2023年12月02日
みんな大好きジョニー・デップB 長引いた泥沼裁判後、復活なるか
2011年から低迷期に入ったジョニーを襲ったのは、元妻アンバー・ハードとの泥沼裁判。
ジョニーの、悪夢のような日々が始まった・・・
2014年、科学技術がもたらす危機を描いた『トランセンデンス』、2015年のコメディ映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』など、パッとしない出演作が続く。
両方の作品で、私生活でも友人となるポール・ベタニーと共演している。『チャーリー・・モルデカイ』の方は、アベンジャーズ・シリーズのポール・ベタニー(ビジョン役)、グウィネス・パルトロウ(ペッパー役)、スター・ウォーズ・シリーズのユアン・マクレガー(オビ・ワン)が出演していて、何だか違和感を禁じえない。豪華キャストのわりには「ふざけた作品」という低評価が多いのも頷ける。
2016年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のマッド・ハッター、そして『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のグリンデルバルド役では、「え、いつの間にこんなに太ってしまったの?」とファンがショックを受けるほど、以前とは違って悪い意味の貫禄がついてしまったジョニー。
事前情報を仕入れずに映画館で観た時、しばらくグリンデルバルドを演じているのがジョニデだとわからなかった。一緒に観た子は、最後まで全く気付かなかったという。
この頃ジョニーは、プライベートで大きな試練に見舞われていたため、そのストレスで太めになってしまったと想像できる。
2012年から交際していた『ラム・ダイアリー』の共演者、23歳歳下のアンバー・ハードと2015年に結婚するが、わずか1年で「和解しがたい不和」を理由に離婚。と同時にアンバーが、ジョニーによる身体的虐待を訴える裁判を起こしたのだ。この裁判は3か月後の2016年3月に示談が成立し、一応は収まった。
2017年には待望の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が公開される。
ジョニー自身、一生ジャック・スパロウを演じたがっていたが、計画されていたこのシリーズの継続プランがアンバーとの法廷闘争により立ち消えとなったのは残念極まりない。
ジャック・スパロウといえば、ジョニーの代名詞。ジョニーなしの『パイレーツ・オブ・カリビアン』などありえない!というファンも多いだけに、酔いどれジャックをもう見られなくないのは寂しい。
同年、ケネス・ブラナー監督・主演の『オリエント急行殺人事件』では、早々に殺されてしまう最低野郎の役ながら、相変わらずの存在感を示している。
2018年には『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使い』が公開されるも、6月にはジョニーが、ファンタビシリーズに関する記事で彼を「Wife beater(妻を虐待する者)」と表現したイギリスのタブロイド紙「ザ・サン」を名誉毀損で提訴。
以前も元カノのウィノナ・ライダーや事実上の元妻ヴァネッサ・パラディが、「ジョニーはけして暴力的ではなかった」と証言したり、友人のペネロペ・クルス、ヘレナ・ボナム・カーターらが「ジョニーは暴力を振るうような人ではない」と発言するなど、ジョニーの支援者は多かった。
結果としてアメリカではジョニーとアンバー双方に名誉毀損の責任を認め、より多額の賠償額を認められたジョニーが法的には勝訴という形になったが、続々と飛び出す驚きの証言や提出された証拠により、ジョニーの信用失墜は避けられないものとなった。
個人的には、スターだって人間だし、つつかれれば痛いところなど出てきて当然だという感想。
スターだというだけで、人間的なちょっとした感情や対応までもが大げさに取り上げられて非難の的になってしまうのは、ジョニーだけでなくスポーツ選手も含めて全ての有名人にとって本当に悲劇だと感じる。
スキャンダルに興味がないわけではないが、有名人の一挙手一投足が大々的に報じられるたびに「少しほっといてあげたら?」と思わずにはいられない・・・
その後アンバー側は判決を不服として再審請求を行ったが、裁判所の判断を待たずして2022年12月、アンバーが和解金100万ドルを支払うことでの示談が発表された。
これにより、ようやく長い闘争に終止符が打たれたことになる。
が、余命わずかな大学教授を演じた『グッバイ・リチャード!』、実際に起きた事件を扱った『L.Aコールドケース』は公開延期、製作・主演を務めた力作『MINAMATAーミナマター』に至っては公開が危ぶまれたほど、ジョニーのイメージは世間的に悪くなってしまった。
そして今年、ついに還暦を迎えたジョニー。
還暦過ぎて尚、アクションなどもこなして快進撃を続けるトム・クルーズやキアヌ・リーブス、ブラッド・ピットらのように、苦難を糧にさらなる役者としての飛躍を遂げていって欲しいと切に願う。
ジョニーの、悪夢のような日々が始まった・・・
両方の作品で、私生活でも友人となるポール・ベタニーと共演している。『チャーリー・・モルデカイ』の方は、アベンジャーズ・シリーズのポール・ベタニー(ビジョン役)、グウィネス・パルトロウ(ペッパー役)、スター・ウォーズ・シリーズのユアン・マクレガー(オビ・ワン)が出演していて、何だか違和感を禁じえない。豪華キャストのわりには「ふざけた作品」という低評価が多いのも頷ける。
しかし、実在の凶悪犯を演じた同年のクライムサスペンス『ブラック・スキャンダル』ではかなり禿げ上がった薄毛のオールバックに革ジャンというファンには衝撃的な出で立ちでの熱演に、芝居への熱意は変わっていないことがうかがえる。 ベネディクト・カンバーバッチ共演のこの作品は、ジョニーの名演とクライム作品としての質の高さが評価されている。 |
2016年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のマッド・ハッター、そして『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のグリンデルバルド役では、「え、いつの間にこんなに太ってしまったの?」とファンがショックを受けるほど、以前とは違って悪い意味の貫禄がついてしまったジョニー。
事前情報を仕入れずに映画館で観た時、しばらくグリンデルバルドを演じているのがジョニデだとわからなかった。一緒に観た子は、最後まで全く気付かなかったという。
2012年から交際していた『ラム・ダイアリー』の共演者、23歳歳下のアンバー・ハードと2015年に結婚するが、わずか1年で「和解しがたい不和」を理由に離婚。と同時にアンバーが、ジョニーによる身体的虐待を訴える裁判を起こしたのだ。この裁判は3か月後の2016年3月に示談が成立し、一応は収まった。
2017年には待望の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が公開される。
ジョニー自身、一生ジャック・スパロウを演じたがっていたが、計画されていたこのシリーズの継続プランがアンバーとの法廷闘争により立ち消えとなったのは残念極まりない。
ジャック・スパロウといえば、ジョニーの代名詞。ジョニーなしの『パイレーツ・オブ・カリビアン』などありえない!というファンも多いだけに、酔いどれジャックをもう見られなくないのは寂しい。
同年、ケネス・ブラナー監督・主演の『オリエント急行殺人事件』では、早々に殺されてしまう最低野郎の役ながら、相変わらずの存在感を示している。
2018年には『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使い』が公開されるも、6月にはジョニーが、ファンタビシリーズに関する記事で彼を「Wife beater(妻を虐待する者)」と表現したイギリスのタブロイド紙「ザ・サン」を名誉毀損で提訴。
さらに翌年3月、アンバーが前年ワシントン・ポスト紙に寄稿した論説の中で自分を誹謗中傷したとして、5千万ドルの損害賠償金を求める裁判を起こした。 ここから2022年12月の示談まで、4年半に及ぶ泥沼の争いが続くこととなる。 2020年11月、イギリスでのタブロイド紙を相手取った裁判で、ジョニーの暴行容疑は事実と判断され敗訴。これによりジョニーはワーナーからファンタビ・シリーズのグリンデルバルド役辞退要請を受け入れ降板した。グリンデルバルド役を引き継いだマッツ・ミケルセンは好評を博したが、ファンとしては口惜しい限りだ。 2021年1月には、ジョニーから名誉毀損で提訴されていたアンバーが1億ドルを求めてジョニーを逆提訴し、4月にはアメリカでジョニーがアンバーを名誉毀損で訴えた裁判が始まる。ポール・ベタニーや元カノのケイト・モスなど多くの有名人を巻き込み長期化。 |
結果としてアメリカではジョニーとアンバー双方に名誉毀損の責任を認め、より多額の賠償額を認められたジョニーが法的には勝訴という形になったが、続々と飛び出す驚きの証言や提出された証拠により、ジョニーの信用失墜は避けられないものとなった。
個人的には、スターだって人間だし、つつかれれば痛いところなど出てきて当然だという感想。
スターだというだけで、人間的なちょっとした感情や対応までもが大げさに取り上げられて非難の的になってしまうのは、ジョニーだけでなくスポーツ選手も含めて全ての有名人にとって本当に悲劇だと感じる。
スキャンダルに興味がないわけではないが、有名人の一挙手一投足が大々的に報じられるたびに「少しほっといてあげたら?」と思わずにはいられない・・・
その後アンバー側は判決を不服として再審請求を行ったが、裁判所の判断を待たずして2022年12月、アンバーが和解金100万ドルを支払うことでの示談が発表された。
これにより、ようやく長い闘争に終止符が打たれたことになる。
が、余命わずかな大学教授を演じた『グッバイ・リチャード!』、実際に起きた事件を扱った『L.Aコールドケース』は公開延期、製作・主演を務めた力作『MINAMATAーミナマター』に至っては公開が危ぶまれたほど、ジョニーのイメージは世間的に悪くなってしまった。
『グッバイ・リチャード』は「超面白い!」というような作品ではないが、死を前にして生き方を変えるジョニーの淡々とした「在り方」が、私は結構好きである。 多くのチャンスを失った彼の復帰作は、全編フランス語でルイ14世を演じた『デュ・バリー夫人』。 この、2023年5月のカンヌ映画祭でオープニング作品として公開された3年ぶりのジョニーの新作映画は日本での公開は未定だが、早くジョニーの健在な姿を見たいという長年のファンは多いだろう。 タイトルロールを差し置いてジョニーの顔が大写しにされたフライヤーを見ても、ジョニーへの世間の関心の高さ、映画界での存在の大きさがうかがえる。 |
そして今年、ついに還暦を迎えたジョニー。
還暦過ぎて尚、アクションなどもこなして快進撃を続けるトム・クルーズやキアヌ・リーブス、ブラッド・ピットらのように、苦難を糧にさらなる役者としての飛躍を遂げていって欲しいと切に願う。
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