今朝８時20分過ぎに知らない番号から、僕の
携帯に電話が入った。
おそるおそる出てみると前妻であった。
何の用かと思った。
でも、6月の20日頃にだいすけの担任の先生から
電話があり、前の奥さんから電話があり、１年あっていない
から、だいすけの顔が見たいと言われたどう対応したら
いいかとのことだったのだ。
そのとき、僕は会わさないでください。今の生活にも慣れ
安定しているから、もし、また電話が来たら僕の携帯番号を
教えてくださいと先生にお願いしたことがあった。
ずっと、電話が来なかったのでてっきり諦めたと思っていた
矢先のことだった。
前妻は、大きくなる前のだいすけの顔を見たいと言って来た。
つくづく自分のことしか考えてないんだなと思った。
前妻は１日たりとも、だいすけのことを忘れたことはないと
言ってきたが、僕だって、そらのことを１日も忘れたことなんて
ないし、会いたくて抱きしめたくて泣いてしまうときだってある。
でも、会わないのは、そらのため。
もし、覚えてなければ、おじさんなんて言われたら悲しいし、
覚えていたとしても、遠い存在になりかけていたお父さん(僕)
と会うことで近い存在になってしまうのに、会いたいときにすぐ
会えない。抱きしめてほしいときにすぐに抱きしめてもらえない
そらの気持ちを考えると僕は、やっぱり、会わないほうがいいの
だろうと思う。
電話の向こうから、そらの声が聞こえる。
起きたててご機嫌ななめみたいな感じだった。
嬉しかったことは、そらは僕のことを覚えていて、僕が乗ってた
車の名前とお父さんというようなことを言っているとのことだった。
前妻は、だいすけが私と会いたくないと言っているのかと聞いて
きた。
僕は、離婚当初、僕達は離婚しても、だいすけ、そらにとっては
父親であり母親であることは変わらないから、お互い子供に
親としてやってあげられることはやってほしいと話し約束していた
にもかかわらず、僕の手配したアパートを勝手にやめ、僕に
住所を知られたくないという感じで知らないところに引っ越して
離れていったのは自分のはずだった。
だいすけに携帯を持たせてあるから、だいすけが会いたいと言った
ときにはできる限り会ってやってほしい。運動会も見に来てやって
ほしいと僕は頼み、約束したはずだった。
あるとき、だいすけが「お母さんに会いたい」と言ったことがあった。
僕は、「じゃあ、携帯に電話してごらん」と言ってだいすけが
会いたいと電話したとき、前妻は「なんで?」と言ったらしく、電話を
きった後、だいすけはすごくショックを受けて泣いていた。
運動会も結局来なくて、だいすけはすごくショックを受けたようだった。
これらのことを前妻に話し、今、自分が会いたくなったから会いたい
なんて、ちと自分勝手過ぎないかと話し、とにかく会うことは断った。

そらのことがあるからとかではなく、赤ちゃんはずっと欲しいと思って
いたけど、僕の借金がたくさん残っているので躊躇していたけれど
二人とも年齢も年齢だし、早めに赤ちゃんを授かることができたら
いいなと思う。

教会に入場する前に、神父様から説明を受け
神父様のあとについて言う言葉を練習する。
しばらくすると、リングボーイを務める息子二人が扉の
向こうからやってきた。
教会のドアが全開になり、リングボーイが入場。
神父様にリングピローを渡す。
続いて僕達の入場になると教会の人が新郎新婦の
方を向いてくださいみたいなことを言う。
なんか遂に結婚式なんだなと実感する。
チャチャチャーン♪
チャチャチャーン♪
と結婚式行進曲がオルガンで弾かれ、頭の中で
「左、右、左、右」と足元ばかり気にしながら
ゆっくりと歩いていく。
せっかく、頭の中で考えながら歩いていたのに
最後の一歩が右か左かわからなくなってしもうた・・・
えーい、左でいいやと左を出し神父様の前までくる。
実は結婚式のことは滞りなく進めることに精一杯で
ところどころしかおぼえてないんです（汗）
ろうそくに火をつけるときは、手が震えてろうそくを
倒しそうになった。
また、神父様も日本語で言ってくれりゃいいのに
英語で言うもんだから、何言ってるかわからなかったけど
とりあえず、わかってるフリをしてうなづいていた。
誓いのキスのときは、やれって言ってるのがわからくって
かなり間があいたように思う。
僕は、慌てて、頭の中で打ち合わせのときのことを
思い出し、「えっ〜と、ベールのあけ方は〜」と
ベールを上げるが妻がかがまない・・・
ピンチ。
妻は女性の中では背が高いほうで162センチある上に
高いヒール。
「ベールが開けられねぇ」と焦る。
妻は、だいぶ経ってから気がつき、少しかがんでベールを
無事開けることができた。
いよいよキス。
「どんな風にすればいいんだ？！」
キスの仕方までは聞いてないぞ。
まあ、イイヤと思い切ってキスをする。
なんかいつもキスしているのに、ヤラシイ言い方かもしれない
けどいつもと違う感触、違う味って気がした。
だいたい、普段なら人前でキスはしないしね。
とりあえず、式は無事終わり退場し、出口の脇の小部屋に
隠れ、参列者が外に出るのを待つ。

妻は打ち合わせのあと、そのまま支度のため
美容室に向かう。
僕のほうは大した支度もないようで、16時20分に
美容室に来るように指示される。
僕は、空いた時間に挨拶したり、弟の部屋でくつろいで
いたら、あっというまに16時10分頃だった。
僕は大慌てで、子供達の式服と自分の肌着と靴下を
取りに部屋にダッシュ！
部屋に戻ったときは既に20分近かった。
焦る僕は、子供達の式服と自分の靴下だけを持ち
子供達と走って美容室に急ぐ。
美容室に着くと僕は汗で全身ビショビショ・・・
子供達に先に式服を着せ、いよいよ自分も着替えようと
思った瞬間・・・肌着を忘れたことに気づく。
教会の人は「戻って取ってくるか、諦めてそのままシャツを
着るかですね」という。
僕は心の中で「えっ、また、走るの・・・時間ないし」と呟く。
僕は諦めてビショビショのまま式服に着替えた。
すると、教会の人から「あらっ、太りました？」
僕「あっちょっと太ったかも・・・」
準備が整い、美容室を出るとそこはみんなの待つラウンジ。
みんなこちらに携帯カメラやらデジカメを向け「カシャカシャ」
なんか主役みたいで恥ずかしい。
このとき、僕は、韓流スターになった気持ちだった。
ってか、主役は妻なのに。
ああ勘違い（笑）
教会に依頼したアルバム用の写真を何枚か色々なポーズを
とらされ撮影した。
しばらくすると、教会の人が、参列者に「そろそろ時間になり
ましたので教会にご案内します」と行ってしまった。

今日は、妻の叔母Kさんが我が家に来ることになった。
僕は、仕事だったが、朝起きると先週増やしてもらった
睡眠薬が残っているのか眠くて体が重かったので
午後休めそうなら休もうと決意し出勤した。
K叔母さんにも会いたいというのもあったかな。
結婚式の会食会で隣の席でずっと話していたので
話しやすかった印象が強かったから。
職場に行くと朝一で「今日は用があるので午後休みます」
と宣言し、帰る。
叔母さんが来る予定の時間は14時半だ。
時間が過ぎても連絡が来ない。
しばらくすると、サティの前にいるというので迎えに
いくことにする。
サティの前に行くと叔母さんがいた!
が、車が変わったせいか気づかない。
クラクションを鳴らしてもパッシングしても気づかない。
妻が窓を開け「Ｋ~さん」と呼ぶとやっと気づく。
自宅に向かうとき、コンビニにより妻だけが買い物に行く。
叔母さんは「前は赤い車でしたよね？」
僕「あ、はいっ、買い換えちゃいました」
叔母さん「前の赤い車も格好よかったですよね」
僕は心の中で叔母さん車が格好いいとかわかるんだ！と
思った。
家に着き、話していると、「直さん、また、太ったんじゃない？」
僕「そうですか？」
どうやら、また、太ってしまったらしい。
僕の成長は誰にも止められないみたいだ・・・
なんにしても、沖縄から出てきた妻は、こちらには友達がいないので
話し相手になってくれる人が近くにいることは本当にありがたい
と思う。
最近、彼女はとても精神的に疲れているように感じる。
叔母さんもそれを心配しているようだった。
彼女はまじめで、完璧主義なところがあるので、鬱にならないか
心配なのだ。
そのことを彼女に話すと、まじめじゃないし、完璧主義じゃないと
言う。
けど、あれもやれていない、これもやれていないとよく言う。
そういうところがまじめであり、完璧主義なんじゃないかなと思う。
僕なんて、体調があまりよくないとはいえ、子供の面倒も
妻の手伝いもしてあげられずにいる。
本当は僕のほうが駄目夫であり、駄目な父親だと思う。
妻は、よくやっている方だと思うし、もっと自信を持って気楽に
生活してくれたらなぁと心から思う。

僕は、部屋に戻ると、この空き時間しようと思っていた

こと。それは、参列者への挨拶。特に妻の親戚には

会ったことがなく、いきなりの結婚式だったので、各

部屋に行った。

子供たち二人と僕とで。

まず、弟の部屋へ行き部屋割り表を借りたあと、妻の

おばさんたちに挨拶に行きました。

妻の親戚は二部屋用意していましたが、そのときは、一つの

部屋に集まっていました。

すると、妻のおばさん四姉妹が出てきました。

長女とか紹介を受け、一人は「中にはいりんさい」と言ったり

みんながみんな言いたいことをマシンガンのように

話すので、正直、何言ってるかわからなかったのと

こちらの言う隙がなかったので、結局、「はい、はい」みたい

な感じになってしまったが、みんなそれぞれに温かく僕を

迎えてくれたのが嬉しかった。

そのあと、先輩と母親に挨拶をした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく

遂に、待ちに待った結婚式当日。

場所は、軽井沢白樺高原教会だ。

結婚式は、17時から。

そして、会食会が18時30分から。で、僕たち家族は

13時半頃に、ホテルにチェックインし荷物を部屋に置いた後

教会の担当者の元へ行く。

いよいよ、最後の打ち合わせだ。

挙式の流れについて説明を受ける。

「あぁぁ、覚えられない・・・、入場のときの足さばき、ベールの

開け方」と一気に不安になる。

当日に、子供たちがリングボーイを務めることと、誓いのときに

証人を立てることなどが決まった。

妻は、15時から美容室で化粧等準備に入る。

僕は、16時20分まで自由時間だったので、とりあえず、子供

二人を連れ部屋に戻ることにした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく

今日、妻のおばさんからお祝いが届いた。

届いたら、メールで連絡くださいと2~3日前にメールが

妻宛に届いていたのだが、僕は、電話でお礼した方が

いいと話し電話をさせた。

妻が話しているときは、すごく大きな声で話していて声が

僕まで聞こえるほどだった。

僕は、まだ、話したこともないし、お礼を言いたかったので

電話を代わった。

僕は、「はじめまして、名村です。きちんとしたご挨拶もして

なくてすみません」と話したところ、おばさんは聞いているのか

聞いていないのかわからないくらい声が小さくなってて

おばさんは「いいえ~、あの子は男にも女にも子供にも老人にも

好かれるタイプで悪い子じゃないですから、お願いします。」

と言っていた。

続けて「結婚は長年の夢で本当にありがとうございます」と

半分泣いている感じで、僕も感動した。

最後に、「軽井沢でお会いできますよね？」となぜか質問系？

だった（笑）。

僕が、「遠いところ、すみません」というと「もう私は行くだけです

から」と言ってくれ電話を切った。

妻は、まるで悪い子みたいだと言っていたが、いい子ですからと

自分側が言うのも変かなと思うので、そんな変な風には感じな

かった。

今朝は、妻がコメダで朝食を摂りたいというので

コメダでコーヒーとモーニングサービスを食べました。

4月28日に丸井で注文した結婚指輪ができあがったので

取りに行きました。

僕は17号、妻は7.5号です。



あまり、きつくないはずだったんですが、試しに装着してみると

なんかきつくなってました。

太ったのか・・・・・・・

妻は、早く着けたいと言っていますが結婚式での感動が半減しそう

なので結婚式まで我慢することにしました。

そのあと、二人でカラオケを1時間（200円）だけ楽しみました。

さぼてんで、僕はロースかつ定食、妻はヒレカツ定食を食べて

帰宅しました。

あと二週間となりました。

とても緊張してます。

色々なこともだんだんと決まってきて、あとは僕の

あいさつの言葉を考えなくちゃいけません。

パニック障害という病気を患っている僕にとって、人前で

話すことは、身内ばかりとはいえ、奥さんの身内は初対面になるし

不安でいっぱいなのです。

緊張のあまり、どもったり、過呼吸が出なけりゃいいなと思います。

ところで、６月の復職に向け、色々リハビリをしなくちゃいけないところ

なんですが、これが体調もなんだかわからなくて、しばらく体調が

よかったなぁなんて思っていたら、急に眠くて眠くて１日何もできなか

ったりることがあって、あと３週間で復職できるのだろうかと不安です。

ただ、経済的にこれ以上借金わ増やす訳にはいかないし、働かない

訳にはいかないのです。

11〜12日で軽井沢まで結婚式の打ち合わせに行ってきました。

行きは、現地まで5時間。

帰りは、関越で3〜4件の玉突き事故があり、7時間もかかりました。

帰りは、3時間ほど妻が運転してくれたので、だいぶ楽でしたが

助手席でも高速の渋滞は疲れますね。

当日はほぼ時間どおりに教会に着きました。

到着すると担当の若い女性が待っていました。

すぐに打ち合わせを始めました。

早くからメールで色々問い合わせたりしていましたが、二人が引っ越して

きたあと、ゆっくり、結婚式のことを話し合う時間もなく色々なことを

決めておけなかったが、担当者の好フォローにより順調に打ち合わせは

進んだ。

一時間ほど、打ち合わせをしたあと、衣装の試着をした。

パンフ等には、衣装150点と書いてあったが、これは明らかな誇大広告で

しかも、プランに含まれる衣装一式というのは最低限のものばかりで

いちいち、オプションになるのがよくなかった。

妻は細くスタイルもいいので、なんとかプラン内の衣装でサイズも合うもの

があったのでよかったと思う。

4着ほど試着したが、最初に試着したウェディングドレスがかわいらしかっ

た。

続いて、ブライダルフェアということで、翌日に一点好きなドレスで写真撮影

をしてくれるということで、その衣装選びもしたのだが、妻は、パンフに載っ

ていたブルーのドレスが気になっていたそうで、すぐに決まった。

5号というサイズで着れるかわからないようなことを担当の人に言われたが、

サイズもピッタリで、本当に素敵だった。

言い過ぎではなく、本当に、お姫様のようでまた惚れてしまった。

僕はというと、白のちょいと長めの上着のものに決まった。

自分自身すごくおなかが気になった。

一ヶ月で凹むだろうか・・・

妻は、「かっこいい〜」と言ってくれたのだが。

衣装が決まったあとは、再度、簡単な打ち合わせをしたあと

ホテルにチェックイン、部屋は3437号室だった。

夕食は、90種類のバイキング。

バイキングというと少しでも多くの種類を食べたい気持ちと

たくさん食べてやるという意地汚い気持ちになってしまった。

19時からは、ナイトウェディングの模擬挙式の見学に妻と

二人で行った。

プログラムを渡され、本番さながらの雰囲気で僕たちは

参列者という形で参加した。

妻は、涙していた。

感動したらしい。

翌日の朝食もバイキング。朝なので軽めのメニュー。

妻は、不機嫌な顔で退席した。

あとで理由を聞くと「どうしてみんな下品な食べ方をするのか？」

僕は、何も言えなかった。

11時からは、昼間の部の模擬挙式。

夜には行われなかった馬車ででの周遊を見学した。

若干、金額が高いとか、誇大広告があったりというところでは不満

はあったが、スタッフの対応もいいし、いい思い出になりそうだなと

感じた。