改めてレトロツインを乗ってみて、自分が求めているのは、少なくともツインフィンの乗り味だ!と
気づきました。そこでフィッシュをオーダーしようか、考えていた時、ミニシモンズという存在を
ネット上で知りました。
半世紀も前に流体力学を駆使して作られたシモンズ。それを現代にリファインして生み出された
ミニシモンズ。極端に短く、ノーズもなく、テールぶつ切りの変態的フォルム(笑)
コンセプトからスタイルまで、一発でこれに惚れこみました。
ちょうどCHP SUNWAVEで、このミニシモンズがラインナップされたので、早速オーダーしました。
PEELというモデルです。久々のオンフィンです。
ところが、経験のないミニシモンズ。スペックもどのくらいがいいかわからないので、吉川プロと
同じスペックで作ったところ、難しすぎました。レギュラー側はともかく、バックサイド側が
初心者になってしまうくらい動けません。波のサイズも大きくなると吹っ飛ばされてしまいます。
原因は、5'0という極端な短さと、浮力を落としたことによるものだと推測しました。
そこで、試しに、DMSというオーストラリアのメーカーのミニシモンズ系ボードをオーダー。
長さを5'4と少し長くし、厚み、幅も十分だして、浮力を大幅に確保しました。通常のショートボードで
考えたら、ありえないくらいのオーバーフローとです。
これが大当たり!自分にとって最高のマジックボードになりました。
ずんぐりむっくりの形から想像もできないほど、良く動き、
海外でのでかい波でも吹っ飛ばされません。その後、この板のスペックが自分の基準になります。
海外トリップ用に絶対壊れないタフライト製の板もミニシモンズで用意しました。
長さが5'2と少し短いせいかわかりませんが、あまり調子良くはありません。
でも、超頑丈なので、トリップ用に持っていく保険ボードです。
でかい波用にも、こんな板を作りました。
CHP SUNWAVE モデルはオリジナルです。5'10の化け物ボードです。たぶん浮力40L超えてると
思います。 最近は、頭半くらいまでメインのボードで入ってしまうので、出番がほぼありません。
普段使うと、さすがに動きに重さを感じますが、たまにはその重さが心地よく感じることも。
次に作ったのはBORSTのミニシモンズ。
これもモデルはなく、オリジナルで削ってもらっています。DMSと同じスペックで作っていますが、
みての通り、ノーズがある程度細いので、自分が考えているほどの浮力を確保できませんでした。
結果、テイクオフ性能を犠牲にしていますが、その分旋回性はピカイチです。
最近では、大会用に使っています。
そして今メインで使っているボードです。
DMSのスペックをもとに、5'5と長さを少しだけだしました。CHP SUNWAVEのPEEL 2代目です。
現在の自分によっての理想形です。テイクオフ、旋回性、リカバリー性をバランスよく叶えた
板だと思います。ツインの気持ちよさを実現した最高の板ですね!
とうことで、ここまで、5回にわたって自分の乗ってきたサーフボードを紹介しました。
現在17枚目の板で、オーダーした板は13枚。後期のミニシモンズ時代に入ってからやっと、
求めるスペックと方向性が定まったと思います。
現在は、ミニシモンズ系の板 5枚以外はすべて処分しております。変態系ツインしか持っていません。
まぁ、この先このままいくのか、変化していくのかは、わかりませんが、現在の理想形のたどり着く
までの記録として書いてみました。
あまりに特殊な趣向ですが、少しでも板選びの参考になれば(笑)