11月9日付けNIKKEIBP　NETに、「中高年の再就職は可能なのか」というコラムが掲載されていました。

「パソナキャリア」の渡辺尚社長へのインタビューを基にした記事ですが、私自身４０代半ばで苦労して転職した経験があるので、タイトルに惹かれて読んでみました。

「パソナキャリアは再就職支援業界の中ではナンバー1の再就職斡旋件数と売り上げを誇る。」
「利用者の大半は40歳代以上の中高年者だ。それでも2008年の実績だと、1年間で9割以上が再就職を決めている。」
「中堅・中小企業にとっては、不況期の今が人材獲得のチャンスと言える。」
（同記事）

「2008年の実績で9割以上が再就職を決めている」というのはちょっと疑問です。パソナに登録していて、他のサービス（ハローワークとか）を利用した人も含まれているのではないかと思いました。
私自身の経験で言えば、就職することは可能でも、過去に得ていた給与の半分以下という条件になりました。

「人を切りたいと思っている企業はない。」（同記事）
そんなことはありません。私もワンマン社長の好き嫌いで簡単に解雇された経験があります。

２年ほど前、私が転職活動をしていたときは、ハローワークだけでなく、複数の再就職支援会社に登録（ネット含む）し、知人も頼ったりしましたが、何とか再就職できたという感じです。
この記事を読むと、努力すれば中高年者の再就職は可能なように思えますが、自分の希望する職種や待遇は得られないものと考えるほうがいいでしょう。
この記事よりも、コメント欄に寄せられた読者の意見のほうに納得してしまいました。

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