Cubadeate、2024年2月2日、Almayadeen
スコットランド生まれのアーティスト、アニー・レノックスが、亡くなったアイルランド人歌手シネイド・オコナーを追悼し歌った。彼女に向けた親愛のため、そしてパレスチナのために。
ユーリズミックスの元メンバー、レノックスは、昔からの闘争の同志オコナーが広めたシングル「ナッシング・コンペアズ・2・U」の歌詞を披露した。
黒いドレスを着たレノックスは、終わり間際にこう叫んだ。「アーティストは戦争終結のために。世界中に平和を」。その瞬間、オコナーの写真が輝いたかのように見えた。その言葉のなかには彼女の多くがあったから。
まだレノックスのステージが続いているうちに、運営側は映像を切り替え、米国の作曲家バート・バカラックの画像を流した。しかし、そこにいた人たちはみな、レノックスの力強さを見とどけることをやめず、誰も彼女を無視などできなかった。
わずか19歳で自身のアルバムを録音した若きシネイド・オコナーは、自身の信念と独立心、そしてその妥協しない頑固なやり方によって指示されるもの以外の方向には決して進みたがらなかった。
1991年、2枚目のアルバムで獲得したグラミー賞を放棄し、同賞の商業的性格を非難し、自身の闘争を始めた。
彼女の闘いは、カソリック教会による性暴力や幼児虐待に対する抗議の叫びであり、それは彼女自身の困難な子ども時代の反映だった。
1997年以降、オコナーは、ガザ地区でのシオニズムによる虐殺に抗議し、コンサートをキャンセルするなど、パレスチナの人びとへの支持を示してきた。
一方、レノックスは、レッテルや固定観念を超えた、その怒りの声と、不屈の力強さによって際立っていた。
レノックスは、かなり早い時期に、パレスチナでの犯罪に対する抗議運動に参加し、自身の公式サイトでもこれについて語っていた。
いまレノックスは、友人オコナーに別れを告げた。オコナーは物理的には亡くなったが、インスピレーションを与える存在として生き続けている。
アニー・レノックスのグラミー賞でのステージ(2024年2月4日)
Annie Lennox pidió paz en Gaza y recordó a Sinéad O'Connor en los Grammy
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/02/07/annie-lennox-pidio-paz-en-gaza-y-recordo-a-sinead-oconnor-en-los-grammy/
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