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2017年11月28日

【オーディオ・アクセサリー・レビュー】HDMIケーブル サエク / SAEC SH-820(4K対応)

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SAEC SH-820.JPG
【ハードレビュー】HDMIケーブル 
 サエク / SAEC
 SAEC SH-820
(4K対応)


posted with カエレバ
コピーライトマーク2002-2009 SAEC CO.,LTD ALL Rights Reseved.


製品概要




種別


HDMIケーブル(HIGH SPEED with ETHERNET対応)


特徴



4K対応:(3,840×2,160)の高解像度を再現します。

HEC対応:音声、映像信号に加え100Mb/Sのデータ伝送が可能です。

ARC対応:オーディオリターンチャンネルに対応しテレビの音声をAVアンプ等へ送れます。

3D対応:Dデータを伝送可能です。

減衰対策:5m以上は電子回路を使用しています。



メーカーによる音質評価



S/Nが良く、音の輪郭をはっきり再現出来るので、音楽のジャンルを選ばず、お使いいただけます。
勿論、映像に於いても発色の良さや解像力の高さをお楽しみいただけます。
まさにコストを抑えた絶妙なバランス感覚のHDMIケーブルです。





製品詳細



発売日


2011年4月29日

販売


2017年現在、在庫のみ

ケーブル導体


銀コート高純度無酸素銅

導体断面積


多数の導体を使用するためデータなし

構造


ツイストペアシールド+アルミ箔、錫メッキ銅線編組2重シールド

外皮


PVC

ケーブル外径


φ8.5mm
(RCAケーブル「SL-1980」より少し太い程度)
(一般的に太めに感じるRCAケーブルを一回り太くした印象)

方向性


あり

ケーブルの長さ


0.7m/1.0m/1.3m(完了品)/2.0m/3.0m(完了品)/5.0m/7.0m(完了品)/9.0m/10.0m(完了品)/12.0m(完了品)/15.0m(完了品)

メーカー希望小売価格


0.7m:本体価格\14,500 (税別)
1.0m:本体価格\15,000 (税別)
1.3m:本体価格\15,500 (税別) 完了品
2.0m:本体価格\17,000 (税別)
3.0m:本体価格\18,000 (税別) 完了品
5.0m:本体価格\20,000 (税別)
7.0m:本体価格\22,000 (税別) 完了品
9.0m:本体価格\24,000 (税別)
10.0m:本体価格\25,000 (税別) 完了品
12.0m:本体価格\27,000 (税別) 完了品
15.0m:本体価格\30,000 (税別) 完了品





クオリティ・レビュー総評



線材は前モデルのSH-810のスズコートからバージョンアップしています。
伝送特性に優れた銀コート高純度無酸素銅(OFC)を採用。
SAECは高純度無酸素銅(OFC)のケーブル作りは得意な分野であるため、そのノウハウが生かされています。
銀コートをすることで、ノイズ等の低減に役立っていると思われます。
あまり気になる映像ノイズは感じません。
音声面に有利に働くのか、音声ではRCAケーブル風のオーディオグレードです。
そういう意味でこのケーブルは音声が良いケーブルになると思います。

また、ツイストペア構造の見直し等で伝送特性と音質、画質を高い水準でバランスよくまとめたHDMIケーブルとメーカー評価があります。
一般的にツイストペアは、ねじり方にもよりますが、ねじる方が何もしないストレートより画質や音質が良くなると言われています。
管理人はケーブルを自作したことはありませんが、スピーカーケーブルなどは、端子に繋ぐ直前の部分を何度かねじるようにしています。
(被膜がむき出しになっている部分が接触しないように注意してください。)

これだけで少しですが、ねじらないより音が前に出てくる印象があります。
ブラインドで違いを当てられるか、というと自信がありませんが、少なくとも悪くなった印象はないので、細かい調整ですが、ねじるようにしています。


プラグは、Type-Aの通常フルHDMIの端子です。
ピン端子部分は、真鍮削り出しで、普通の金メッキ加工です。
プラグの握り部分は、材料は不明ですが固いゴムのような少し重量のあるもので、高級感はありません。
しかし、パリパリのプラスチックの握りですと振動などの影響を受けそうなので、こっちのほうが安心感があります。

一般的にHDMIのピン端子はD端子に比べて深さ(奥行)が若干長いので、D端子ほど不安定ではありませんが、それでもケーブルのプラグとしては浅めです。
それゆえ、ケーブルの自重でプラグに負荷がかかり、外れそうな感じで改良を望みたいところです。
廉価なHDMIケーブルでもプラグが抜けそうな感じで心もとないです。
これはSAEC社の問題ではなく、HDMIの規格の問題ですね。


PVCのケーブル部分は、それなりに固めです。
感覚的には太めの電源ケーブルの硬さです。
よく硬いケーブルは、ビニール袋できっちりと封をして、お湯に漬けて柔らかくして巻き癖を取ったほうが良いと言います。
管理人は精神衛生上、温めたりすることに抵抗があり、とりあえずケーブルを機器に接続して自然に伸びるのを待ちます。
まあ、この場合、巻き癖によるねじれが生じていますので、伸びてもねじれは残ると思います。
その時に、機材から外してねじれをなくすような作業は、管理人は苦手です。
せっかく苦労して接続したものを外すと何か特定できないような問題が起きそうな気がしてしまいます。
実際は、ねじれ解消のほうが、クオリティには良いのだと思いますが・・・。

さて、本ケーブルは取り回しは良い方ではありませんが、クオリティを求めるとこういう硬さになるのはオーディオの常ですね。
逆にケーブルが柔らかいとクオリティが気になります。
外皮部分は、オフホワイトにかなり薄い紫を足したような色です。
言われないと紫色に気が付かないかもしれないレベルです。

それと他のオーディオグレードのケーブルと比べて、SAECの製品はコストパフォーマンスが良いです。
管理人は、TVとプロジェクタを隠ぺい配線で機材と繋いでいる関係もあり、それぞれ約5mと10mの長さが必要です。
まず長さにラインナップがあるケーブルが少ないです。
HDMIは伝送距離にほぼ比例して、減衰する特性がありますので、クオリティを保証出来ない長さはメーカーとして出したくないのかもしれません。
または需要が少ないのか・・・。
最上位クラスのケーブルは、視聴しないで買うほど管理人には余裕がありませんので、このミドルクラスの製品価格帯(1.5万円〜5万円)から選ぶ必要があり、外れがないので助かります。
本HDMIケーブルより数万円高い他社のケーブル(HDMI規格のバージョンが古いもの)を所有していますが、ピン端子がちょっと弱く、最初からSAEC社にすればよかったと思っています。
クオリティの差もほぼ感じません。

尚、HDMIの上記のような長さに弱い部分を補うため、電子回路を途中に組み込みます。
または線材を変えて、光ケーブルにするメーカーもあります。
どちらもまだ最高品位のレベルには達していないようですが、気になるレベルかはケーブルが視聴できない製品であるうちは、比較するのが難しいですね。
視聴できる方は恵まれていますね。
参考までに、本SAEC社のHDMIケーブルの電子回路による弊害は、管理人としては感じたことはありません。
電子回路なしの同じSH-820の短いケーブルも所有していますが、違いは感じられません。

それから、電子回路を組み込んだケーブルは、確実に接続するケーブルの方向性が出来ますので、ご注意下さい。
管理人は当初、この方向性を気にせず、機器を接続したところ、全く映像も音声も繋がりませんでした。
断線しているのかと思いました。
ケーブルに小さく方向性(矢印)が記載されていますので、信号が出る機材に繋ぐプラグと、信号を受ける機材に繋ぐプラグを判断してください。
ケーブルの入っている箱には、あまり大きくはこの点を記載していないので、見落としていました・・・。


このケーブルを検討する方で一番気にする個所としては、HDMI規格のどのレベルなのか?という点かと思います。
このケーブルは、3D対応をしていることから、HDMI規格のVer.1.4かと思います。
メーカー記載はありませんので、予想ですが間違いないと思います。
Ver.1.4は、2017年現在、最新の規格ではありません。
注意が必要です。
Ver.1.4は、4Kの10.2Gbps伝送、4096×2160の24P、Deep Colorには対応しています。
一方、4Kの18Gbps伝送、4096×2160の60P、HDR、アスペクト比21:9には対応していません。
ちなみにアスペクト比21:9は、映画のシネマスコープよりちょっと横幅が足りない程度の横長の画面になります。


映像・音声レビュー



SAEC社特有の製品や種類によるばらつきがない作りは、このHDMIケーブルでも同様です。
管理人がSAEC社製品を好む理由はここにあります。
視聴が出来ず良く分からない、知らないケーブルを選ぶ際に、SAEC社を選べば大体想像通りの音がします。
どれか1つSAEC社の製品の音を頭に入れておく必要がありますが・・・。

そのようなわけで、本HDMIケーブルはSAEC社のRCAケーブルのラインナップと音の傾向が似ています。
メーカーの音色作りが一貫しているのですね。

SAEC製品の特徴で、中低域の量感がアップします。
音に立体感が出てコントラストが上がります。
輪郭がクッキリしてきます。
音楽ソースなどをTV等で聴くには、引き締まった音が楽しい明るめの音になります。
ただし、SAEC社のRCAケーブルと機器付属の赤白ケーブルほど差は大きくはありません。
ここは、難しいレベルで悩みどころです。
本ケーブルを買えば、確実にクオリティはアップするか?というと、アップ感を感じない人も出てくるような廉価品との違いのような気もします。
HDMIケーブルの音質はまだ一般的に、完成されたレベルには到達していないのだと思います。

映像面では、SAEC社のケーブルは初めてだったので、ちょっと心配していました。
実際には、特に癖がなく、発色が鮮やかな方向へ向きます。
これは同じ本ケーブルの電子回路付と、ない場合でも違いはありません。
また他社のHDMIケーブル(Panasonicのハイグレードタイプ、エレコムのVer1.4ケーブル)とも比較しています。
発色はやや鮮やな方向に向いています。
色数はHDMIの関係というより、信号の送り出しの問題(ディープカラーや2k、4Kなど)に依存するので、このケーブルで色域が拡大するわけではありません。
ベタ塗りにもならず、特に癖はありません。
逆にこのケーブルでない他社HDMIケーブルの映像は、人物の顔色が暗く薄く感じます。
再生機器でこのあたりを補う必要がありますが、本HDMIケーブルは補正はあまり必要ないレベルです。
※調味料と同じで再生機器の補正は、味付けとして行いますが・・・。



ケーブル使用箇所



2017年現在、管理人はネイティブ4Kではない機材の接続に使用しています。

■Blu-rayレコーダー(Panasonic DMR-BW970)とTV(4K対応Panasonic TH-55AX900)
■Blu-rayレコーダー(Panasonic DMR-BW970)とプロジェクター(4K対応SONY VPL-VW515):10mケーブルで映像のみ



クオリティ・レビュー詳細



音声面では、他社のHDMIケーブル(Panasonicのハイグレードタイプ、エレコムのVer1.4ケーブル)に比べ、TVの音が明るく楽しい弾む音に変化します。
オーディオレベルかと言われると、アンプには繋いでいないので、良く分かりません。
解像感が間違いなく向上し、低域が深くなり弾むような音になるのでSAEC社らしいとすぐに分かります。
ここはあまり大きな変化ではないため、SAEC社ひいきの管理人の主観的傾向として捉えて下さい。
一つ他社との違いで大きいのは、歪が少ないので、TVのボリュームを上げても高域がピーキーにならずに聴きやすいという点です。
これははっきりしています。

映像面では、他社のHDMIケーブル(Panasonicのハイグレードタイプ、エレコムのVer1.4ケーブル)に比べ、明るさが若干増し、発色が良くなります。
人物の顔色が悪いか良いかくらいの違いですが、意外と大きなポイントです。
他社HDMIケーブルですと、TVの色補正は必須ですが、このケーブルは好みの問題のレベルになります。
S/Nも良く、他社との違いを感じます。
TV内蔵のチューナーで見る地デジと、本ケーブルで接続したBlu-rayレコーダーで見る地デジで一番違うのは階調性です。
影部分の擬似色やノイズ感が明らかに本ケーブルのほうが自然です。
ただし、Blu-rayレコーダーのチューナーや映像回路が優秀なだけ、という話かもしれません。
※Blu-rayレコーダーのノイズリダクション等はほぼオフにしています。

4Kプロジェクターに関しては、HDMI規格Ver.2,0、18Gbps伝送対応のHDMIケーブルとの比較ですが、ノイズ感は本ケーブルのほうが明らかにあります。
規格の問題で色域も狭く感じます。
そういうわけで、Ver.1.4の本ケーブルとVer.2.0のケーブルを比較しても規格が違うので、絶対に差が出ますし、それがケーブルのクオリティのせいなのかは土俵が違いわかりません。
送り出し機器も、Blu-ray規格のレコーダーと、4Kアップスケーリング対応のOPPO社Blu-rayプレイヤーということで、4K規格との差が出ます。
それがケーブルの性能なのか、規格の違いなのかは、判断不能です。



クオリティ・レビュー詳細2



【管理人独断レビュー】
 ※スマホで見る場合は、画面を横にしてください。(行ずれしてしまいます)


映像評点



・解像感
   シャープ ○●●○○○ マイルド
・ノイズ感
   強い   ○○○●●○ 弱い
・階調
   多い   ●●●○○○ 少ない
・カラー
   鮮やか  ○●●○○○ クール
・コストパフォーマンス
   高い   ○○●●○○ 低い





音声評点



・音場感
   狭い   ○○○●●○ 広い
・音像感
   迫力   ○○●●○○ 繊細
・温度感
   クール  ○○●●○○ ウォーム
・スピード感
   ファースト○○○●●○ スロー
・音色
   明るい  ○●●○○○ 暗い
・解像感
   シャープ ○●●○○○ マイルド
・コストパフォーマンス
   高い   ○○●●○○ 低い







※表の見方
○:非該当
●:該当
まるの数:3つが最大、2つが標準、1つはなし
まるの数は点数ではなく、どちらに寄っているかという指標


向いている接続


【TVと2KのBlu-ray機器に使うと暗部ノイズは確実に減少します】


・2KTV/2K対応AVアンプ/2Kプロジェクターと2KBlu-ray機器間の接続
・4KTV/4K対応AVアンプ/4Kプロジェクターと2KBlu-ray機器間の接続
・機器付属のHDMIケーブルの入れ替え
・影部分の階調性に優れているため、映画視聴主体の方
・高域音声が歪がちな場合
・LANケーブルを別途繋いでいる場合
 (HUBやRouterとの接続方法は考慮が必要)




向いていない/他にも良い選択肢がありそうな接続


【HDMI Ver.2.0が必要な接続では性能が不足します】
 (Ver.2.0が必要な環境でも互換性はあり使えます!)

・ハイエンドの機材の接続
 ※映像や音色の好みが出てきますので・・・
・2KTV/2Kプロジェクターと4K UHD BD機器間の接続
 ※将来TVを4Kにすることを想定しHDMI Ver.2.0のケーブルのほうが好ましい
・4KTV/4Kプロジェクターと4K UHD BD機器間の接続
 ※HDMI Ver.2.0のケーブルが必要
 (Ver.1.4の本ケーブルでも接続できます)
・2KTV /2Kモニターと2KBDドライブPC機器間の接続
 ※PCのスピーカー次第ではもっと安いケーブルでも・・・
・4KTV /4Kモニターと4K UHD BDドライブPC機器間の接続
 ※HDMI Ver.2.0のケーブルが必要
 ※PCのスピーカー次第ではもっと安いケーブルでも・・・
・ケーブル交換による映像変化度合が大きいことを希望する場合
 ※大画面でなければ、本ケーブルによる変化は大きくはないです
・ケーブルの取り回しが良いことが条件の場合





2017年現在、SAEC社からHDMI規格Ver.2.0のケーブルは発売されていません。
1世代前のVer.1.3が、本ケーブルより高い値段です。
また、SUPRA HD-5が本ケーブルと同じVer.1.4で値段もほぼ同じです。
微妙に2,000円程度ずつ高いですが、本ケーブルは在庫のみで、このSUPRAに統一されています。
オール4K環境でない方は、当面、本ケーブルかSUPRAで事足りるかと思います。

映像と音声が程よいクオリティのコストパフォーマンスの良いHDMIケーブルは、まだ少ないです。
コストが上がれば、いくつも上位のHDMIケーブルはありますので、難しい所ですね。
安いVer.2.0の廉価品レベルのケーブルも結構登場し始めているので、こだわりがない人はそちらで問題ないですね。

映像か音声にこだわりがあって、Ver.2.0のケーブルを探すとなると、コストはまだ高めです。
オール4K環境が現在ある方はVer.2.0にするべきかと思いますが、一部4Kとか将来4Kで揃えたいという方は悩ましいでしょうね。

ケーブルは、視聴できるところがまずありません。
オーディオ店のシステムで、探しているケーブルを使用している場合もまれです。
また貸出してくれることもありますが、いくつも候補があると、難しい場合も多いかと思います。
そうなると、メーカーの情報か、お店の意見か、アクセサリ専門誌か、たまに見かけるレビューくらいしか確かめる方法がありません。
何とか、メーカー等が主導して、視聴環境を用意してくれると良いのですが・・・。





商品ケーブル紹介


サエク 高音質HDMIケーブル (1.0m)SAEC SH-820-1.0
by カエレバ



【その他】
SAEC SH-820_100px.jpgBright_green_checkbox-checked_10px.png ebayで調べる
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【サウンドバー】



【18Gbps 4K対応HDMI】



2017年11月27日

【CDソフトレビュー】ホリー・コール / Holly Cole :ベスト・オブ・ホリー・コール / Best of Holly Cole(輸入盤)(動画付)

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Best of Holly Cole.JPG【CDソフトレビュー】

ホリー・コール / Holly Cole

ベスト・オブ・ホリー・コール / Best of Holly Cole
(輸入盤)



posted with カエレバ
コピーライトマーク 2000 Blue Note Records





ソフト情報



■リリース:
 発売:Blue Note Records
 時間:42 min
 発売日:2000年10月19日

■オーディオ:
 CD 2.0ch 44.1kHz 16bit

■ディスク:
 CD Disc
 片面1層 (1 CD-640MB/700MB)

■ジャンル:コンテンポラリー・ジャズ / ジャズ・ポップス・ボーカル

■プロデューサー:※ベスト盤のためオリジナルソングに依存
・Greg Cohen
・David Was
・Craig Street
・W. Tom Berry(エグゼクティブ・プロデューサー)
・Larry Klein
・Stephen Ferrera

■作曲:
-

■編曲・アレンジ:
・ホリー・コール
・その他不明

■レコーディング / ミックス:
・Danny Kopelson(レコーディング)
・Leanne Ungar(ミックス)
・Roger Moutenot(ミックス)
・Kevin Killen(ミックス)

■レコーディングスタジオ:
・LiveWire Remote Recorders(レコーディング)
・McClear Pathé(ミックス)

■マスタリング:
・Doug Sax
・Joe Gastwirt
・Greg Calbi
・Bob Ludwig

■マスタリングスタジオ:
・Oceanview Digital Mastering





公式動画



5曲目:I Can See Clearly Now





アーティスト情報



ホリー・コール / Holly Coleは、カナダのジャズ・ボーカリストです。
1963年生まれで、1986年に自身のトリオ、ホリー・コール・トリオを結成し、デビュー作品は1989年にリリース。
音楽活動は1983年からでデビューが見えていた1987年に自動車事故であごの骨を骨折するなど、苦労した下積み時代があります。
1991年にリリースされた「Blame It On My Youth」と、それに収録されている楽曲「Calling you」で日本でもヒットしています。
映画「バクダットカフェ」主題歌として、知名度が上がりました。
1993年にリリースされたアルバム「Don't Smoke In Bed」は、カナダでプラチナ・ディスクを受賞し、アメリカなどでも各種賞を受賞しています。
ホリー・コール・トリオ時代は、ジャズ寄りの楽曲やカバーアレンジ曲が多く、ジャズファンからの評価も高いです。

1995年にソロデビューをしています。
ソロデビュー後は、ポップス寄りの楽曲なども手掛けるようになっています。
2000年以降は音楽業界の衰退と正比例して、リリースがあまりない状況で、2012年のオリジナルアルバムを最後にリリースが止まっている状態です。

リリースアルバムは、主に本国カナダ版、US版、EU版および日本国内版がありますが、制作国によって音質が違うことが知られています。
1991年にリリースされた「Blame It On My Youth」は本国カナダ版がベストクオリティで、US版や国内版(EMI)※は不評です。
※国内版(EMI):現在、ユニバーサル ミュージックから2016年に再発売された国内版についてはクオリティは未確認です。
クオリティが心配な方は、カナダからの輸入盤を購入すれば、まず間違いないと思います。







公開動画



2曲目:Holly Cole Trio - Calling You [低画質]




クオリティ・レビュー総評




本作は、2000年までのアルバムからのベスト盤です。
バンド時代からソロまでまとめて収録されています。
ベスト盤にありがちな曲によって音圧やクオリティがバラバラということはなく、本作はほぼクオリティは一定しています。
初期の曲でも後期の曲でも、気にしなければほぼわからないレベルで、分析的に聴かなければ、まず気になりません。

ホリー・コールの楽曲は、基本的にベースとピアノ、ボーカルの3人で構成されています。
楽曲によってはパーカッションが入ったりしますが、ほぼジャズバンド構成で、アレンジもジャジーな仕上げです。

ジャズに詳しい人にとっては、ホリー・コールはジャズではないとかの議論があるようですが、普通の人がそういうジャズにこだわりがなければ、ジャズ・ボーカルに聴こえると思います。
ピアノとベースの音がジャズファン好みにがっちりとミックスされていて、録音状態も非常に良いです。
日本で知名度のある楽曲「Calling you」の印象が強いかもしれませんが、他の曲もトータルで同一傾向にあり、ヒット曲以外は全然違う雰囲気ということはありません。
逆にトータルで楽曲の統一性があるのでちょっと癖の強いボーカルが嫌いでなければ、スムーズに聴けるクオリティを保っています。
ベスト盤として音質のクオリティは、間違いなくトップレベルです。




【CDクオリティ】

ベースとピアノが最上級にクッキリの高音質





2000年以前のアルバムから集めたベスト盤ですが、2017年現在でもトップクラスの音質です。
音像クッキリで演奏とボーカルがぶつかることもなく、かつ演奏もしっかりしている名盤かと思います。
同じカナダのジャズ・ボーカリストのダイアナ・クラール / Diana Krallのラヴ・シーンズ / Love Scenes(DTS版)に音は似ています。



クオリティ・レビュー詳細




ダイナミックレンジ


音圧は十分で、楽曲によって差がありません。
(少なくとも管理人は気になりませんでした)
ダイナミックレンジは広大で、特にベースは超広域と言っても良いかと思います。
よくCDという規格の中に収まったな、という感じです。
ピアノも知っている限り、超広域で低域まですごく芯があります。
高域の旋律でも低域感を感じるほどです。
(実際には低域は鳴ってませんが・・・、鍵盤や弦の重みを感じるようなニュアンスです)


ボーカル情報量・解像感


クッキリと微細までクリアなボーカルです。
スモーキ―で粘着質なボーカルを克明に描きます。
ボーカルの口は小さいままで、センター定位もきっちりしています。
音像派にはベストマッチの音質です。
ボーカルの低音パートは癖があるので、聴く人を選びそうですが、芯のある粘り気で表現してきます。
エコーの効いたボーカルは、息遣いや口の動きを克明に描くような方向ではないです。


演奏情報量・解像感


最初に印象に残るのが、ベースの引き締まったタイトで、良く伸びる低域だと思います。
空間が揺れる感じがします。
リスニングルームのフラッターエコーやブーミング対応がしっかりしていないと、かなりブーミーなベースに聴こえる可能性が高いです。
一方、引き締まった良く伸びるベース音は、部屋の影響が少なければ、非常に心地よいクッキリしたベースが楽しめます。
管理人所有のCDはたかだか2,000枚程度ですが、その中では指折りの音像感のベースです。
後で別のCDをレビューして他にもベストなベース音が出てくるかもしれませんが、思い浮かべる中では、一番良い音のベースです。
ベース音がブーミーになる環境の方は、このレビュー点数が下がると思います。
それと忘れてはいけないのは、ピアノ音です。
管理人は、SACDやリミッターなしで収録されたピアノを聴くと頭痛がすることがあるのですが、このピアノは超高域ですが、心地よく、かつスリリングなほどに鋭いピアノを楽しめます。
高域も厚みがあり、非常に弱い強さで奏でている旋律から、強い演奏パートまでしっかりと収録されています。
ピアノはその楽器特性からタイトな音にするのは難しいのですが、逆にエコーが掛かったような鳴り方でも、タイトさを感じます。
説明文が逆説的な2つのことを言っていて、おかしい状態なのですが、エコーと余韻がしっかりしているにも関わらず、キレと芯を感じます。
ピアノのタイトな音と聞くと、余韻や音の立ち下がりが気になると思いますが、これもしっかりと収録されています。
不思議です。
ベースの運指音や鍵盤タッチ音まで克明ではありませんので、解像感は最優秀とまではいきません。


バランス(帯域と楽器再現度)


ダイナミックレンジ同様、帯域は広大です。
高域から低域まできっちりと鳴らします。
どちらかと言えば、旋律や楽曲の演奏音階に引っ張られますが、中低域寄りになるのかもしれませんが気になることはありません。
弾むようにタイトでクッキリとしたどこまでも伸びる低域のベースが印象的です。
弾み具合はかなり心地よいです。
ピアノは、繊細な弱い旋律の高域から強い芯のある高域と、太くてクッキリした低域が織り交ざったピアノ音です。
ピアノとパーカッションはフロントスピーカーを超える包囲感を伴う3次元的表現がすごく、空間を包み込みます。
部屋の1.5倍くらいの円形を音場が創出するような感じです。
ベースはフロントセンターを中心に奥行方向と高さ方向を伴った音場を創出します。
こちらはフロントスピーカーのある壁が部屋を高さ方向に拡大された感じと奥行がある感じで鳴ります。


分離感


分離感も最上級です。
ベース、ピアノ、ボーカル、一部パーカッションは完全に分離し、音の出方が違います。
ボーカルはセンターに暗闇に浮かぶようにきれいに定位し、立ち位置は不動な感じです。
ピアノとパーカッションは部屋をサラウンドするように飛んできて3次元的にそれぞれクッキリと丸い音場を創出します。
ベースは、ボーカルと同じあたりの位置で、奥行を伴い大きな音場を創出します。
音圧というか風圧のような強さもあるベース音です。(管理人のスピーカーの関係かとおもいますが)




★総合クオリティ        :94点

(CDお勧めレベルは85点以上)
(1〜100点)


 ダイナミックレンジ   :96点
 (広さと偏り)
 ボーカル情報量・解像感 :90点
 (定位や鮮度)
 演奏情報量・解像感   :93点
 (MIXや密度)
 バランス        :94点
 (帯域と楽器再現)
 分離感         :96点
 (音場と立体感)






レビュー基準についてはこちらInternal_Link_15px.png




商品ソフト紹介



【CD輸入版】
Best of Holly Cole
by カエレバ


【CDその他】

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ラヴ・シーンズ / Love Scenes


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  6. 6. 【スピーカー・レビュー】サウンドバー JBL CINEMA SB450
  7. 7. 【スピーカー・レビュー】サウンドバー SONY HT-ST5000
  8. 8. 【スピーカー・レビュー】スピーカー JBL STUDIO 220 BRN
  9. 9. 【アンプレビュー】ROTEL RB-1582 MK2
  10. 10. 【スピーカー・レビュー】スピーカー JBL Project K2 S9900
  11. 11. 【ご紹介】4K Ultra HDプレーヤー Panasonic DP-UB9000 発表
  12. 12. 【プロジェクター・レビュー】プロジェクター SONY VPL-VW245
  13. 13. 【スピーカー・レビュー】スピーカー JBL S4700BG / S4700
  14. 14. 【オーディオ・アクセサリー・レビュー】スピーカーケーブル ゾノトーン / Zonotone:6NSP-Granster 5500α
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オーディオとホームシアターが三度の飯より好きなアラフィフ管理人です。どちらかと言えばホームシアターのほうがオーディオより好きです。映画ソフトはかなりたくさん観てきましたので、機器だけではなくソフトのクオリティ・レビューも気ままにしていきたいと考えてます。機材検討やソフト購入検討のお役に立てれば幸いです。
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