いみじのあんちの徒然なるままに

BS11の「大正オトメ御伽話」です
夕月は生死の境を彷徨っていた。夢の中で珠彦と出会ってからの日々を思い返しており、気恥ずかしさから自身の想いを伝えられなかった事を後悔していた。
珠彦に逢いたい…逢って自分の気持ちを伝えたい…夕月はこのまま死ぬのは嫌だと駆け出す！




目覚めると目の前に珠彦がいた！
夕月は珠彦に不意打ちのキス！
「好き…大好きですううう！珠彦様が大好きなんです！」「ここ…家じゃないぞ」
そこは救護所。珠介と珠子、心配で様子を見に来た綾、小鳥ちゃんと策、そして多くの人がいて、ちょっと恥ずかしい！





夕月の無事に安堵したのも束の間、救護所に珠彦の父・珠義がやってきた！珠介に重傷を負った長男・珠樹を治療しろという。
「何故ここに珠彦がいるんだ？死人でいる様申しつけたはずだ」「珠彦は被災した夕月さんの為に、千葉から歩いて来たんです
自分を本当に大切にしてくれる人の為に。貴方の元を離れて、ようやく本当の自分になれたんです。珠彦は強くなりました」
珠介は、別の医者を紹介し追い払う。
「父さん…ご無事でよかった」
珠彦の言葉に父は何も言わず帰った…
しばらく東京で被災者支援を行い帰ってきた珠彦たち。裏山のお稲荷さんにお参りすると、夕月は珠彦に自分の想いを伝える
「せ、接吻ももっとしたかっったとか、お手をつなぎたいとか、女子の身でこんな事考えて、何とはしたないと…」「はしたない事なんてあるものか。夕月は清らかな処女だ。初恋という純潔の愛をもらえて僕は幸せだよ…すごいよな。人はどんな絶望に叩きつけられても、誰かが支えてくれたら
立ち上がる事ができるんだね。僕もいつか人の為に活きられる様な人間になりたい」
二人は幸せなキスをして…　おわり

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