなく連日

テレビで取り上げられています。

暴行問題、八百長疑惑といった話ではなく

貴乃花親方と相撲協会の対立構造のほうが大きく

とりあげられているところに違和感をおぼえます。

人はこうした対立構造が好きです。

問題となっている貴乃花親方と相撲協会の対立は

複合する問題によって悪化していったと感じます。

「礼」に対する感覚的な問題もあり

どうもすっきりしません。

双方の反応を見ていると

感情的な問題も根深く横たわっている気もします。

そんな中、感情的な問題として

理事会での席もまた悪かったなと思います。

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アメリカの心理学者スティンザーは

会議における発言者の心理と座る場所についての

研究をしてデータを集めました。

すると

@対立することが多い相手とは向かい合わせに座る。

Aある意見に対する反論はその意見の直後に出やすい

Bリーダーシップが弱い議長だと向かい合った席との私語が多くなり、

リーダーシップが強すぎると隣の席の人と私語が多くなる。

 これをスティンザー効果、もしくはスティンザーの三原則といいます。

理事会での席は決まっていると思いますが

貴乃花親方の前方に理事長という空気が

余計に感情的な閉鎖感覚を作るでしょう。

反対意見が出そうな相手とは横に座ることで反対意見を

出にくくすることができます。

仕方ないとはいえ、様々な問題に加え

理事会の席の場所も悪かったな〜

と感じます。

一見合理的な判断をしてるように見せ批判をかわそうとする

協会側の意図も見えますし

貴乃花親方のこだわりというか美学というか

応援している人もたくさんいるので

もう少しうまくやったらいいのにと思うところもあり

協会の気持ちも親方の気持ちもなんかわかりますので

なかなかモヤモヤする話です。


ただ相撲の迫力と面白さに陶酔できる

日が来ることを願ってやみません。

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2018年01月10日

アイデアの科学2 〜アイデアはどこで生まれる?〜


私たちは日々色々な問題にぶつかります。

問題解決の方法を考える仕事をしている人だけでなく、

普通の人も毎日色々な判断を求められます。

家族のために何かを考えたり

友人のために何か良い方法はないかと頭をひねったり

アイデアを生み出していかなくてはならないシーンはたくさんあります。

ここでいうアイデアとは問題を解決する方法や物であったり、

新しい着想(考え方)だったり形だったりします。

こうしたアイデアが必要な場合、

あなたはどうやって出していますか? 

机の前でひたすら考えますか?

それとも刺激を求めてどこかに行くべきなのでしょうか?
 
そもそもアイデアはいつ頭にひらめくのでしょう?

どうすればもっとも良いアイデアを湧いてくるのでしょうか?

アイデアはどんなタイミングで出てくるのでしょうか?
  
                     
ではここで最初にあるジャンルで成功した人、

歴史に名を馳せる著名人たちがどうしてアイデアを

作っていたかを見てみましょう。

まずは高校の化学で登場し、

最近土壌の汚染問題などでも耳にするベンゼン。

ベンゼンは炭素と水素が組み合わさった

単純で基礎的な化合物でするが、

その形は発見からしばらくの間は不明だったのです。

ドイツの科学者アウグスト・ケクレは

ベンゼンの構造を探っていましたが、

いくら考えていてもわからなかったといいます。

なやんでなやんでも出てきません。

そしてある日、ケクレは自分の尾を噛んで回転するヘビの夢を見るのです。

そしてそれがきっかけで6個の単結合と

二重結合で環を作っている構造を思いついたのです。

ケクレは夢の中で見たものでベンゼンの形状をひらめきました。

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多少、脚色されて伝わっている可能性はありますが、

このように夢をヒントにひらめきが生まれることは多いのです。

イギリスの作家ロバート・ルイス・スティールも

夢の中で二重人格の元になる話を見て

『ジキル博士とハイド氏』を書いたと言われています。

天才画家のダリの作品やアインシュタインの相対性理論も

ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士も

睡眠中に原子構造がひらめいたといいます。

科学者、画家、医師、音楽家、様々な著名人が

発明や発見を夢の中でしています。

どうやらアイデアが振ってくる

「ひらめき」と「夢」は何か関係がありそうだという仮説が立ちます。

続いてアップル社の共同創設者であり実業家として

名高いスティーブ・ジョブズ。彼はアイデアを生み出したいとき、

考えをまとめるときは散歩をしたというのです。

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またフェイス・ブックの創設者であるマーク・ザッカーバーグも

散歩をしながらミーティングすることを推奨しています。

芸術家ではベートーベンも散歩からインスピレーションを

得ていたと言われています。

風呂で発想をあたためた人もいます。

世界的ベストセラー作家と言われている

アガサ・クリスティは風呂で堅いものを食べながら

小説のトリックを考えていたというのです。

また風呂といえばアルキメデス。

彼も気晴らしに入ったお風呂でお湯が溢れるのを見て

アルキメデスの原理を発見しました。

武田信玄は厠(トイレ)にこもり作戦を考えることが多く、

一晩中こもっていたという逸話も残っています。


 ・寝ながら夢で見る
 ・散歩する
 ・風呂やトイレに入る


今回紹介したこのみっつの方法はごく一部です。

そしてこのみっつ一見、バラバラに見えるが実は

あるひとつの共通項があります。

机上でひたすら考えて絞り出すのではなく、

「寝る」「散歩する」「風呂に入る」

といった直接考えることと違うことをしたということです。

ここにひとつアイデアが作られるヒントが隠れているのです…


こうした直接考えることと違うことで

アイデアを呼び覚ます方法があります。


詳しくは『アイデアの科学』では論理的にわかりやすく

解説しています。誰でも簡単に実践できます。

1月16日SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書から

発売予定です。

ぜひご覧ください。

あなたの頭がアイデアが湧いてくる

アイデア脳に生まれ変われます。







強制されると反発したくなる「ブーメラン効果」

人は単純な部分とややこしい部分がありまして

それは人によって違うのですが

ややこしい部分として

強制されると反発したくなるという心理があります。

人は自分で責任を取りたくないので

あまり自分で重要なことを決めたがらないのですが

とはいえあれこれ人から言われると反発したくなります。

たとえば

両親から「もっと勉強しろ」と言われたり、

上司から「もっと努力しろ」と言われると

逆にやる気をなくしたり、反発したくなる。

そんな経験はありませんか?

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これをブーメラン効果といいます。

説得(指示)がブーメランの軌跡のように

その行為をした人に負の効果(感情)として

戻ってきてしまうことからそう呼ばれています。

重要なことは自分で色々と決めたくないが、

自分の考えや行動は自由に選びたいという気持ちがあります。

これを立場の違う上の人から強く説得(指示)

という圧力を与えられると、

説得(指示)に反発して自由を得ようとする

気持ちが生まれてしまう。

権力に対する反発心、信頼関係なども大きく影響します。

私も子どもの頃

細かいことを言う母親に

「ティッシュのフタは綺麗に取りなさい」と

細かいことを言われると、それ反発して

ビリ〜とやぶりたくなり、

いつも雑にやぶったことを思い出します。

そして毎回、コテンパンにやられるのですが…

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2018年01月09日

韓国からのインタビュー

振袖詐欺の話で暗くなりましたので

ポーポー・ポロダクションらしいお馬鹿な話をひとつ。

ポーポーは日本では知名度も低く

あまり売れておりませんが

海外ではわりと人気になっているという話を聞きます。

韓国でも翻訳版が人気だそうで

先日、雑誌だと思うのですが

インタビューを受けました。

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「マンガでわかる行動経済学」の韓国語版のタイトルは

「クルジェム経済学」というらしいです。

「クルジェム」はハチミツみたいに甘くて、

面白い経済学という意味で、

最近韓国の若者から人気がある言葉だそうです。

「クル」は日本語の「マジ」と同じ意味らしいです。

韓国側から出された質問は

「ポーポー・ポロダクション」という名前が

「かわいい」という評価らしく

名前についての由来について興味があるようでした。

あとは「出版のきっかけ」とか

「ミホンザル」についての質問とかされたのですが

「ミホンザル」が「ニホンザル」の亜種であるというネタが

どうも伝わっていないと思い焦ります 笑

後は「経済心理」についての著者なのにした失敗とか

インタビューをおもしろく作ろうという意図は見えるので

なんとかこたえようとしますが

どうも空回りしてしまう私です。

さらに焦りまくります。

最後にポーポーのスタッフについて動物に例えるとという

摩訶不思議な質問をされたので

「あかん、ここは面白いこと言わないといけない」と思い

ポーポーは「秘密結社」なので詳しいスタッフのことは言えません

的なことをつい語ってしまいます。

本人は「鷹の爪団」的なほんわかした感じで

笑ってもらえたらと思いましたが、いやいや

言っていることも面白くないですし

韓国側は日本との微妙な関係がありますから「結社」とか「組織」とか

アカンかった…

アフターカーニバル。

笑えないでなんか凍り付く…

あー

やっちまった

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「はれのひ」の詐欺はひどい

成人式のニュースの片隅で

成人式の晴れ着のレンタル・販売会社の「はれのひ」が

当日に連絡がつかなくなったというニュースを知りました。

早朝から店の前で待たされ続けたり

成人式にスーツを着ていかなくてはならなかったり

彼女たちの気持ちを考えながら

成人式のニュースを見ると…

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なんともう涙しかありません。

20歳の女の子が

一生に一度、両親への感謝

友人との関係(中には微妙で複雑な関係もあるでしょう)

そんなことを思ったら

「はれのひ」のとった計画的とも思える行動を

非難するしかありません。

起きてしまったことは仕方ありませんから

これから同じことを繰り返さないようにしてほしいことと

少なくても支払ったお金が少しでも多く返ってくることを

願います。


そして私たちはこうした悪いことを考える社会にいることを

悲しいけど認識しなくてはいけなくて

悪い人の魔の手にかからないように

注意しないといけないと思います。

私も会社員と独立して小さな事務所をやっていると

今までに何度か計画倒産に遭遇してきました。

気になる点をあげるとすると


1. 突然、安いキャンペーンを打ってくる

これは「なぜ」そうしたかという主催者側の心理を

読まないといけません。根拠が見えないものの多くは

無理やりお金を集めようとしている意図が見えたりします。

私が会社員時代に、ある競合の販売店が激安キャンペーンを打って

きたことがあります。

それで社内は対抗できないとパニックになりました

私は薄利なビジネスモデルを知っていたので

取締役に「心配しなくても、あの会社は近く潰れます。

なので対抗策を取ることよりも、フランチャイズに今から

営業を回したほうがいい」と進言しました。

そのとき私の話を取締役は聞き入れませんでしたが

半年後に本当に潰れました。


2. 現金の支払いを先にさせるところは危険

やはり現金の支払いを先にさせるところは

見るからに危険で、お客様に怪しまれたらいけないとか

お客様を不安にしてはいけないと考えられなくなった

最終的な段階だと思います。


3. 「大丈夫」は大丈夫じゃない

店員さんに問い合わせると「大丈夫」と良く言われると

危険です。「大丈夫」という発言の裏には

その一言で丸め込もうとしていて

相手の不安を取り除こうとしない心理が見えます。

もしくは言えないことがあるのです。

大丈夫と言われると、実はぜんぜん大丈夫じゃないと

疑ったほうがいいです。

4. ホームページに大きなことを書いてある

○年後までに、○店舗、売上○億という

大きな目標がある場合は危険です。

これはふたつの危険性を秘めています。

ひとつは対銀行や取引先などの資金調達や

値引き交渉、売掛交渉などに使われます。

小さな目標ですと宣言効果として

自分をふるいたたせるために

使うと良い場合もありますがあきらかに大きな数字と

思えるのは疑います。

経営者は資金がなくなってくると脳が麻痺して来て

変な数字だからとか、おかしいと思えなくなってきて

お金を集めるために言うことが大きくなる傾向があります。

危険な兆候です。

またもうひとつは

いいかげんな人はこうした数字や経営方針に対しても不誠実な

傾向があります。

数字と同様に「あなたの大事な日を丁寧に守ります」的な

耳障りの良い言葉を過度にならべるのもあやしい。

自分の真意をかくすために

耳障りの良い言葉を過度に使います。

経営方針ではなく、お金に取り付かれた経営放心です。


なにしろこの詐欺は計画的な可能性がきわめて高く

ということは社長は一定の資金を抱えて逃げている可能性が

あります。

被害者全員で分配すると小額かもしれませんが

なんとかしてほしいと思います。

ウソはいけないとか綺麗ごとを言うつもりはありませんが

よりによって大事な晴れの日を

不快で悲しい思い出に染めることはないと思います。





2018年01月08日

アイデアの科学1 〜アイデアを考え伝えるのは難しい

今の世の中、色々なタイミングでアイデアを求められます。

企業にいてサービスや新商品を考える仕事をしているときだけでなく、

家族に旅行を提案したり、欲しいものを妻や夫に話をするのにも

色々なアイデアが必要になります。

よく言われるのは

なんとなく頭の中でイメージは、あるのだけど相手に伝えられない。

浮かんだアイデアを具体的に説明しようとすると消えてしまう。

アイデアが形になったけど相手を説得できる感じがない…

そんな経験はないでしょうか?

とにかく頭の中でイメージしたアイデアを表現したり、

伝えたりすることは難しいのです。

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アイデアを出す仕事の人は少なからず書店に行って

アイデア発想法や企画の作り方のような本を

探したかもしれません。

本屋さんにはアイデアを作り

それを相手に説明するテクニックを解説した本が複数あります。

しかしそれらの本の多くは企画で活躍する成功者の方が

経験則を中心にまとめられたものです。

そこから多くのことは学べますが

私たちがそのまま真似をして出来るものかどうか

どうも違和感を覚えている。

「違うんだ、こんな難しいことをさせないでくれ」と

私は書店の中心で何度も叫びそうになりました。

そして話のどれもが言われてみると確かにそうなんだけど、

なんか科学的な根拠が不足していて

「なぜそうなるのか」がわからなく

「本当かな〜」と半信半疑で進めなくてはいけないこともある。

どうも違和感をずっと覚えていました。

ポーポー・ポロダクションは心理学の知見を使い

色々なものを作ったり、企業の商品、サービスを改善したり、

アドバイスをしてきました。

様々な場所で多くの人がアイデアについて困っている現場に

立ち会ってきました。

たとえばカーデザイナーを志す学生たちは、

頭の中にとても斬新でおもしろい車のアイデアを持っていましたが

だがそれをうまく表現する方法を知らずに苦しんでいました。

なんか面白いことを考えるなと思いましたが

その思いはけしてまとまることはなかったのです。

またある開発メーカーでは素晴らしい商品の企画ができても、

その素晴らしさをうまく社内で説明できずに困っていました。

彼らは優秀で頭がとても良い。

でもこれでは社内で説得できないだろうなという現場を見てきました。

仮に社内でうまく説明できても

肝心の利用者には伝わらないなということもよくあります。

こうした現場をたくさん見て、

私はアイデアを

脳科学と心理学の科学的な視点で

「作る」こと、

より良いものとして「魅せる」こと、

そして相手にうまく「伝える」こと

を目的としてまとめる本が必要と考えました。

思考のメカニズムにそってアイデアを生み出し、

目的に応じて人を動かす心理テクニックをまとめています。

アイデアを作る初心者でも簡単に理解できるように

専門的な話はできるだけかみ砕いて解説しました。

また中級者、上級者の方が読んでも

新しい発見や深い知見が得られるような

テクニックも多く集めています。

わかりやすくて簡単に読め、

でも読み終わってみると深い知識と使える技が得られている

そんな本を書きたいと思いました。

たとえば「この見せ方が良い」というところで止めずに

「どうしてこの見せ方が良いのか」というところまで

出来るだけ踏み込んで書こうとしています。

また成功者の方法を検証し、一般的に定説とされていることの根拠を探し、

脳科学と心理学を結びました。

仮説を立てて立証していくなどの作業をおこないました。

そして根拠があるもの、もしくは類似効果から同一の効果があると

強く推測できるものをまとめて一冊の本にしました。

個人差があるものもあり、すべての人が納得して

強い効果がでるものばかりではありませんが、

この知識を知っていると知っていないでは

アイデア作りに大きな差がでると思います。

デザインの感性的なものを科学的に紐解こうとした

ロングセラー書籍『デザインの科学』に次ぐ

「アイデア」を科学的に論理的にまとめた本です。

SBクリエイティブ、サイエンス・アイ新書から

1月16日発売予定です。

ぜひ見てください。

ありそうでなかった本

あなたのアイデア作りを見違えるようにする本です。

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障害があると恋心が高まる「ロミオとジュリエット効果」

好きな相手と

「もうあの男と会ってはいけない」

なんて両親に言われると

ちょっと余計に「会いたい」という心理が働きます。

恋愛関係にある男女は

いくつかの障害がある方が、

障害がないときよりも結びつきが

強固なものになると言われています。

これをロミオとジュリエット効果といいます。


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『ロミオとジュリエット』は

シェイクスピアの戯曲のひとつ。

14世紀のイタリアで

モンタギュー家とキャピュレット家が

抗争を繰り広げる中で、

両家のひとり息子ロミオと

一人娘ジュリエットが恋に落ち、

障害を乗り越えて結ばれるという内容です。

好きだが障害で別れなくてはいけない

という不協和(不快感)が生じる場合、

それを解消しようという

強い恋愛感情を持とうとする

心理効果が働いてしまうのです。

両親の反対などの障害は心理では

変えられないので、

乗り越えるために恋愛感情の方が高まってしまう。

そして障害を乗り越えようとする力を

恋愛の深さと錯覚してしまうという心理なのです。

心理学者のドリスコールとリペッツは

140組の恋人同士を対象に

恋愛の満足度に関する調査をおこないました。

その結果、双方の親などがふたりの関係に対して

反対をしているほど、お互いの恋愛満足度は

高いという傾向がみられたのです。

その結果から恋愛は困難な状況があればあるほど

燃え上がるということを明らかにしました。

禁止されるという意味では

禁止されるものをしたくなってしまう

カリギュラ効果という心理効果の要素も

あると思います。


このロミオとジュリエット効果の

おそろしいところは

数ある困難や障害を乗り越えた後

結ばれたふたりが

一年と半年程度の後

ハッと「これって、愛情じゃないかも」と

気づいてしまうことです。

大恋愛で結ばれたふたりが

案外簡単にわかれてしまうのは

こんな「気づき」があるからかもしれません。

こわい

こわい

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2018年01月07日

人と同じことをしてしまう「同調行動」

みなさんは初詣に行きましたか?

年はじめの行事ですし

ぜひとも参加したいけど

有名な神社では参拝まで長蛇の行列

寒い中、あの行列はいやですよね。

でも人は行列が好きなんです。

人気のスイーツ、人気のアミューズメントスポット、ラーメン屋

とにかく何でも並んでしまいます。

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人気商品の購入に長時間並んでしまうのは、

商品に魅力を感じているだけでなく、

行列を見て「大勢の人が評価しているから、

良い商品に違いない」と考えてしまう心理もあります。

人と同じことをすることで安心感が生まれ、

違うことをすると損をするのではないか

という不安を感じることもあるのです。

この心理を同調行動といいます。

特に日本人は多数派の行動を真似したがる傾向があります。

またエリアによる特性が見られ、

関西人は関東人よりも行列に

魅力を感じにくいことがわかっています。

関西人はわりと損得にストレートですが

関東人は話題とか自慢とかそうしたものに

関東人は行列が好き。

面白い地域性です。

同調行動に対してこんな実験があります。

アメリカの心理学者ミルグラムは、

ニューヨークの路上で人ごみと同調行動の

実験を行いました。

実験では人が道路の反対側のビルの

六階あたりを見ていると、

そこに通りかかった別の人が

どういう反応を示すが見るものでした。

同じような現場に遭遇したことはないですか?

あなたなら何人の人が

見上げていたら上を見るでしょう?

実験では見ている人を1人、2人、3人と増やして、

見上げている人が5人以上になると

通行人の約8割が同じように見上げたのです。

人数が増えるとつい同調行動を

とってしまうことがわかります。

この「5人」という数字はキーワードで

何かやるときに味方を作る場合は5人いると

相手が大勢でもなかなか「no」と言えなくなる

心理が働きます。

そのあたり書籍『パンダ先生の心理学図鑑』でも

詳しく書いているので

興味がある人は読んでみてください。

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2018年01月06日

人は「社会的報酬」に弱い

「報酬」というと給料とかボーナスといった

「金銭的な」報酬をイメージするかもしれません。


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いいですよね。

こんな給料をもらいたいものです。

でも

報酬には金銭以外にもあるのです。

たとえば報酬には

社会的報酬というものがあります。


「○○さんこれお願いしたい」


と依頼の前に名前を呼ばれると、

人はつい要求や依頼を受けてしまうという心理があります。

この名前を呼ぶという行為は

社会的報酬のひとつと考えられ、

自分の存在を認められたいと思う気持ちへの

報酬として機能してしまうのです。

また名前を呼ばれることで

「これは自分にしかできない」

という錯覚を持ちやすくなるという心理もあります。

この感覚が大事なんです。

こんなおもしろい実験があります。

アメリカの大学で先生が学生に自分クッキーを買ってほしい

と依頼するときに名前を呼んで依頼すると

なんと90%の学生が買ってくれましたが、

名前を呼ばない場合は

50%しかありませんでした。

依頼をするときは名前をいうと通りやすくなりますし、

普段の生活の中でも

「○○さんお疲れさま」

と声をかけるほうが相手との距離が縮まり

相手を気持ちよくさせることができるのです。

ちょっと恥ずかしいですが相手の名前を付けて声をかけましょう。

タダで相手に報酬を渡せるのですから

こんないいことはありません。

タダです。

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ポーポー・ポロダクションという遊び心ある企画を考える仕事をしています/色彩心理/心理学/行動経済学/キャラクターデザイン/企業の問題を心理学を用いて解決する心理学研究者/よく地下鉄のドアに挟まれる/代表書籍「マンガでわかる色のおもしろ心理学」「デザインを科学する」「マンガでわかるゲーム理論」「マンガでわかる行動経済学」「パンダ先生の心理学図鑑」
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