2014年03月18日
水雲問答-(小人の術を善用)
(雲)-問
治国の法いか程骨折候ても、多小の中いずれ弊あることに存候。
とても全く弊なしには天下の大事、中々左様の理はこれなく候。
(水)ー答
僕昔言有り。天下の事、弊無きの事無し。
弊寡きの事を選んで以って惜置すれば、即ち定めて善治となさん。
天下の人、過無きの人なし。
弊寡(すくな)きの人を選んで以って任ずれば、即ち賢才を得るに近し。
又此の意思なり。
雲
よって一つの弊の小なることを残し置き申候て致し申すことやに存候。
小弊除き申候と大弊生じ申候。
左まで害なき小弊を残し置き申度、余の大弊を除き申候時は、
小人も身を隠すに所ありて乱に及ばず。
水
此の処甚だ深意有り。
雲
しかも大弊の出さぬ計策やにと相考へ申考、此の段とくと御味い
之れ有り度候。
水
妙々。
治国の法いか程骨折候ても、多小の中いずれ弊あることに存候。
とても全く弊なしには天下の大事、中々左様の理はこれなく候。
(水)ー答
僕昔言有り。天下の事、弊無きの事無し。
弊寡きの事を選んで以って惜置すれば、即ち定めて善治となさん。
天下の人、過無きの人なし。
弊寡(すくな)きの人を選んで以って任ずれば、即ち賢才を得るに近し。
又此の意思なり。
雲
よって一つの弊の小なることを残し置き申候て致し申すことやに存候。
小弊除き申候と大弊生じ申候。
左まで害なき小弊を残し置き申度、余の大弊を除き申候時は、
小人も身を隠すに所ありて乱に及ばず。
水
此の処甚だ深意有り。
雲
しかも大弊の出さぬ計策やにと相考へ申考、此の段とくと御味い
之れ有り度候。
水
妙々。
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