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2018年08月24日

【オーディオ・アクセサリー・レビュー】電源ケーブル OYAIDE オヤイデ L/i15 EMX V2

記事一覧TOP > ハードリスト > 【オーディオ・アクセサリー・レビュー】電源ケーブル OYAIDE オヤイデ L/i15 EMX V2

久しぶりの更新になります。
10日に1回か2週間に1回のペースです。

管理人が転職したりして色々あって、なかなかアップできませんでした。
元ネタはしたためてあるのですが、ブログ記事形式にしたりする環境が以前より少なくなったため、ペースダウンしています。
もうしばらくはこういうペースになりそうです。


コピーライトマーク 2005-2018 Oyaide.com,inc. All rights Reserved.




製品概要


■オーディオグレードのメガネ型プラグ電源ケーブル
TV、TVデバイス(Apple TVなど)、ゲーム(PS4など)、Blu-ray機器、ミニコンポ、などに採用されることも多いメガネ型電源ケーブルを、手軽にグレードアップ。より良い音で楽しめます。

■オヤイデ電気開発の”102 SSC”導体
上位機種のTUNAMI V2シリーズやBLACAKMAMBA V2シリーズと同じ、精密導体”102 SSC”を使用しています。実質サイズは1.5sqとコンパクトですが、上位機種にも引けを取らないスペックです。

■スターカッド構造
ケーブルの構造はL/iシリーズ同様、4芯スターカッド構造。自己ノイズキャンセル効果があり、磁界ノイズに強いことが特徴です。

■使いやすさと高品質を両立したプラグ部
電極部は研磨後に、シルバー(2μ)+ ロジウム(0.3μ)メッキの2層メッキ仕上げ。Pb Free PVCモールドの電極部はコンパクトなAV機器にも使いやすいサイズにまとめられています。

■ケーブルは柔らかく、取り回しが良好
絶縁材が柔らかいシリコン製、シースも柔らかいテトロン繊維、外装には高性能フィラメントをプラス。柔軟性も確保しつつ、低誘電率を確保しています。


種別


メガネ型プラグ電源ケーブル


製品詳細



発売日


2017年

サイズ


ケーブル外径:7.5mm

販売


2018年8月現在、現行品です。

メーカー希望小売価格


希望小売価格:
1.3m:9,280円/本/税込
1.8m:10,324円/本/税込
3.0m:12,916円/本/税込

仕様


詳しい内容は、オヤイデのWebサイトを参照下さい。
External_Link_15px.png オヤイデ





クオリティ・レビュー総評



本電源ケーブルは、数少ないメガネ型の電源ケーブルです。
家電に分類されるオーディオ機器ではかなり採用されていますが、交換式のメガネケーブルはほとんど発売されていません。
これは電源ケーブルを製造販売しているメーカーがこの領域を気にしていないのか、売れないのか、儲からないからなのか、ほぼ全滅状態で、選択肢はほとんどありません。

管理人は、この手のメガネ電源ケーブルを使うようになったのは、ブルーレイ・レコーダーの最上位を購入した時に、初めて購入しました。
それ以前は、レーザーディスクプレイヤーやD-VHSなども所有していたので、ずっと電源ケーブルを交換したかったのですが、実現しませんでした。
正確には、某Aテクニカ社の交換ケーブルを電気店でおまけでもらっていたのですが、付属品と違いが全くわかりませんでした。
その関係で、この手のケーブルはやはり安いものがメインでクオリティもその程度なのだと思っていました。

その結果、このケーブルの前モデルでL/i15 EMXを購入したのが最初です。
この前モデルはどこまで表現して良いかわからないのですが、購入して良かったと思っています。
あまり大げさに書くと誤解されるかもしれませんので、控えめに書きますが、音は良くなりました。
その時のブルーレイレコーダーは、PanasonicのDMR-BW970です。
その後、ハイエンドのDMR-BZT9600にしましたが、それは3Pプラグなので、オーディオグレードの電源ケーブルにしています。
Panasonicは、ブルーレイ機器に関しては、とにかく映像が綺麗で、再生時にはHDDを停止するくらい凝っているのが好きです。
ただし、音は2018年の最新機種でさえ、良くありません。
4K Ultra-HD対応のDMR-UBZ1でさえ、高音質とはいえ、オーディオグレードにようやく到達している程度です。
そのため、音を何とか向上させようと購入したのが、前モデルのメガネ電源ケーブルです。
細くて情報量の少ない音から、かなり向上しました。
まず取り替えてわかるのは、ボリュームが上がります。
これは音の情報量がかなり増えるためです。
低音域の量感が増えることが要因かと思います。
また音に芯が出て中域が前に出てきます。

そのようなわけで、ブルーレイレコーダーには効果があることがわかりました。
ただし、ブルーレイレコーダーのグレードがちょっと上がる程度の向上であり、音が激変するわけではありませんので、ご注意ください。
こういうちょっとした改善ではありますが、それまでのまったりとした抑揚に欠ける音からメリハリの効いたちょっとドンシャリ気味ですが、分厚い音になり、パワー感が増す音に変化しますので、無駄にはならないと思います。

その後、CATVチューナーとかブルーレイプレイヤーなどを購入したため、このシリーズでいくことになった次第です。

問題は、1点だけです。
ケーブルの世界は、5年から10年の間に、線材が変わってしまうことです。
これがとにかく困ります。
特に良かった線材から新しい線材への変更は、音が大きく変わることが多いのです。
これが好みなのか、嫌いな音なのか、とても重要です。
また、その音を確認できるところが普通はありません。
ヘッドホンなどは、視聴出来る量販店もふえてきましたが、ことケーブルになるとほぼありません。
少なくともケーブル視聴比較が普通に出来るお店は皆無です。
仲良くなったオーディオ店とかにお願いすれば、取り寄せてもらうことも可能なケースもありますし、メーカーにお願いして自宅視聴が可能なケースもあります。
ただ、それは確実に何かを買う前提でしょうし、そうでない場合で借りるのは、躊躇してしまいます。
そもそも問い合わせをするだけでもかなりの精神的負担と、時間の余裕が必要です。
少なくとも管理人はそうです。

ということで、今回のケーブルは、PCOCC-Aから102 SSCに変わっています。
PCOCC-AはRCAラインケーブルなどでその音の良さを知っていたので、突き詰めれば良い音のする線材なのだとわかっていました。
ところが、今回は、オヤイデ電気オリジナルの線材です。
元々、線材屋さんなので、多分大丈夫だとは思っていましたが、初物はどうなるかわかりません。
まあ、後継品が前モデルよりもそんなに劣るとは思えませんでしたので、必要に迫られて購入しました。

前置きが長くなりましたが、付属品から変えてみた結果、そして前モデルに比べて、どうだったかといいますと、悪くありませんでした。

なお、付属品に比べ、前モデル同様、音は変わります。
確実に変わります。

付属のものとの比較は下記のほうでレビューします。
これは好みの世界のお話なので、いやいや、PCOCC-Aのほうが音が良い、メガネ電源ケーブルは音が良いはずがないという人もいると思います。
そこは好みのお話なので、ご容赦ください。
管理人が感じたことのお話です。


付属のメガネ型電源ケーブルとの違い


オーディオアクセサリー関連記事を見ている方で、きっと気になっているのは、どれほど音が変わるの?ということではないでしょうか?
また、それは購入するほど?という点かと思います。

管理人が言えることは、しょぼいメガネ型インレットが付いている家電系のオーディオ機器で、少しでも音を向上させたいと考えている方には、お薦めです。
TVの音がミニコンポのレベルまでは変わるイメージです。
やっと音が楽しめるレベルに引き上がります。
まあ、それだけ、元の音が良くないということがあります。


前モデルとの違い


なかなか難しいところです。
前モデルと取っ替え引っ換え比較していないのですが、違う機器で繋いだ時の大枠の印象です。
まず、オヤイデ電気のケーブルは会社の好みというか傾向として、低域が厚くなります。
これは昔からそうですね。
大抵のしょぼい機器は低域が不足しているので、これだけでも大きく改善する点かと思います。
オーディオグレードの機器であれば、余計な低域が出るようになったと思うケースも往々にしてありますが、このメガネ型電源ケーブルが付く機器に関しては、この低域が出るのは大抵の人は歓迎すると思います。
また、膨らむ低域ではなく、芯を伴いパンチが効いているので、厚ぼったくならないのが良いです。

そして今回のケーブルは、やはり高域と中域に違いがあると思います。
高域が映画の世界で言いますと、SDオーディオ(非可逆圧縮)から、HDオーディオ(可逆圧縮)風になった感じです。
情報量はHDオーディオの世界ほど大幅に増える印象はありませんが、1音1音に厚みが増します。
キラキラしているのですが、キン付くような高域ではなく、キレイな高域です。
ちなみに汚い高域というのは、駅のホームとかで工事をしていると流れている音声をイメージすると良いかと思います。

前モデルも良い高域でしたが、比べると前モデルがまろやかなアナログ風の高域に感じます。
ただし、どちらもそんなに高域が伸びる印象はありません。
そこはオーディオグレードを求めるのは、難しいところだと思います。
中域に関しては、前モデルがマイルドながら前に出てくる印象で音楽もののソースが楽しくなる印象です。
本モデルは、薄めの中域に感じますが、情報量が映画のHDオーディオ風に増えますので、繊細な印象です。

トータルでみると、前モデルが付属ケーブルより情報量がかなり増え、マイルドで低域が厚い芯のある音に感じます。
本モデルは情報量がさらに増えてニュアンスも感じられるレベルまで引き上げられます。
そして、マイルドさよりも、繊細なキラキラ感を伴い、低域は分厚く感じます。
ただし、総じてどちらのモデルもそうですが、付属ケーブルよりは格段に向上しますが、使う機器がちゃんとしていればいるほど、クオリティの向上は少なくなります。
使う機器の音が元々良いためです。

なお、CATVのチューナーに使うと、明らかに音のレベルがアップします。
音楽チャンネルの番組の音が立体感を伴い、厚くドッシリします。
映画チャンネルのAAC5.1chの音は、レンジ感が広がり、瞬発力が出てきます。
ブルーレイレコーダーにも効果はあります。
前作同様、ボリューム自体が数メモリ分上がります。


向いている機器


メガネ型プラグの電源ケーブル全般とほぼ言えると思います。
やはり変化が大きいのは、
・ブルーレイ・レコーダー
・DVDレコーダー
・CATV/スカパー・チューナー
・レーザーディスクプレイヤー
このあたりかと思います。
ブルーレイ・プレイヤーやCDプレイヤーの廉価版はよくわかりませんが、高級機は2Pメガネ型ではないことがほとんどですので、本ケーブルは該当しません。


画質について


CDプレイヤーを除いて、ほとんどが映像も再生する機器が多いため、念のため映像のレビューも入れておきます。
まず一見してわかることが、音声と同様にあります。
それは、映像の輝度です。
正確には輝度だけではありませんが、輝度とダイナミックレンジのような奥行きが明らかに変わります。
輝度だけではないと書いたのは、ただ明るくなるという意味ではありません。
明暗差がより深く、ハイライトと暗部が良く伸びています。
映像全体が明るくなったのですが、ハイライトが飛ぶというより、高域の階調も残しながら明るくなっているので、ガンマや輝度が高域寄りになったというわけではないわけです。
また暗部も伸びます。
暗部階調が残っていますし、暗部の色が薄くなるわけではなく、むしろ、少し色が描き分けられています。
映像に関しては、こういう伸びが特筆すべき点かと思います。
TVなどの映像調整では、こういう表現にはできないです。
TVの輝度を上げても下げても、同じような映像にはならないです。

そういう意味では、色乗りや色数は増えます。
恐らく、これは接続した機器の本来の色が表現できているというのが正しく、追加されたものではないということです。

上記2点以外で、その他の映像面での変化はあまり感じません。
付属のケーブルと本ケーブルを比べれば、まあ大抵の人で違いが判ると思います。
比べないと、違いが難しいかもしれませんが、少なくとも悪くなることはないと個人的には感じています。


【使いこなし】


特に特筆すべき点はありませんが、ケーブルの外形は付属のケーブルよりは太いものの、大抵の3Pの交換ケーブルよりは細いため、取り回しは意識する必要はないと思います。
管理人の所有する大抵のケーブルの中でも一番細い部類です。

またケーブルそのものはつやつやした素材を編み込んだ感じで、メッシュ風の手触りです。
曲げ方向に対しては、全く硬さは感じません。
むしろグニャグニャ曲がるといえます。
癖が付かない曲がり方ですので、取り回しは良いです。

使いこなしではありませんが、もう少しプラグなどに高級感があると、満足度が上がると思います。
ただ、その見た目よりは、クオリティはアップしますので、ちょっとマニア向けの製品かもしれません。
この高級感があまりない(安っぽさ)ことで購入を躊躇する人もいるのではないかと思います。
なお、ケーブルそのものは、高級RCAケーブル風のちゃんとした作りで、そこには問題は感じないと思います。
プラグだけちょっと残念という感じです。


クオリティ・レビュー詳細2

 

【管理人独断レビュー】
 ※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)


音声評点



・ダイナミックレンジ感
   広い   ○●●●○○ 狭い
・ボーカル解像感・精細感
   精細   ○○●●○○ 柔らかい
・楽器解像感・精細感
   精細   ○○●●○○ 柔らかい
・バランス
   低域   ○○●●○○ 高域
・楽器再現度
   正確   ○○●●○○ 甘め
・分離感
   少ない  ○○●●●○ 多い
・コストパフォーマンス
   高い   ●●●○○○ 低い
・満足度
   高い   ○●●○○○ 低い




※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標





商品紹介


オヤイデ 2P-メガネ型プラグ用電源ケーブル (1.3m)OYAIDE L/i15 EMX V2 1.3
by カエレバ

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2018年08月08日

【オーディオ・アクセサリー・レビュー】インシュレーター TAOC PTS-A

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製品概要




種別


スパイク用インシュレーター



製品詳細



発売日


2007年(たぶん)

サイズ


φ50×H・12mm
 重量:155g/1個

販売


2018年8月現在、現行品です。

メーカー希望小売価格


価格:
希望小売価格:15,120円(税込み)【4個1組】




仕様


詳しい内容は、TAOCのWebサイトを参照下さい。
External_Link_15px.png TAOC





クオリティ・レビュー総評



本インシュレーターは、スパイク受けのインシュレーター/プレートです。
スパイクはありませんのでご注意ください。

管理人は、元々TAOCはスピーカースタンドを愛用していました。
とにかく重くて硬くて取り扱いには苦労するのですが、音は締り、ぐっと重心が低くなるので好んで使っていました。
JBL S4700を購入したタイミングで、付属のスパイク受けはどうも薄くて小さい(半径)ので、ちょっとTAOCを使ってみようかと思って購入した次第です。
ちなみにJBL S4700にはスパイクも付属していますが、それはそのまま取り換えてはいません。

前置きが長くなりましたが、付属品から変えてみた結果はどうだったかといいますと、好みではありませんでした。
残念。

なお、音は変わります。
確実に変わります。
それが好みではないという話です。

付属のスパイク受けプレートのほうが好みでした。
ただし、スピーカーが重くて、手伝いが必要なので、まだTAOCを使っています。
家族の手伝いは力仕事なので、引き受けてもらえない状況です。

付属のものとの比較は下記のほうでレビューします。
これは好みの世界のお話なので、いやいや、TAOCのほうが音が良い、という人もいると思います。
そこは好みのお話なので、ご容赦ください。
管理人が感じたことのお話です。




付属のスパイク受けインシュレーター/プレートとの違い


この記事を見ている方は、きっと気になっているのは、そもそもスパイクとスパイク受けで音が変わるの?という方も多いのではないでしょうか?
また、それはどのくらい違う?という点かと思います。

まずスパイクとスパイク受けそのものについてですが、これはどう考えても、音は変わります。
スピーカーの音は、スピーカーの足元に置いたもので大きく変わります。
畳、フローリング、TV台など、まず置く場所とその素材・強度・置き方によってもかなり変わります。
基本的には硬くて重い材質のものほど、音は良くなります。
その置き場所の上に置くものとして、スパイク関連がありますが、これも置き場所と同じ理屈です。
材質などによって、かなり変わります。
大きくは、木材か金属かに分かれますが、スパイクと受けは基本的に金属しかないと思います。
インシュレーター単品であれば、木材と金属の両方が同じくらいあると思います。
とにかく音は変わります。
それが好みかどうか、そこが問題なのです。

ちなみに、管理人が学生のころ、初めてオーディオセットを買った70年代に、10円玉がスピーカー受けに最適と何かの雑誌を見て試してみました。
管理人としては、この10円玉は全くお勧めしません。
全く違いを感じないだけでなく、(もし違いがあったとしても)、絶対に音が改善したりはしませんでした。
むしろ、スピーカーが不安定になって、振動で位置がずれたりしました。
これは、置いている台が木製で、多少の歪みがあり、きちんと水平を保っていないことも関係しています。
ということで、10円玉を置くくらいなら、何も置かないほうが良いケースが多いと思います。
何事も、好みの問題ですので、試してみるのが一番だと思います。

それから、付属のスパイク受けインシュレーター/プレートとの比較です。
付属のスパイク受けは、ある意味でJBL純正で、音決めにも使われただけあって、バランスが良いことがわかります。
(これは取り換えたからわかったことで、取り換えないと取り替えたい衝動に駆られるものです)
まず、特徴として、解像感がかなり良いです。
音の輪郭がしっかりしていて、くっきりと描きます。
低域は少々厚みがあって左右の広がりは広めです。
JBLのスピーカー特性同様、音が前に出てくる印象です。
総じてエッジの立った音、という感じです。

一方、本TAOCのスパイク受けインシュレーター/プレートは、取り換えてすぐにわかりました。
音がすっきりします。
人によっては、低音が締まったと感じると思いますし、実際、そうなのだと思います。
管理人としては、低域が減ったと感じました。
それと、一番がっかりしたのは、解像感が甘くなったことです。
音場は広めで、奥行きや音の厚みが増しているのですが、解像感の甘さで、もや付く感じです。
音像が前に飛び出してくる印象から、奥行き方向に若干変化した感じです。
また音域が中低域に少し下がった感じです。
その一方、低域がすっきりしています。
高域は、解像感の関係で、少し減っていると思います。

解像感の甘さによって感じたのは、中域のパンチが甘くなったことです。
これは、楽器で言いますと、バスドラムのキック音やタム、ベースの高域成分のはじける感じに影響します。
ここが少し減少します。
管理人は、この音を逆に強調したいので、全く好みと逆になってしまいました。

音場や奥行きを好む方や、高域がシャリ付くのが嫌いな方、低域が膨らんでいると感じている方には、ぴたりとはまるのかもしれません。




クオリティ・レビュー詳細1

 

※主に女性Jazzボーカル、ヘビーメタルのCDを視聴したレビューになります。


ダイナミックレンジ


レンジ感は少々狭くなります。
これは不要な音を引き締めたような感じです。
整音されたような感じです。


ボーカル情報量・解像感


ボーカルの口はほぼ変わりませんが、音の情報量が多少マスクされる印象です。
これは音場が前に飛んでくる音から、奥行き方向に展開する関係かと思います。
ただし、JBLのスピーカーの音自体が、かなり前に飛んでくるので、このTAOCによって、飛んでこなくなるわけではありません。
そういう意味で、写実的な付属インシュレーターから、アンビエントな雰囲気に変化したような印象で、ボーカルの印象がぐっと変わります。
ここはモニター調の付属品か、音場感の強い本TAOCか、好みのはっきり分かれるポイントだと思います。


演奏情報量・解像感


ボーカル同様、マイクが遠くなったように感じて、空気感を伴います。
濁りは感じませんが、音像が甘くなるので、管理人は曇った印象です。
クッキリシャッキリが好きな人には、厳しい音かと思います。


バランス(帯域と楽器再現度)


音域バランスは、付属品はバランスよく、偏りは感じません。
一方、本TAOCは、中低域にバランスが下がります。
その関係で高域は甘くなります。
人によっては、サ行が気になっていた場合は、特効薬のように感じるかもしれません。
また低域がすっきりするので、部屋の関係で低域が出過ぎている人にとっては、すっきりしてよいかと思います。
管理人のように、これと言って、問題を感じていない状態で、付属品から取り換えると、きっと好みの音にはならないのではないかと思います。


分離感


広めの音場を形成し、音に厚みが出る分、少々甘めです。
これは音域バランスの関係でもあるかと思います。




【使いこなし】


 本TAOCは、JBL S4700と4429に使ってみましたが、JBLの音を少しマスクしてしまう印象でした。
これは管理人が音像派で、くっきりしたドラムとベース、そして繊細なボーカルを好む関係です。
恐らく、音場派の方には向いているインシュレーターだと思います。

インシュレーターは、使うスピーカーや足場の関係などでかなり影響を受けます。
また好みの問題もあります。

それから、この手のハイブリッド金属を使っているインシュレーターに、木製のインシュレーターやオーディオボードを置いてしまうと、相殺する方向になるので、注意が必要です。
あえてそういう方向で音の調整をするオーディオに詳しい方なら何も問題ありませんが、手探りで調整をするような場合は、基本的には系統をそろえたほうが良いと思います。
TAOCに石英やクリスタルのスパイク受け等を使っても、かなり厳しそうな結果が待っている気がしますし、木製のものでもさらに音があいまいになりそうな気がします。

ちなみに、管理人は、このTAOCの下には特注の分厚い黒御影石を敷いていますが、それでも音のエッジが物足りなく感じます。
付属のインシュレーターのほうが、バランスが自然で、音像がくっきりしています。
このインシュレーターとの組み合わせで追い込めるのは、音像派の方ではなく、音場派の方だと思います。
音像派の方には、本TAOCはあまりお勧めできません。
特にJBLのモニターシリーズを好む方であれば、本TAOCはちょっと合わない気がします。





クオリティ・レビュー詳細2

 

【管理人独断レビュー】
 ※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)


音声評点



・ダイナミックレンジ感
   広い   ○○●●●○ 狭い
・ボーカル解像感・精細感
   精細   ○○○●●● 柔らかい
・楽器解像感・精細感
   精細   ○○○●●● 柔らかい
・バランス
   低域   ●●●○○○ 高域
・楽器再現度
   正確   ○○●●●○ 甘め
・分離感
   少ない  〇○●●○○ 多い
・コストパフォーマンス
   高い   ○○○●●○ 低い
・満足度
   高い   ○○○○●● 低い




※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標





商品紹介


Aisin Takaoka アイシン高丘 【TAOC】 TITEシリーズ インシュレーター(スーパーインシュレーター/スパイク用プレート)[4個1組] PTS-A
by カエレバ

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オーディオとシアターの管理人
オーディオとホームシアターが三度の飯より好きなアラフィフ管理人です。どちらかと言えばホームシアターのほうがオーディオより好きです。映画ソフトはかなりたくさん観てきましたので、機器だけではなくソフトのクオリティ・レビューも気ままにしていきたいと考えてます。機材検討やソフト購入検討のお役に立てれば幸いです。
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