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2017年01月20日
《療育センター変更の話8》どうしよう…。迷い。
ずっと悩んでいたけど、辞めようと決めたらスッキリ…。
するかと思いきや…。
また、悩み発生…。
今の療育センターを辞めたら…。
ケントはどうなるんだろう…。
やっぱりまだ、集団の中にポンッと入れられて、みんなと同じように…って。
ケントには難しいことも、あるのかもしれない…。
臨機応変に行動できない…
助けを求められない…
それを実感したら、『療育』自体を辞めることはとても不安に感じました。
A先生の前に担当だった、心理士の先生に、幼稚園に入園させようかな〜と思ったりするんですが…と相談したことがあったんです。
言葉の遅れは、子供の集団の中に入れば、よく伸びると聞いたので、年少さんの下のクラス(年少少さん?)に入園させてみようかと思って。
そしたら。
「今のケント君を集団の中に入れたら、ケント自身がしんどいかもしれないから、まだ様子を見た方がいいかな…と思うのですが…。」
と。
その時はそう言われたので、深く考えずに、
『先生がまだやめた方が…っていうなら、まだいっか。』
と思ったのですが。
しんどい
って、こういうことか…と、この時になって納得しました。
周りのみんなが、色々こなしていく中…。
どうすればいいのかわからない…。
誰にも聞けない…。
そんな状況で集団の中にいないといけない…のは、確かにしんどそうです。
かと言って…。
今の療育センターを辞めて、違う療育センターに…って、できるんだろうか…。
たまに、
「療育の空きがなくて順番待ち…。」
みたいな話も聞きます。
うちの自治体ではその辺はどうなのかわからなかったのですが、今、すでに療育に通えているのに、別の療育先を紹介してもらえるのか…。
それに…。
A先生に、
「辞めます。」
って話したら…。
何て言われるんだろうか…。
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posted by お母さん at 21:44| 療育センター変更の話
《療育センター変更の話7》辞めよう!
ケントに荷物を持たせて、靴を履かせて、A先生に挨拶してから療育センターを後にしましたが…。
悲しいやら、悔しいやら…。
何のために今まで療育に行かせてたんだろう…。
今までの時間は、何だったんだろう…。
車の中で、なるべく明るく、怒り口調にならないように、
「ケント〜。A先生が『帰る準備して〜!』っていつも言ってたでしょ?覚えてる?」
と聞いてみました。
ケント「うん。まずね〜、トイレにいって、ぼうしかぶって、カバンもつ!そして、くつ!」
私「あ、ちゃんと覚えてるんだね〜。すごいねぇ!」
………???
ケントは、指示はちゃんと聞いて覚えてる…。
じゃあ、何でしないんだろう…。
私「ケントさぁ、いつもトイレに行った後、帰る準備するの忘れちゃう?難しい?」
と聞いてみると。
ケント「ケントね、ぼうしない…。」
私「………へっ??」
ケント「せんせい、ぼうしかぶってっていうんだけど、ケントはないの…。」
私「………!!!」
…帽子!
ケントはいつも幼稚園に帽子を置いていっているみたいで、帽子がない…。
A先生が、
「帽子をかぶって、リュックを背負って、靴を履いて!」
と出した指示を、ちゃんと聞いていて…。
でも、自分は帽子がない…。
それで、どうしたらいいのかわからなくなって、いつもトイレから戻ってきたら固まってしまっていた…のかな…。
帽子がなかったら、なかったでいいのに…。
発達障害の子は、
応用が効かない…
助けを求めるのが苦手…
ってよく聞きますが、こういうことなんでしょうか…。
言われた指示を忠実にこなそうとして、でも、それができないときに、
「じゃあ、こうしよう。」
と自分で考える力がまだなくて、困っているけどそれを周りに伝えられない…。
それが、今のケントなのかな…。
そんな時に、先生が、
「どうしたの?帰る準備しないの?」
って聞いてくれていたら…。
ケントも、自分は帽子がないからどうすればいいのかわからない…と言えただろうに…。
「帽子がなかったら、いいんだよ。リュックを持って、靴履いてね。」
と一言教えて貰えれば、それがケントの経験になって、次からできるようになるかもしれないのに…。
そうやって、丁寧に関わってもらって、集団で生活できるように…という場じゃないんだろうか…。
ケントの困ったような…泣き出しそうな…とても不安そうな、あの顔が頭から離れなくて…。
私は、決めました。
もう、行かせたくない!
辞めよう!!
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posted by お母さん at 19:05| 療育センター変更の話
《療育センター変更の話6》ショック…。
他の子たちは、帰り支度をして部屋を出ていったのに、1人ポツンと部屋にいるケント…。
泣き出しそうな顔で、立っていて…。
私を見つけても、笑ってくれるでもなく、ただ困ったような顔…。
部屋にまだA先生もいましたが、ケントに背を向けて、何か書類に色々書いたりしていて…。
『何これ…?何してんの…?何の時間?ケントだけ…何で?何かあったのかな…?』
頭の中がプチパニック…。
恐る恐る、
「こんにちは〜…。」
と声を掛けると、びっくりして振り返るA先生。
A先生も、
「えっ!お母さん?何で??」
と。
療育センターの方には、私が迎えに行くことを連絡してなかったので、びっくりされたようでした。
私「お迎えにきました…。今日はちょっと用事があるので、幼稚園は早退するんです。」
A先生「あ〜そうなんですか!あ、もう活動は終わったんですけどね、ケント君いつもこんなですよ。」
私「…こんな??」
A先生「帰る準備してって私が言って、みんな準備するけど、ケント君はしないでウロウロしてて。で、みんながいなくなってから、『どうしよう…。』って感じですよ。」
私「あぁ…そうなんですか…。」
A先生「一斉指示が聞けないっていつも言ってるでしょ?こういうことですよ。こんなんじゃ、小学校行ってから苦労しますよ〜。」
私「幼稚園でのお話はちゃんと聞いてるみたいなんですが…。」
A先生「私は、みんながわかりやすいように、すっごく丁寧に指示出してるんですよ!?それなのにわからないって、先行き不安ですよ!」
私「はぁ…そうですか…。」
A先生「まず、トイレに行ってから、帽子を被って、リュックを背負って、靴を履いて…って、全部言ってるのに。」
私「はぁ…。」
A先生「トイレはみんなについて行くんですが、トイレから帰ってきたらもう、ボーッてしたり、1人でウロウロしたりしてますよ。」
……じゃあ、その時にまた指示してあげたらいいのに。
どうしたらいいのかわからなくて困っているケントを無視して、
『ほら〜、一斉指示が聞けない〜!』
って思ってるなんて、何でこんな人が療育センターで働いているんだろう…。
そういう時に、幼稚園みたいな集団だと見過ごされて、そのままにされてしまうから、丁寧に教えてもらえるように、少人数で先生がたくさんいる『療育』が必要なのに…。
今、『療育』で、ケントも色々学んでいっている時なのに…。
ただ、わからないケントを無視して、あんな顔でずっと立たせてるなんて…。
毎回ずっとこうだったのかと思うと、ケントがかわいそうで…。
そんな場所にいつも行かせていたのか…と、ショックでした。
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posted by お母さん at 17:48| 療育センター変更の話