2020年08月09日
日本のCM史上初! リモート会議の初顔合わせと会話のやり取りがそのままCMに! クラフトボス「宇宙人ジョーンズ・リモートで顔合わせ」篇
サントリー食品インターナショナル(株)は、サントリーコーヒー「クラフトボス」の新CMとして、役所広司さん、堺雅人さん、トミー・リー・ジョーンズさんが出演する「宇宙人ジョーンズ・顔合わせ」篇(30秒×3タイプ)を、7月7日からウェブにて先行公開。
7月11日からは全国でオンエアされています。
現代に働く人すべての多様なワークスタイルに寄り添う「クラフトボス」ブランド。
とあるIT企業のオフィスで働く、堺雅人さん演じる上司と、杉咲花さん、成田凌さん、ゆりやんレトリィバァさんなど、個性的な社員による従来の勤務スタイルとは異なる「新しい働き方」に遭遇する姿をコミカルに描いてきた「新しい風」CMシリーズですが、最新CMでは、ついにクラフトボスのCMでも新型コロナウイルスに関連した内容がオンエアされていました。
しかも、クラフトボスのCMは初出演となった役所広司さんが、リモート会議の画面を通じての登場となっていました。
というのも、コロナウイルスにより、会社に出社しなくても在宅で仕事ができる「リモートワーク」をテーマに、今後の「クラフトボス」のテレビCMの撮影に向けた関係者一同のリモート会議へ、それぞれオンラインで参加することとなった役所さんと堺さんの初顔合わせの様子を描いたCMとなっていたからです。
ただ、コロナによりクラフトボスのCMがコロナに関連した内容となったというよりは、クラフトボスのCMも2017年4月にスタートしたことから、今年で4年目を迎えることになります。
ですからサントリーさんでは、今回の新CMで、おなじみの堺雅人さん、宇宙人ジョーンズを演じるトミー・リー・ジョーンズさんに加え、新キャストに役所広司さんを迎えた新展開がスタートしますと捉えられていたのでした。
まずは、3タイプのCMということで、YouTubeからのプレーヤーも3本のテレビCM動画としてご紹介いたします。
「リモートで顔合わせ」篇(30秒A)
「リモートで顔合わせ」篇(30秒B)
「リモートで顔合わせ」篇(30秒C)
では、今回の記事の対象となった「リモートで顔合わせ」A〜C篇の内容について、私なりに振り返ってみましょう。
【「リモートで顔合わせ」篇(30秒A)】
「この惑星では、本当の意味で働き方が変わろうとしている」
の宇宙人ジョーンズの調査報告とともに、パソコンのディスプレイ上で表示されていたのは、リモート会議の画面。
特に、左側が堺雅人さんに、右側が役所広司さんという2人は、まるで薄型テレビの機能で2画面にしたときのように左右に分かれていたのでした。
「この顔合わせがクラフトボスの新しいCMになります」
というディレクターの説明に、
「え、これがCMになるの?!」
と驚く役所さんと堺さん。
早速ディレクターが、
「クラフトボス、ありますか?」
と尋ねると、すでにクラフトボスのレモンティーをスタンバイしていた堺さんとは違い、役所さんはまだ用意していなかったらしく、
「ちょっと待って取ってくるから」
と冷蔵庫へ向かった際、立ち上がった拍子に縦縞の短パンらしきラフな格好があらわに。
それを見た堺さんが、
「パンツ?!」
と目を丸くしています。
冷蔵庫からはクラフトボスのブラックを持って戻ってきた役所さんしたが、
「ここでセリフ!」
と監督と堺さんから指摘され、
「あ、そうだ…」
と苦笑い。
気を取り直して、
「これ暑い時季に冷やして飲むとおいしい…」
と役所さんがアピールするも、ディレクターが、
「じゃあ時間ないんで飲みカットいきますー」
と割り込みます。
あまりの急展開に、一瞬ムッとして固まる役所さん。
さらに、今度は役所さんが1人だけ先に飲んでしまい、
「あーまだまだ。まだ早いです」
とダメ出しが入ると、
「飲んじゃったよー、俺!」
と愚痴をこぼします。
最期は、そんな彼らのやり取りを、今回はCM制作スタッフに扮したジョーンズが、
「この惑星では、もはや、家と職場を分ける必要もないらしい」
と調査報告をしてENDとなっていました。
【「リモートで顔合わせ」篇(30秒B)】
「この惑星では、本当の意味で働き方が変わろうとしている」
の宇宙人ジョーンズの調査報告とともに、パソコンのディスプレイ上で表示されていたのは、リモート会議の画面。
特に、左側が堺雅人さんに、右側が役所広司さんという2人は、まるで薄型テレビの機能で2画面にしたときのように左右に分かれていたのでした。
最初に堺さんが、
「クラフトボスの新しいCM、これがそのままCMになるみたいです。
お願いします」
「よろしくお願いします」
とあいさつを交わす堺さんと役所さん。
「なんか味気ないですよね、こういうリモートのやり取り」
と愚痴をこぼす堺さんを、役所さんが、
「俺はポジティブに捉えるべきだと思うよ」
と力強い言葉で励まし、
「リモートによって、場所に縛られることなく、仕事もプライベートもど……」
と続けると、いつの間にか画面が静止画のようなフリーズ状態に。
堺さんが、
「役所さん!フリーズしてますよ!」
と呼びかけると、すぐに正常に戻ったその画面では、役所さんがいつの間にかペットの猫を抱えてじゃれあっていて、その猫はねこじゃらしを噛んだりネコパンチをくり出していたのでした。
それを見た堺さんは、
「うおー、すごい猫がガリガリ噛んでいる画が…」
と言って面白がっていたのでした。
そんな彼らのやり取りをCM制作スタッフとして見ていたジョーンズが、
「この惑星では、もはやどこで働いてもいいらしい」
と調査報告をしてENDとなっていました。
「リモートで顔合わせ」篇(30秒C)
「この惑星では、本当の意味で働き方が変わろうとしている」
の宇宙人ジョーンズの調査報告とともに、パソコンのディスプレイ上で表示されていたのは、リモート会議の画面。
特に、左側が堺雅人さんに、右側が役所広司さんという2人は、まるで薄型テレビの機能で2画面にしたときのように左右に分かれていたのでした。
最初に、
「この顔合わせがクラフトボスの新しいCMになります」
「すごいよね。
こんなんでできるんだから」
とあいさつを交わす堺さんと役所さん。
早速堺さんが、
「リモート増えてますよね」
と話題を振ると、役所さんから、
「これでもう満員電車で通勤しなくてもいいし。
俺ほら! 満員電車が嫌で役者になったから。
いまなら……」
と前向きな言葉が飛び出しますが、画面では声が出ていない状態に。
途中から声が聞こえ始めると、
「聞いてる堺くん?」
と役所さんが尋ねますが、
「すみません、ちょっと聞いていませんでした」
と堺さんが続けたのでした。
そんな彼らのやり取りを、CM制作スタッフに扮したジョーンズが、
「この惑星の新しい働き方は、人によってはラクだ」
とレポートしてENDとなっていました。
◆「リモートで顔合わせ」篇の撮影エピソードをご紹介しつつ、私のコメントも交えて書いてみました
では、「リモートで顔合わせ」篇の3タイプのCMの内容を私なりに振り返ったところで、今回もサントリーさんのニュースリリースで紹介されていたCMの撮影エピソードを引用し、ご紹介しつつ、私のコメントを交えた記事として書いてみたいと思います。
人生初のリモート収録に役所さんもひと苦労!?
撮影にあたり、監督から「何かの役を演じるのではなく、ご本人という設定で」「リモートが初めてと伺ったので、リアルな初体験の様子を撮りたいと思います」という指示を受けると、「こりゃ大変だー」と頭をかきながら苦笑いを浮かべた役所さん。
慣れないパソコン操作などが必要なリモートに加えて、対面ではなく画面越しに共演者と掛け合いを演じたり、監督から演技の指示を受けたりするのは、40年以上に及ぶ長い役者人生の中でも初めてということで、ファーストカットは文字通り、悪戦苦闘しながらの撮影となりました。
CMでも、タレントさんや俳優さんがご本人役を演じることは時々あったりします。
でも、役所さんにとっては、人生初のリモート収録であり、CM的には、日本のCM史上初といってもいい、リモート収録がそのままCMになったという記念すべきCMでもありましたね。
リモート撮影ならではの楽しさに目覚める堺さん
一方、「何度かリモート会議に参加したことがあります」と語っていた堺さん。
パソコン操作も慣れた様子でスタンバイし、監督や役所さんとの会話もスムーズに進めていました。
それでも、リモートの初顔合わせのやり取りを、そのまま作品にするというのは、さすがにいつもと勝手が違うらしく、「気持ちがフワフワしていて、OKが出ても手応えがあまりないんですよね(笑)」と語る場面も。
「でも、そのフワフワがちょっと新鮮で面白いのかも」と即座に頭を切り替えると、「リモートも意外と楽しいですね」とにっこり。
新しい撮影スタイルに前向きな表情で取り組んでいました。
堺さんもCM撮影をしているという感じがあまりしなかったのではないかと思いました。
ユニークなアドリブを連発する役所さんに堺さん大爆笑
話している役所さんの画面が途中でフリーズする場面。
ここでは監督から「ご自身のタイミングで止まってください」という指示があり、本篇で採用されたカット以外にも、クラフトボスを飲もうと大きく口を開けた瞬間や、一瞬止まったかと思いきや、すぐに動き出し、再びフリーズを繰り返すアクションなど、さまざまなフリーズパターンを収録しました。
役所さんがユニークなアドリブを披露する間、周りのメンバーは毎回次のセリフにかぶらないよう、必死で笑いをこらえていましたが、あまりの面白さに、当の堺さんが素で大爆笑してしまい、「笑いすぎです」と監督からダメ出しが。
堺さんがすぐさま「すみません」と謝り、「でも、先輩、最高でした!」と称賛の言葉を送ると、役所さんもうれしそうにほほ笑んでいました。
たとえばテレビのバラエティ番組で、画面が突然フリーズする場面というのは、時に意外に面白く、いっそのこと「第1回フリーズ大賞」という企画で、どの芸能人のフリーズ画面がいちばん面白いのかを競ってもいいのではないかと思いました(笑)。
本篇で採用されたという、役所さんがフリーズする場面もなかなか面白かったですね。
言い方は少し変ですが、「ナイスフリーズ!」といった感じでした。
初共演で交流を深める名優たち、気になるその話題は……
これまで数々のヒット作に出演し、名実ともに日本を代表する俳優として活躍中の役所さんと堺さん。
お芝居での共演は意外にもゼロとのことですが、お互いの存在について「素晴らしい俳優さん。一ファンとしていつも応援していました」(役所さん)、「ずっと背中を見続けてきた先輩。同じ画面にいるだけで光栄です」(堺さん)と語るなど、今回の初共演を楽しみにしていたようでした。
残念ながら、対面での共演は次回以降に持ち越しとなりましたが、休憩中は気さくに言葉を交わし、親交を深めていた2人。
役所さんの芸名の由来を尋ねた堺さんが、「え、仲代達矢さんが命名されたんですか?」と驚いたり、一足早くドラマ収録が再開した堺さんに、役所さんが最近の撮影現場の様子を尋ねたり、役所さんに堺さんそっくりの親友がいることを明かしたりなど、仕事の話からプライベートの話まで、大いに会話が弾んでいました。
私も最初知って、役所さんと堺さんがお芝居での共演はゼロだったことに驚いたのでした。
今回はリモート会議の画面上でしたが、CMも初共演となったわけです。
今回は対面での共演は持ち越しとなりましたが、次に「新しい風」シリーズの最新CMがオンエアされたときには、リモートではない、堺さんと役所さんの対面での共演が楽しみですね。
次の記事では、役所広司さんのプロフィールや視聴後の感想について書く予定です。
7月11日からは全国でオンエアされています。
現代に働く人すべての多様なワークスタイルに寄り添う「クラフトボス」ブランド。
とあるIT企業のオフィスで働く、堺雅人さん演じる上司と、杉咲花さん、成田凌さん、ゆりやんレトリィバァさんなど、個性的な社員による従来の勤務スタイルとは異なる「新しい働き方」に遭遇する姿をコミカルに描いてきた「新しい風」CMシリーズですが、最新CMでは、ついにクラフトボスのCMでも新型コロナウイルスに関連した内容がオンエアされていました。
しかも、クラフトボスのCMは初出演となった役所広司さんが、リモート会議の画面を通じての登場となっていました。
というのも、コロナウイルスにより、会社に出社しなくても在宅で仕事ができる「リモートワーク」をテーマに、今後の「クラフトボス」のテレビCMの撮影に向けた関係者一同のリモート会議へ、それぞれオンラインで参加することとなった役所さんと堺さんの初顔合わせの様子を描いたCMとなっていたからです。
ただ、コロナによりクラフトボスのCMがコロナに関連した内容となったというよりは、クラフトボスのCMも2017年4月にスタートしたことから、今年で4年目を迎えることになります。
ですからサントリーさんでは、今回の新CMで、おなじみの堺雅人さん、宇宙人ジョーンズを演じるトミー・リー・ジョーンズさんに加え、新キャストに役所広司さんを迎えた新展開がスタートしますと捉えられていたのでした。
まずは、3タイプのCMということで、YouTubeからのプレーヤーも3本のテレビCM動画としてご紹介いたします。
「リモートで顔合わせ」篇(30秒A)
「リモートで顔合わせ」篇(30秒B)
「リモートで顔合わせ」篇(30秒C)
では、今回の記事の対象となった「リモートで顔合わせ」A〜C篇の内容について、私なりに振り返ってみましょう。
【「リモートで顔合わせ」篇(30秒A)】
「この惑星では、本当の意味で働き方が変わろうとしている」
の宇宙人ジョーンズの調査報告とともに、パソコンのディスプレイ上で表示されていたのは、リモート会議の画面。
特に、左側が堺雅人さんに、右側が役所広司さんという2人は、まるで薄型テレビの機能で2画面にしたときのように左右に分かれていたのでした。
「この顔合わせがクラフトボスの新しいCMになります」
というディレクターの説明に、
「え、これがCMになるの?!」
と驚く役所さんと堺さん。
早速ディレクターが、
「クラフトボス、ありますか?」
と尋ねると、すでにクラフトボスのレモンティーをスタンバイしていた堺さんとは違い、役所さんはまだ用意していなかったらしく、
「ちょっと待って取ってくるから」
と冷蔵庫へ向かった際、立ち上がった拍子に縦縞の短パンらしきラフな格好があらわに。
それを見た堺さんが、
「パンツ?!」
と目を丸くしています。
冷蔵庫からはクラフトボスのブラックを持って戻ってきた役所さんしたが、
「ここでセリフ!」
と監督と堺さんから指摘され、
「あ、そうだ…」
と苦笑い。
気を取り直して、
「これ暑い時季に冷やして飲むとおいしい…」
と役所さんがアピールするも、ディレクターが、
「じゃあ時間ないんで飲みカットいきますー」
と割り込みます。
あまりの急展開に、一瞬ムッとして固まる役所さん。
さらに、今度は役所さんが1人だけ先に飲んでしまい、
「あーまだまだ。まだ早いです」
とダメ出しが入ると、
「飲んじゃったよー、俺!」
と愚痴をこぼします。
最期は、そんな彼らのやり取りを、今回はCM制作スタッフに扮したジョーンズが、
「この惑星では、もはや、家と職場を分ける必要もないらしい」
と調査報告をしてENDとなっていました。
【「リモートで顔合わせ」篇(30秒B)】
「この惑星では、本当の意味で働き方が変わろうとしている」
の宇宙人ジョーンズの調査報告とともに、パソコンのディスプレイ上で表示されていたのは、リモート会議の画面。
特に、左側が堺雅人さんに、右側が役所広司さんという2人は、まるで薄型テレビの機能で2画面にしたときのように左右に分かれていたのでした。
最初に堺さんが、
「クラフトボスの新しいCM、これがそのままCMになるみたいです。
お願いします」
「よろしくお願いします」
とあいさつを交わす堺さんと役所さん。
「なんか味気ないですよね、こういうリモートのやり取り」
と愚痴をこぼす堺さんを、役所さんが、
「俺はポジティブに捉えるべきだと思うよ」
と力強い言葉で励まし、
「リモートによって、場所に縛られることなく、仕事もプライベートもど……」
と続けると、いつの間にか画面が静止画のようなフリーズ状態に。
堺さんが、
「役所さん!フリーズしてますよ!」
と呼びかけると、すぐに正常に戻ったその画面では、役所さんがいつの間にかペットの猫を抱えてじゃれあっていて、その猫はねこじゃらしを噛んだりネコパンチをくり出していたのでした。
それを見た堺さんは、
「うおー、すごい猫がガリガリ噛んでいる画が…」
と言って面白がっていたのでした。
そんな彼らのやり取りをCM制作スタッフとして見ていたジョーンズが、
「この惑星では、もはやどこで働いてもいいらしい」
と調査報告をしてENDとなっていました。
「リモートで顔合わせ」篇(30秒C)
「この惑星では、本当の意味で働き方が変わろうとしている」
の宇宙人ジョーンズの調査報告とともに、パソコンのディスプレイ上で表示されていたのは、リモート会議の画面。
特に、左側が堺雅人さんに、右側が役所広司さんという2人は、まるで薄型テレビの機能で2画面にしたときのように左右に分かれていたのでした。
最初に、
「この顔合わせがクラフトボスの新しいCMになります」
「すごいよね。
こんなんでできるんだから」
とあいさつを交わす堺さんと役所さん。
早速堺さんが、
「リモート増えてますよね」
と話題を振ると、役所さんから、
「これでもう満員電車で通勤しなくてもいいし。
俺ほら! 満員電車が嫌で役者になったから。
いまなら……」
と前向きな言葉が飛び出しますが、画面では声が出ていない状態に。
途中から声が聞こえ始めると、
「聞いてる堺くん?」
と役所さんが尋ねますが、
「すみません、ちょっと聞いていませんでした」
と堺さんが続けたのでした。
そんな彼らのやり取りを、CM制作スタッフに扮したジョーンズが、
「この惑星の新しい働き方は、人によってはラクだ」
とレポートしてENDとなっていました。
◆「リモートで顔合わせ」篇の撮影エピソードをご紹介しつつ、私のコメントも交えて書いてみました
では、「リモートで顔合わせ」篇の3タイプのCMの内容を私なりに振り返ったところで、今回もサントリーさんのニュースリリースで紹介されていたCMの撮影エピソードを引用し、ご紹介しつつ、私のコメントを交えた記事として書いてみたいと思います。
人生初のリモート収録に役所さんもひと苦労!?
撮影にあたり、監督から「何かの役を演じるのではなく、ご本人という設定で」「リモートが初めてと伺ったので、リアルな初体験の様子を撮りたいと思います」という指示を受けると、「こりゃ大変だー」と頭をかきながら苦笑いを浮かべた役所さん。
慣れないパソコン操作などが必要なリモートに加えて、対面ではなく画面越しに共演者と掛け合いを演じたり、監督から演技の指示を受けたりするのは、40年以上に及ぶ長い役者人生の中でも初めてということで、ファーストカットは文字通り、悪戦苦闘しながらの撮影となりました。
CMでも、タレントさんや俳優さんがご本人役を演じることは時々あったりします。
でも、役所さんにとっては、人生初のリモート収録であり、CM的には、日本のCM史上初といってもいい、リモート収録がそのままCMになったという記念すべきCMでもありましたね。
リモート撮影ならではの楽しさに目覚める堺さん
一方、「何度かリモート会議に参加したことがあります」と語っていた堺さん。
パソコン操作も慣れた様子でスタンバイし、監督や役所さんとの会話もスムーズに進めていました。
それでも、リモートの初顔合わせのやり取りを、そのまま作品にするというのは、さすがにいつもと勝手が違うらしく、「気持ちがフワフワしていて、OKが出ても手応えがあまりないんですよね(笑)」と語る場面も。
「でも、そのフワフワがちょっと新鮮で面白いのかも」と即座に頭を切り替えると、「リモートも意外と楽しいですね」とにっこり。
新しい撮影スタイルに前向きな表情で取り組んでいました。
堺さんもCM撮影をしているという感じがあまりしなかったのではないかと思いました。
ユニークなアドリブを連発する役所さんに堺さん大爆笑
話している役所さんの画面が途中でフリーズする場面。
ここでは監督から「ご自身のタイミングで止まってください」という指示があり、本篇で採用されたカット以外にも、クラフトボスを飲もうと大きく口を開けた瞬間や、一瞬止まったかと思いきや、すぐに動き出し、再びフリーズを繰り返すアクションなど、さまざまなフリーズパターンを収録しました。
役所さんがユニークなアドリブを披露する間、周りのメンバーは毎回次のセリフにかぶらないよう、必死で笑いをこらえていましたが、あまりの面白さに、当の堺さんが素で大爆笑してしまい、「笑いすぎです」と監督からダメ出しが。
堺さんがすぐさま「すみません」と謝り、「でも、先輩、最高でした!」と称賛の言葉を送ると、役所さんもうれしそうにほほ笑んでいました。
たとえばテレビのバラエティ番組で、画面が突然フリーズする場面というのは、時に意外に面白く、いっそのこと「第1回フリーズ大賞」という企画で、どの芸能人のフリーズ画面がいちばん面白いのかを競ってもいいのではないかと思いました(笑)。
本篇で採用されたという、役所さんがフリーズする場面もなかなか面白かったですね。
言い方は少し変ですが、「ナイスフリーズ!」といった感じでした。
初共演で交流を深める名優たち、気になるその話題は……
これまで数々のヒット作に出演し、名実ともに日本を代表する俳優として活躍中の役所さんと堺さん。
お芝居での共演は意外にもゼロとのことですが、お互いの存在について「素晴らしい俳優さん。一ファンとしていつも応援していました」(役所さん)、「ずっと背中を見続けてきた先輩。同じ画面にいるだけで光栄です」(堺さん)と語るなど、今回の初共演を楽しみにしていたようでした。
残念ながら、対面での共演は次回以降に持ち越しとなりましたが、休憩中は気さくに言葉を交わし、親交を深めていた2人。
役所さんの芸名の由来を尋ねた堺さんが、「え、仲代達矢さんが命名されたんですか?」と驚いたり、一足早くドラマ収録が再開した堺さんに、役所さんが最近の撮影現場の様子を尋ねたり、役所さんに堺さんそっくりの親友がいることを明かしたりなど、仕事の話からプライベートの話まで、大いに会話が弾んでいました。
私も最初知って、役所さんと堺さんがお芝居での共演はゼロだったことに驚いたのでした。
今回はリモート会議の画面上でしたが、CMも初共演となったわけです。
今回は対面での共演は持ち越しとなりましたが、次に「新しい風」シリーズの最新CMがオンエアされたときには、リモートではない、堺さんと役所さんの対面での共演が楽しみですね。
次の記事では、役所広司さんのプロフィールや視聴後の感想について書く予定です。
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