2024年02月07日
ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領 キューバへの連帯を表明 米国による対キューバ経済封鎖の開始から62年
Radio Habana Cuba、2024年2月7日
ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領は水曜日(2月7日)、米国による対キューバ経済商業金融封鎖の開始から62年を機に、自国のキューバ国民との連帯を表明した。
マドゥーロ大統領は、自身の公式Xアカウントにおいて、1962年2月7日にジョン・F・ケネディ大統領が署名し発効したこのキューバに対する違法な政策を宣言した措置を、非人間的であると形容している。
「キューバは、国家に対して犯された史上もっとも非人間的な経済封鎖と戦争行為に対する抵抗を62年間続けている」、とマドゥーロ大統領は書いた。
大統領はまた、この封鎖について、違法で介入主義的で大量虐殺的であると非難し、完全なる中止を求めた。
その開始日から米国による封鎖は、キューバの発展にとって主要な障害であり続け、食料品や医薬品や燃料の不足をもたらし、消耗する機械や公共交通の代替品の購入を不可能にするなど、さまざまな問題をキューバ社会で日々悪化させている。
キューバTV(2024年2月7日)
Presidente Maduro ratifica solidaridad con Cuba en su lucha contra bloqueo EEUU (+X y Foto)
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/346558-presidente-maduro-ratifica-solidaridad-con-cuba-en-su-lucha-contra-bloqueo-eeuu-x-y-foto
アニー・レノックス 米グラミー賞授与式で戦争終結を訴え シネイド・オコナーを追悼
Cubadeate、2024年2月2日、Almayadeen
スコットランド生まれのアーティスト、アニー・レノックスが、亡くなったアイルランド人歌手シネイド・オコナーを追悼し歌った。彼女に向けた親愛のため、そしてパレスチナのために。
ユーリズミックスの元メンバー、レノックスは、昔からの闘争の同志オコナーが広めたシングル「ナッシング・コンペアズ・2・U」の歌詞を披露した。
黒いドレスを着たレノックスは、終わり間際にこう叫んだ。「アーティストは戦争終結のために。世界中に平和を」。その瞬間、オコナーの写真が輝いたかのように見えた。その言葉のなかには彼女の多くがあったから。
まだレノックスのステージが続いているうちに、運営側は映像を切り替え、米国の作曲家バート・バカラックの画像を流した。しかし、そこにいた人たちはみな、レノックスの力強さを見とどけることをやめず、誰も彼女を無視などできなかった。
わずか19歳で自身のアルバムを録音した若きシネイド・オコナーは、自身の信念と独立心、そしてその妥協しない頑固なやり方によって指示されるもの以外の方向には決して進みたがらなかった。
1991年、2枚目のアルバムで獲得したグラミー賞を放棄し、同賞の商業的性格を非難し、自身の闘争を始めた。
彼女の闘いは、カソリック教会による性暴力や幼児虐待に対する抗議の叫びであり、それは彼女自身の困難な子ども時代の反映だった。
1997年以降、オコナーは、ガザ地区でのシオニズムによる虐殺に抗議し、コンサートをキャンセルするなど、パレスチナの人びとへの支持を示してきた。
一方、レノックスは、レッテルや固定観念を超えた、その怒りの声と、不屈の力強さによって際立っていた。
レノックスは、かなり早い時期に、パレスチナでの犯罪に対する抗議運動に参加し、自身の公式サイトでもこれについて語っていた。
いまレノックスは、友人オコナーに別れを告げた。オコナーは物理的には亡くなったが、インスピレーションを与える存在として生き続けている。
アニー・レノックスのグラミー賞でのステージ(2024年2月4日)
Annie Lennox pidió paz en Gaza y recordó a Sinéad O'Connor en los Grammy
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/07/annie-lennox-pidio-paz-en-gaza-y-recordo-a-sinead-oconnor-en-los-grammy/
2024年02月03日
ハバナ市知事 ネット上のフェイクニュースを否定
Cubadebate、2024年2月3日、Tribuna de La Habana
ハバナのヤネット・エルナンデス・ぺレス知事は先日、ボジェーロス市での水と電気の不足による抗議運動としてネット上に流通しているフェイク・ニュースを否定した。
「フェイクニュース:ふたたび革命の敵どもはキューバを統治できていない国として見せるために卑劣なウソに頼っている。流通しているのは2022年のハリケーン・イアンによる災害時にボジェーロス市のカラバサール地区で撮影された動画である。いまボジェーロスでは静かな一日が過ぎている。」、とエルナンデス・ペレス知事は自身のXアカウントに投稿した。
同じく、首都ハバナの複数の各市人民権力議会が、公式アカウントを通じて、同知事のメッセージをリツイートし、完全におだやかな市民生活を示す写真を投稿した。
ハバナ市政のコミュニケーション部長アリィ・マルティネス・モラは、市民一般に対して、フェイクニュースに惑わされず、常に公式発表から情報を得るよう、注意を喚起した。
Desmiente Gobernadora de La Habana noticia falsa que circula en redes sociales
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/03/desmiente-gobernadora-de-la-habana-noticia-falsa-que-circula-en-redes-sociales/
米国が空路によるメキシコ人移民の送還を再開
Radio Habana Cuba、2024年2月3日、Prensa Latina
米国はメキシコ人移民の一部の送還を秘かに再開した、と日刊紙ラ・ホルナダがきょう土曜日(2月3日)、この事実を暴露したニューヨーク・タイムズの記事を引用して非難した。
ホルナダ紙は、米国国境から数百キロ離れたメキシコ中部の都市モレリアへの第一便が、100人以上のメキシコ人を載せて火曜日(1月30日)離陸した。これを明らかにした2人の米国人役人は、匿名の条件のもと、詳細を語った。
メキシコ人高官1人も、匿名の条件のもと、フライトは定期的に続けられる予定であると話した、とホルナダ紙は書いている。
火曜日のフライトは、この種のものとしてはほぼ2年ぶりであった、と記事は説明している。米国当局は通常、国境近くの陸路でメキシコ人を送還している。
しかし、米国に向けて縦断するメキシコ人の数が、ここ数か月は爆発的に増加しており、このことが米国当局をして、人びとに米国行きを思いとどまらせる一層強力な形を見つけさせるに至った、と記事は書いた。
バイデン政権は、中米・南米その他の貧困や政治的不安定さや暴力から逃れてくる人びとによる、米国史上最大級の制御不能の移民の波を抑え込むために戦っている、とホルナダ紙は述べている。
先週、バイデン大統領は、国境閉鎖の権限を与えるよう議会に請願することで、高まる政治責任に取り組もうとした、とホルナダ紙は締めくくっている。
EEUU reanuda en silencio vuelos de deportación de migrantes mexicanos
https://www.radiohc.cu/noticias/internacionales/346246-eeuu-reanuda-en-silencio-vuelos-de-deportacion-de-migrantes-mexicanos
2024年02月02日
アレハンドロ・ヒル経済企画相を解任 新大臣にホアキン・アロンソ中央銀行総裁を任命 キューバ
Cubadebate、2024年2月2日
国家評議会は、共和国大統領の提案およびキューバ共産党中央委員会政治局の事前承認に対し、以下のメンバー移動実施を決定した。
・第一副首相および経済企画大臣の責務から、アレハンドロ・ヒル・フェルナンデス同志を解任する。
・経済企画大臣として、現キューバ中央銀行(BCC)総裁のホアキン・アロンソ・バスケスを任命する。
アロンソ・バスケス同志は、現在60歳で、金融・信用の学士で、企業経営管理の修士である。キューバ国立銀行、人民貯蓄銀行、コメルシオ・コーポレーション、セルビシオ・クバルセ、非銀行金融組織カサス・デ・カンビオなど、基礎からさまざまな責務を経るなかで積み重ねた、幅広い経営経験を持ち、キューバ中央銀行の総裁であった。キューバ経済会計士協会の県副会長も務めた。
・BCC総裁として、フアナ・リリア・デルガド・ポルタルを任命する。彼女は現在57歳で、国際経済関係の学士であり、キューバ国立銀行でさまざまな責務を経てきた。中央銀行の業務部長と財務部長を歴任し、経済企画省の副大臣となり、そこから改革大綱実施常設委員会で働くようになった。決済システム、会計、金融市場、商業銀行および中央銀行、マクロ経済学など、さまざまな大学院課程を取得。
・11年以上に及ぶ科学技術環境大臣の職責からエルバ・ロサ・ペレス・モントーヤ同志を刷新のため解任する。
・科学技術環境大臣として、現企業グループビオクーバファルマ総裁のエドゥアルド・マルティネス・ディアス理学博士を昇格させる。現在56歳で、生物学学士である。また、人民権力全国議会の議員でもある。
マルティネス・ディアス理学博士は、遺伝子生物工学センター(CIGB)で研究者としての労働人生をスタートさせ、局長、技術開発部長、総合副部長を務めた。自ら率いている企業グループビオクーバファルマではまず、科学政策局長および第一副総裁を歴任した。キューバ科学アカデミーのメンバーであり、キューバ産五価ワクチンの中心開発者である。新型コロナウイルス対策における功績により、キューバ共和国労働英雄の勲章を授与された。
・食品産業大臣の任務から、マヌエル・サンティアゴ・ソブリノ・マルティネス同志を、刷新のため解任する。
・食品産業大臣として、現ビジャ・クララ県知事のアルベルト・ロペス・ディアス同志を任命する。現在56歳で、人民権力全国議会の議員である。
ロペス・ディアスは、教育学士である。教師や、技術専門学校の教頭などを務めながら、さまざまな責務を負ってきた。上下水道の会社での専門家、人民評議会の議長、サンタクララ市の議会書記および副議長や、県企業の部長や総本部長などを務めた。2007年に県の人民権力行政評議会副議長に任命され、その後ビジャ・クララ県議会の副議長と議長を歴任し、現在に至る。
それぞれの任務を解かれた同志たちはみな、ひじょうに重い責任の遂行におけるその努力と献身を認められており、近日中に新たな使命が任命される。
詳細は以下の動画で。
キューバTV(2024年2月2日)
Anuncian movimiento de cuadros en ministerios cubanos (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/02/anuncian-movimientos-de-cuadros-en-ministerios-cubanos/
タグ:Consejo de Estado Alejandro Gil Fernández Joaquín Alonso Vázquez Juana Lilia Delgado Portal Elba Rosa Pérez Montoya Eduardo Martínez Díaz Manuel Santiago Sobrino Martínez Alberto López Díaz viceprimer ministro Ministro de Economía y Planificación Banco Central de Cuba ministro de Ciencia, Tecnología y Medio Ambiente ministro de la Industria Alimentaria
2024年02月01日
キューバの名ボクサー、テオフィロ・ステベンソンの生涯が映画化へ メキシコとキューバが共同製作
チュルブスコ・スタジオは、メキシコシティのコヨアカンにある、メキシコ映画にとって歴史的場所である
Cubadebate、2024年2月1日、Granma
アレハンドロ・ヒル監督の映画「ステベンソン」は、メキシコのチュルブスコ撮影所と、キューバ映画芸術産業庁(ICAIC)との共同製作となる。
ICAICのアレクシス・トリアナ長官はSNSで、ラテンアメリカでもっとも歴史のあるスタジオの一つとされているメキシコの同撮影所の代表者たちが、ICAIC創設65周年記念を祝う3月24日までにキューバ側との協議のためにハバナを訪問する、と述べた。
エルウィン・ネウマイエル率いるチュルブスコ撮影所の役割には、総合的なサービスを提供し、世界の映画製作を促進することなどがある、と公式サイトで説明されている。
キューバTV 偉大なテオフィロ・ステベンソンの生涯が映画化へ(2024年2月5日)
Realizarán filme sobre Stevenson, coproducido por Cuba y México
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/01/realizaran-filme-sobre-stevenson-coproducido-por-cuba-y-mexico/