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2021年07月15日

感想部47 「マギンティ夫人は死んだ」アガサ・クリスティ

マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

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感想(8件)




どうも、梅ゆかり母さんです
「マギンティ夫人は死んだ」の感想です。

一般的なのでしょうかね? イギリスでは?
マギンティ……打つのが面倒な名前だわ

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ポワロは旧友のスペンス警視から、マギンティ夫人が殺された事件の再調査を依頼される。
すでに逮捕されていた青年が死刑判決を言い渡されたのだが、彼が犯人とは思えないというのだ。
ポワロは事件があったブロードヒニーという田舎町に出向き調査を開始。
夫人の遺品を調べていくうちに、ある新聞記事の一部が切り抜かれていることに気づく。
それは夫人が殺される3日前のものだった。


この話で重要な点は、過去の束縛です
アガサ・クリスティの作品で結構多いイなぁと印象を持つ、
コールドケースのような過去の事件と、名前のトリック。
イギリス人にはなじみある名前も、日本人ではどうもよく解らないこととかあったりするけれど、
まぁ、名前を変えればある程度の理解はできるかもしれない。

この話のネックは動機です。
動機……マギンティ夫人を殺した「動機」は、ベッドの下に隠していた60ポンドの金目当てだと言われ、
有罪を言い渡されそうになる青年。
その判決に関わっている警部がポワロにいらいする、
「彼は、やっていないように思う」

そして、ポワロは捜査に乗り出した。
イギリスの田園風景というような甘美な施設ではなく、
まったくもって驚くほどの粗悪な民泊に泊まり、事件を解決する。
途中アリアドニ夫人が出てきて、リンゴが飛んでいく(笑)

dainis-graveris-pLBsQt39ZjE-unsplash.jpg


彼女と言えばリンゴで、作品の中でリンゴが出てくると、とてもうれしくなる。
わがままで奔放で頭がいい彼度、ちょっと天然な彼女が大好き。

さて話を戻して、動機ですが、
ポワロが村に来た動機は殺人。
ひどい宿に泊まった動機は「そこしかなかったから」
マギンティ夫人が殺された動機は「60ポンド」のため?

マギンティ夫人の部屋を引っかきましてごくごく寂しい老婆の部屋である印象を受ける
そこに「似つかわしくない新聞記事」
この話の動機が、この「新聞記事」であることに気づく。

……気付く?
いや、でも、確かに、そういう事件や、三流記事をスクラップしている人がいるのは知っている。
そういう「趣味」なのだそうですよ。
別段自分に関りはないけれど、そういう事件を後で読み返すのが面白いんだって
ただ、マギンティ夫人はそういったもの「趣味」にしていた人ではなさそうだtった。

では、なぜたった一枚、この「新聞記事」を切り抜いていたのか?
それともその反対の記事だろうか?
よく、記事を切り抜いた裏がちょうどいい具合に切れたとか?
いや、そうでもなさそうだ。

となると、やはり、余生を静かに送ろうとしている掃除婦の老婆が持って居るには、
かなり不釣り合いな記事になる。

funeral-2511124_640.jpg


ってことで、この記事をきっかけに過去の事件を考えていくことになる。
そこにあった事件の一つ一つの容疑者が、
この田舎の村にいる人に当てはまる。
ロンドンならいざ知らず、この小さな村にそれらの事件の容疑者らしき人がいるって、
どういう確率の村だよ。
と思うけれど、まぁ、たぶん、そうじゃないか? ぐらいで捜査するんだろうけども、
それにしたって、こじつけじゃね? と思うようなことを推理していくんだから、
なかなか……。

容疑者よろしく怪しい人が多いこの話しで、
特に怪しいのが、マザコンの息子と、車いすの母親。
ただ……マザコンの、ような?
というか、何だろう。仲睦まじい親子を見せられているような気がしたのは、間違いじゃなかった。

この話で容疑者に言及するのはこのくらいにして、
私のポイントは、終始ポワロが口にする、
宿屋の夫人の家事のできなささ。
料理も、片付けも、何もかも。あぁ、耳が痛い。
それにしても、この人は全くできない。
そこでとうとうポワロが行ってしまう、
「自らがオムレツを教えます」

オムレツ。
ベルギー仕込みのオムレツですかぁ。いいですねぇ。
……ただ、わたしは、オムレツの中にあれこれ入れるより、卵だけがいいです。
なので、オムレツにしなくても、卵焼きでいいです。
とか、見ながら思ってしまった。

オムレツ……どっかで聞いたフレーズだな。
どこだっけか?
ポワロがオムレツと、どこかの作品でも言っていたんだが、
ただ、あれほどオムレツと言いながら、
オムレツを食べているシーンを見たことがないのだが……(笑)
クラッカーしか食べてない気がする(笑)

まぁ、ポワロでなくても、あの民泊の女将さんには、ちょっとうんざり、ですね(笑)

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