2018年07月19日
ヨルダン in『ローグワン スター・ウォーズ ストーリー LOGUE ONE : A Star Wars Story 』
♪希望は、死なない♪
【ストーリーとロケ地】(ネタバレ注意)
帝国軍に連れ去られた科学者の娘ジンは、父の友人である戦士によって助けられた。
大人になったジン(フェリシティ・ジョーンズ)は強制収容所に捕らえられていたところを反乱軍に助け出され、本部へと連れていかれる。
反乱軍の指導者から行方不明の父を探すミッションを託されたジンは、反乱軍の将校キャシアン(ディエゴ・ルナ)とアンドロイドK―2SOと共に惑星ジェダへ向かう。ジェダはもともとジェダイ騎士の聖地だったが、シスによってほとんどのジェダイが滅んだ今は、反乱軍過激派のアジトとなっていた。砂漠の中で荒れ果てたジェダ・シティは、このアジトへ逃げ込んだとみられる反乱軍スパイを探す帝国軍のトルーパーで溢れていた。
沈む夕陽も桁外れに大きく見えるこのワディ・ラムでは他に『アラビアのロレンス 』を始め『トランスフォーマー:リベンジ』『プロメテウス』『オデッセイ』など主にSF映画のロケが行われている。
砂漠のアジトで、デス・スターを設計した科学者である父がスパイに託したメッセージを見たジンは父の居場所を知るが、ちょうどそのとき帝国軍によるデス・スターからの攻撃により、ジェダ・シティは木っ端微塵になってしまう。
デス・スター内部には、ロンドン地下鉄のカナリー・ワーフ駅が使われているらしい。
カナリー・ワーフはロンドン東部に位置するウォーター・フロント再開発地区で近未来的な駅周辺は『007』シリーズを始め『CODE46』『バットマン・ビギンズ』などの近未来映画に、またオシャレでモダンな街並みは『ラブ・アクチュアリー』『キリング・ミー・ソフトリー』などにも登場している。
帝国軍との戦闘に手を貸してくれた二人の戦士、そしてスパイと共にジン一行は間一髪でジェダを脱出し、父のいる惑星イードゥーへ向かう。そこで父に再会したジンだが、彼の裏切りが帝国軍に知られた上、運悪く反乱軍の攻撃により目の前で父が死んでしまう。反乱軍の本部へ戻った一行は、ジンの父が教えた設計図の在りかを報告するが、デス・スターの威力を前に評議会は降伏することを選ぶ。
帝国軍によって厳重に警備された要塞に何とか侵入したジンとキャシアンは、敵の攻撃をかいくぐりながら設計図の保管場所に辿り着く。手に入れた設計図を惑星スカリフの外の宇宙空間に到着した反乱軍の艦隊へ送信するためにはシールドゲートを破壊する必要がある。
宇宙空間には危機に気付いた帝国軍のスター・デストロイヤーも現れ、地上と宇宙双方で壮絶な戦いが繰り広げられる。仲間が命を懸けたシールドゲート破壊によって設計図の送信に成功したジンとキャシアス。しかし、軌道上に現れたデス・スターから発射されたブラスターによって巨大津波が発生し波にのまれた二人は命を落とす。
宇宙空間では設計図を取り返すため反乱軍の戦艦に乗り込んだダースベイダーが、設計図を託された反乱軍兵士たちに迫っていたが間一髪のところで設計図という「希望」はレイア姫の手に渡った。
この映画の始まりと終わりを、世界中の人々が知っている。
シスの復讐によってほとんどのジェダイが死に絶え、宇宙は暗黒卿の手中にある。そしてデス・スターという惑星ひとつを瞬時に消してしまえる破壊力を持った要塞のような宇宙船が完成してしまったら、もう反乱軍の打つ手はない。
そんな絶望的な状況の中、誰かが設計図を手に入れレイア姫へ最後の希望を託した。それに続くルーク・スカイウォーカーの出現…。
人々は、設計図を手に入れることが簡単でないと知っている。
今やシスの元には最強のジェダイであったダースベイダーがいる。つまり、この『ローグワン』という物語の中では多くの命が失われたに違いないと、誰もが予想できる。
そしてその通り、この物語の主人公たちは皆最後に命を落とす。本ストーリーでは名前さえ語られなかった無名の戦士たちだ。その核を成したのがうら若き女性だったとは…。
母を目の前で殺され、科学者の父と生き別れた後ほとんど自力で生き抜いてきた鼻っ柱の強いジン。そのジンと対照的なキャシアス。同じように幼い頃帝国軍に家族を殺され、反乱軍に育てられた彼は命令に忠実で、突っ走りがちなジンを冷静にさせる役目でもある。しかし民主的で平和な宇宙の到来を願う気持ちはジンと変わらない。
フォースの復活を信じて命を懸ける戦士たち。それがこの物語の全てだ。命を懸けてでも成し遂げなければならない何かがある…。
そんな状況は今の世の中、先進国、特に日本のような平和な国に生まれた私にはまず発生しないシチュエーションだ。だからこそ、彼らの一途さがこんなにも胸を熱くするのだろう。
『ローグワン スター・ウォーズ ストーリー LOGUE ONE : A Star Wars Story 』 (2016/アメリカ)監督: ギャレス・エドワーズ 云わずと知れた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』と『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の間に存在した名もなき英雄たちの外伝。 アナキンがダークサイドに堕ちてシスの手先ダースベイダーとなったエピソード3から十数年後、完成間近となったデス・スターの設計図を誰がどうやって手に入れ、エピソード4のレイア姫に繋いだのかを描いている。 |
【ストーリーとロケ地】(ネタバレ注意)
帝国軍に連れ去られた科学者の娘ジンは、父の友人である戦士によって助けられた。
大人になったジン(フェリシティ・ジョーンズ)は強制収容所に捕らえられていたところを反乱軍に助け出され、本部へと連れていかれる。
反乱軍の指導者から行方不明の父を探すミッションを託されたジンは、反乱軍の将校キャシアン(ディエゴ・ルナ)とアンドロイドK―2SOと共に惑星ジェダへ向かう。ジェダはもともとジェダイ騎士の聖地だったが、シスによってほとんどのジェダイが滅んだ今は、反乱軍過激派のアジトとなっていた。砂漠の中で荒れ果てたジェダ・シティは、このアジトへ逃げ込んだとみられる反乱軍スパイを探す帝国軍のトルーパーで溢れていた。
ここでジン一行は帝国軍と一戦交えるのだが、この惑星ジェダのロケ地がヨルダンのワディ・ラムだ。 シティを一歩出れば砂漠と巨大な岩山がそびえる惑星ジェダにはもってこいの「月の砂漠」ワディ・ラム。見渡す限りの砂と岩山の連なりで地球ではない場所へ来てしまったような気がしたものだ。外を数分歩けば口の中がジャリジャリしてくるほどの風が吹く。 |
沈む夕陽も桁外れに大きく見えるこのワディ・ラムでは他に『アラビアのロレンス 』を始め『トランスフォーマー:リベンジ』『プロメテウス』『オデッセイ』など主にSF映画のロケが行われている。
砂漠のアジトで、デス・スターを設計した科学者である父がスパイに託したメッセージを見たジンは父の居場所を知るが、ちょうどそのとき帝国軍によるデス・スターからの攻撃により、ジェダ・シティは木っ端微塵になってしまう。
デス・スター内部には、ロンドン地下鉄のカナリー・ワーフ駅が使われているらしい。
カナリー・ワーフはロンドン東部に位置するウォーター・フロント再開発地区で近未来的な駅周辺は『007』シリーズを始め『CODE46』『バットマン・ビギンズ』などの近未来映画に、またオシャレでモダンな街並みは『ラブ・アクチュアリー』『キリング・ミー・ソフトリー』などにも登場している。
帝国軍との戦闘に手を貸してくれた二人の戦士、そしてスパイと共にジン一行は間一髪でジェダを脱出し、父のいる惑星イードゥーへ向かう。そこで父に再会したジンだが、彼の裏切りが帝国軍に知られた上、運悪く反乱軍の攻撃により目の前で父が死んでしまう。反乱軍の本部へ戻った一行は、ジンの父が教えた設計図の在りかを報告するが、デス・スターの威力を前に評議会は降伏することを選ぶ。
しかし、父の死を無駄にしたくないジン一行と、降伏を潔しとしない十数人の反乱軍の戦士、そこに反乱軍の命令に背いてもジンの味方に付いたキャシアンが加わり、自分たちだけで帝国軍に挑むことを決意。設計図の隠された惑星スカリフへ向かう。 |
帝国軍によって厳重に警備された要塞に何とか侵入したジンとキャシアンは、敵の攻撃をかいくぐりながら設計図の保管場所に辿り着く。手に入れた設計図を惑星スカリフの外の宇宙空間に到着した反乱軍の艦隊へ送信するためにはシールドゲートを破壊する必要がある。
宇宙空間には危機に気付いた帝国軍のスター・デストロイヤーも現れ、地上と宇宙双方で壮絶な戦いが繰り広げられる。仲間が命を懸けたシールドゲート破壊によって設計図の送信に成功したジンとキャシアス。しかし、軌道上に現れたデス・スターから発射されたブラスターによって巨大津波が発生し波にのまれた二人は命を落とす。
宇宙空間では設計図を取り返すため反乱軍の戦艦に乗り込んだダースベイダーが、設計図を託された反乱軍兵士たちに迫っていたが間一髪のところで設計図という「希望」はレイア姫の手に渡った。
★★★★★
この映画の始まりと終わりを、世界中の人々が知っている。
シスの復讐によってほとんどのジェダイが死に絶え、宇宙は暗黒卿の手中にある。そしてデス・スターという惑星ひとつを瞬時に消してしまえる破壊力を持った要塞のような宇宙船が完成してしまったら、もう反乱軍の打つ手はない。
そんな絶望的な状況の中、誰かが設計図を手に入れレイア姫へ最後の希望を託した。それに続くルーク・スカイウォーカーの出現…。
人々は、設計図を手に入れることが簡単でないと知っている。
今やシスの元には最強のジェダイであったダースベイダーがいる。つまり、この『ローグワン』という物語の中では多くの命が失われたに違いないと、誰もが予想できる。
そしてその通り、この物語の主人公たちは皆最後に命を落とす。本ストーリーでは名前さえ語られなかった無名の戦士たちだ。その核を成したのがうら若き女性だったとは…。
母を目の前で殺され、科学者の父と生き別れた後ほとんど自力で生き抜いてきた鼻っ柱の強いジン。そのジンと対照的なキャシアス。同じように幼い頃帝国軍に家族を殺され、反乱軍に育てられた彼は命令に忠実で、突っ走りがちなジンを冷静にさせる役目でもある。しかし民主的で平和な宇宙の到来を願う気持ちはジンと変わらない。
フォースの復活を信じて命を懸ける戦士たち。それがこの物語の全てだ。命を懸けてでも成し遂げなければならない何かがある…。
そんな状況は今の世の中、先進国、特に日本のような平和な国に生まれた私にはまず発生しないシチュエーションだ。だからこそ、彼らの一途さがこんなにも胸を熱くするのだろう。
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