●今日も会議で
苦しかったり悲しかったりする場面がありました・・・
当社のシステムで顧客受けが非常に良い
(そのサービスが無ければ取引停止するとまで言わしめる)サービスを
新システム(グループ統合システム)で実装してもらうよう交渉してきました。
ただ、初期の(親会社のシステム部門で勝手に決めた)仕様では、対応できない機能があり
ベンダーのチームリーダーさんが申し訳なさそうに
『現在の納期では、この機能については対応できない』
と、言われていました。
もちろん、ベンダーさんが悪いわけではありません。
対応できないような狭い領域で初期仕様を提示した親会社のシステム部門
とりわけ、我が上司に最大の責任があります。
とはいえ、この機能を現在使用している4顧客について
営業から謝罪に行ってもらって代替サービス(があればですが)に
切り替えてもらうしかないでしょう。
もし、顧客が納得しなければ
可哀想な営業さんが、日々営業所で手作業を行わなければなりませんね
●数学のいろはを解さない上司
また、文字として記録されている数値(ややこしい表現で済みません)
プログラムテクニック上、これの大小判定を行う時に、〜〜〜未満が問題となります。
文字を私たちが見るだけなら大小判定は簡単に出来るでしょう。
例えば、 10未満と、10では、どちらが大きいか?と尋ねると
恐らく、100人が100人とも、10の方が大きいと答えるでしょう。
しかし、コンピュータープログラミングで判定しようとすると
10未満の未満をどのように扱おうかと・・・という話になります。
ちなみに、Excelとかで、試してみられたらいいかなって思います。
Excelに、" = 10 > 9 " と入力したら、即座に、 TRUE (あってるよ)って表示されます。
しかし、" = 10未満 > 10 "と入力したら、ボワーンという音とともに
この数式には問題があります
ってエラーダイアログが表示されます。
●説明するのに疲れた
このような場合、どうするかって言うと
10未満は、10より小さい中で一番大きい数字と解釈します。
ここから、実用数学の出番です。
数学的には、9.99999999999999999999・・・・になるんですが、
コンピュータプログラムで扱える数字は有限の桁数です。
工夫しなければ Excel で 整数部 + 小数部 で 15〜16桁です。
その他のプログラミング言語でも大抵はそのぐらいです。
すると、10より小さい中で一番大きい数字は
10 − 0.000000000000001 ぐらいです。
つまり、9.999999999999999ですね。
これと、10を比較すると
10未満 > 10 ≒ 9.999999999999999 > 10
なので、この式の値は、 FALSE となります。
めでたしめでたし!
しかし、この考え方を分かりやすくかみ砕いて説明しても
我が上司は、10未満は 1引いて 9として比較したらいいじゃんって
いやいや、そうじゃないよって、あれやこれやで説明しても
自分が正しいと主張を曲げない我が上司
●後は野となれ山となれ
もう、さじを投げました
どうにでもなったらいいやん!
聴く耳を持たない上司に何を言っても無駄だから
タグ:説得不可
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