2023年09月19日
いろいろあって、それでいい。いろんな中の一つとして自分がある、そんな感じです。
絵を描いたりオブジェを制作したりし続ける人の多くは、環境が影響していると私個人は思います。周りの人が理解を示し褒めたり応援してくれたり支援してくれるから続けていけると思います。幼児の話しです。大人の真似事の様なアートをやるには子供でも金がかかります。それを快く出資出来る環境が必要ですがそうなるとその段階で格差が見えるのは当然ですね。金があってもそれをさせてくれない環境もあり、これはもう運以外には考えられないですね。私は100人いたら100人のアーティストがいると考える人です。しかし、現実的には100人のアーティストはいないわけです。アーティストになる最大の要件は「続ける」ことです。その人に続ける気力が必要になります。有名無名に関わらず続けなければアーティストでは無い。有名無名の要件は「運」だと思っています。運はどうしようもないところがあります。でも、続けないと運に巡り合う可能性は減ります。この明確な要件が出せる根拠は、アートに絶対的な基準が存在しないからです。教科書で基準が明記されているんじゃないか。誰もが認める作品があるじゃないか。でもそれは、マジョリティが勝手に押し付けた考えであってそれは絶対的ではないのです。金と権力がありカリスマ性のある極少数の集団が広めた規格にすぎません。歴史を見れば明らかですよね。価値観が多様化してもそれらをコントロールしている勢力は依然として引き継がれているので根本は変わってはいないのです。それを無くす事は彼らの食い扶持を無くす事でもあるわけで絶対に無くすはずがありません。ですので今でも狭い美観の範囲内で騒いでいるわけです。需要と供給の中でアーティストは上手に利用されているのです。
あくまでも個人の思っていることです。
アーティストの中には野心的で社会をこの世界を変えてやろうと思って活動している人がいます。何かになる事が重要だと思っているわけです。歴史に名を残す。富や権力もアートの世界であっても力強い存在です。それを目指して皆努力しているのです。しかし、多くはこの路線すら乗れずに周辺を彷徨っています。私は、そのどちらでも無く、全く別の路線に乗っている感じがします。最近、そう感じることが強くなっています。
私は、自分が良くて他が良く無いと言っているわけでは無いのです。同じ立ち位置で全てを見ています。いろいろあって、それでいい。いろんな中の一つとして自分がある、そんな感じです。冒頭の100人アーティストです。皆、アーティストなんです。だからまず、心を解放して手を動かしてみましょう。自分の世界が広がるはずです。私のしているアートはそこにあります。
『私の抽象芸術入門』では、淡々と私の探求をしています。
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