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やすねこアート
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2018年07月26日

私の抽象芸術入門    それでは2

ご覧頂き ありがとうございます。

さて、前回の質問ですが、どうですか?

言葉って、何かを拘束しますよね。
「芸術」にしても、「アート」にしても
「批判」にしても、「評価」にしても
「作品」にしても、「活動」にしても
どのように言っても、何らかの束縛を受け
型にはめられたり、意味付けされたり

しかし、何か、発しないと 伝わらない ことも
確かなことなのです。

私も、束縛して言葉を使いたくないです。
絵は絵として、映像は映像として そこにあるからいいじゃん。
本来それで いいと私も思います。

言葉で説明は全く必要無し。  もっともです。

しかし、裏のチカラが何らかのカタチで働き
ある特定の人が表舞台に現れると
そこで、光の当たる人とそうでない人が現れるのです。

そこには、やはり
肩書がついてまわります。

あのTVで活躍されている〇〇が選んだ人だから、とか
〇〇賞を受賞した人だから、とか

何かを評価する時に、
何らかの指標をあてにする。というか
せざるを得ない。

なんで?

鑑賞する人が、そこまで高みに意識が上がっていないから。
そこに至る知識や経験を持ち合わせていないから。

そんなところでしょうか。

スポコン(スポーツ 根性論)みたいに
「一生懸命長年やってきたんだ。
それでやっと認めてもらって賞を取ったんだ。
あんたみたいに、ちょこっとカジッただけの
素人に毛の生えたようなやつに何がわかるんだ?」
そんな感じでしょうか。

わたしは、何か
それは、あなたのいいたいことは分かりますが、
何か 違う気がするんだなぁ。

確かにやり続けないと見えないことはあります。
それは理解します。でも、それだけじゃぁない。

その人、
人、それぞれが持つ感性
センス
いろんな経験から醸し出される、ある種の直観、
って言ってもいいかもしれない何か。

寧ろ、こっちの方が大切かも

誰かの評価にすがるのは
分かります。それによって
世に知られるわけだし、
それによって、仕事の依頼が来るわけだし、
それで、生活できるわけだし、


話は、変わります。

私は、小学生の頃
友達は少ない方でした。
それは、私が少し変わっていたからです。

私がたいてい友達にしたいと思う子は
私のように、変わった子です。
クラスに溶け込めず、独りで何かしている子
でも、その子は、独りでいることに
全然平気です。校庭でみんながドッジボールを
して遊んでいても、独り地面のアリをじっと眺めていたり、
ボーと空を眺めていたり、見ていて
何か不思議なオーラを醸し出している子。
何が好きでどんな生活をしているか謎めいている子
そんな子に非常に好奇心を覚え、思わず声をかけて
しまいます。そして、いつしか、友達になっている。
時に彼の思考や行為に感化されることもある。
しかし、彼はけっして成績も良くないし
器用でもない。むしろ集団生活では不器用な彼に
非常に心惹かれるわけです。


今も、それは変わりません。
「この人とつながると仕事が増える。」
あるいは「この人とつながると金になる」
こんな考えでつながろうと考えたことはありません。
私に親しく声をかけてくる人の大半が仕事や金目当てです。

私に声をかけても 「こいつは金にならん」
そうおもうと 去っていきます。

今の芸術の世界は何かそんな雰囲気ないですか?

新人発掘も「こいつは金になる」
これが基準でしょう。
発掘して、育成して、宣伝して、表舞台に立たせるために
裏方はどれだけ資金を投入しているのでしょうか。
それに見合う利益をもたらす人が
すなわち、有名人 ってことですね。

どんなに「いいねぇ」と思われても
「これを買う人、いないよ」
マイナーな強烈さは 単に 変な奴
なのです。

わたしは、世間の評価が何であっても
一つ一つ自分で確認します。

評価され、額に入れられ
高額な値段の付いた作品は「商品」ですね。
つまり、富裕層の「投資」の対象なんです。
世間で言われている「作品」って。

一つのモノを見ていても
階層によって、捉え方が違うんです。
純粋に信じている人にとって、作品は
正に、作品なんです。
でも、それを「投資」材料として捉えている人も
いるのです。そして、結果的に富裕層の
マネーゲームによって芸術家達の層の経済は
成立しているわけです。芸術家が十分に生活できるのも
彼らのおかげなわけです。
純粋に信じる人は清いです。それが見方のあるべき姿ですが、
彼は大枚はたいて作品を何枚も購入することはできません。
それは、投資ができる富裕層しかできません。
その矛盾を抱えながら芸術家は生きているのです。

さて、
それらをふまえ、ここまで根気よく読んで頂き
ありがとうございます。
きっとご自身なりに芸術を考え
模索されている方だと思います。

次回は、私が撮影した写真を元に
お話を進めていきたいと思います。

では、また


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