2018年06月14日
キューバ航空 運航便キャンセル・変更に関する追加説明
Cubadebate、2018年6月14日
クーバデバテ読者の懸念全般に対するキューバ航空の返答
キューバ航空は、国内航空便サービスの調整に関する発表に対して届けられたすべてのコメントに感謝します。皆さんの懸念を解くために、以下お伝えします。
今回の運航キャンセルと変更は、われわれが現在すべての運航便をカバーするに必要なだけの量の航空機を所有していないことによるものであり、5月18日のあの痛ましい事故と直接の関連はありません。これは、多くの場合海外でおこなうことが必要となるスペア部品の契約や、航空機の補修について、ここ数ヶ月の間に悪化した問題の結果です。
キューバ航空は、乗客の皆様に与えた影響についてよく理解しており、以下の対応をとることにしました。航空券料金100%の返金(購入日から1年間有効)と、出発日変更または行き先変更(もともとの行き先に対応した近くのルート)
この返金に対応できる現金を持たないオフィスがまれにあるかもしれませんが、できるだけ早急にこの状況をなくすよう取り組んでいます。
同時に、休暇を予定していた多くの家庭に生じた問題を理解しながら、対応する代替手段を提供するため、陸上の運送業者との協働をおこなっているところです。
キューバ航空はすべての国民の皆様に繰り返し謝罪するとともに、正常化のための作業をおこなっていることを改めてお伝えいたします。
キューバ航空の各オフィスでは、皆様からのあらゆる問い合わせに対応しております。
Cubana de Aviación responde a inquietudes expresadas en Cubadebate por cancelación de los vuelos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/14/cubana-de-aviacion-responde-a-inquietudes-expresadas-en-cubadebate-por-cancelacion-de-los-vuelos/#.WyItHtIzbIU
2018年06月13日
映画「エルネスト」 キューバでロードショー開始 チェ・ゲバラ生誕90周年記念
阪本順治監督
Cubadebate、2018年6月13日、Saylin Hernández Torres記者
長編映画「エルネスト」がきょう(6月13日)、ハバナのチャールス・チャップリン劇場でプレミア上映される。キューバ映画芸術産業庁(ICAIC)がチェ・ゲバラ生誕90周年を記念してチェを追悼するものである。
ICAICの上映スケジュール月報によると、阪本順治監督のこの映画は、日系ボリビア人のフレディ前村の人生を追ったものである。前村はエルネスト・ゲバラ率いるゲリラ闘争に参加し、母国ボリビアで死亡した。
キノ・フィルムズ(日本)とRTVコメルシアル(キューバ)との合作によるこの作品は、前村のキューバ滞在(1960年代初頭にキューバで医学を学ぶ)や、フィデルやチェとの出会い、ゲリラ闘争への参加、戦闘中の戦死を描いている。
映画のタイトル「エルネスト」は、チェ・ゲバラの名前ではなく、フレディ前村が用いた仮名からとられた。日本の著名な俳優ジョーオダギリが前村を演じ、キューバの俳優フアン・ミゲル・バレーロがチェを演じた。
映画にはこのほか、ヒセジェ・ロミンチャール、ミリアム・アラメーダ、キケ・キニョネス、エンリケ・ブエノ、アルマンド・ミゲル・ゴメス、アレクシス・ディアス・デ・ビジェガス、ダニエル・ロメロ、エベル・アルバレス、ニウ・ベントゥーラ・ブリングらのキューバ人俳優が出演した。
この映画の原作は、フレディの実姉マリー前村による「革命の侍」である。広島、東京、ハバナ、バラコアで撮影され、2017年の広島国際映画祭でヒロシマ平和映画賞を受賞し、キューバに凱旋した。
当日(6月13日)は夜8時から上映され、阪本順治監督の登壇も予定されているが、そのあと映画「エルネスト」は6月14日から24日まで映画館「ヤラ」、「アカプルコ」、「マルチシネ・インファンタ」、「チャールズ・チャップリン」で上映される。
映画「エルネスト」出演者、左からエンリケ・ブエノ、フアン・ミゲル・バレーロ
映画「エルネスト」出演者たち
映画「エルネスト」撮影の様子
Largometraje “Ernesto” se estrena hoy en La Habana en homenaje al cumpleaños 90 del Che
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/13/largometraje-ernesto-se-estrena-hoy-en-la-habana-homenaje-al-cumpleanos-90-del-che/#.WyH3atIzbIU
2018年06月12日
強盗被害者に盗難品が返還される キューバ・ハバナ
盗まれたテレビが戻された
Radio Reberde、2018年6月12日、Carlos Serpa Maceira記者
先月6月1日にハバナのリサ市のグランマ地区の住宅で発生した強盗事件が先ほど明らかになった。革命国家警察(PNR)によって資産返還式が公開でおこなわれた。
近所の住人たちが見守る中、PNRの担当者たちがすべての盗難品(テレビとデジタルチューナー)を被害者に引き渡した。
この盗難事件の捜査を率いたヨスベル・ポルテジェス・ロドリゲス少佐は、6月1日以降、犯人を見つけるまで、捜査が迅速におこなわれた、と語った。
リサ市のPNR長、ホセ・ラモン・バティスタ・ポルテジェス中佐は、われわれの強さは国民の強さである、というスローガンに言及しながら、革命的警護の強化をよびかけた。
この事件の犯人であるフェリクス・アルマンド・デ・ラ・ローサ・ロドリゲスは、捜査のため逮捕拘留中である。以前に、同様の犯罪行為に関わったあと、PNRによって捜査されていた。
チューナーも戻された
お手柄の警官たち
見守る住民たち
Restituyen en La Habana bienes a víctimas de robo con fuerza
http://www.radiorebelde.cu/noticia/restituyen-habana-bienes-victimas-robo-con-fuerza-fotos-20180612/
真実作戦60周年記念国際会合開催 2019年1月 ラティーナ通信社が発表
真実作戦。ホテル「ハバナ・リビエラ」のサロンで記者会見するフィデル
Radio Habana Cuba、2018年6月12日、María Candela記者
ラティーナ通信社は、2019年1月にジャーナリストやメディア幹部たちとの国際会合を開くことを発表した。同社の出発点となった「真実作戦」から60年を記念したものである。
会合では、キューバ革命勝利および真実作戦から60年を記念し、現在の世界のジャーナリズムに関わるテーマが討論される。真実作戦は、ラテンアメリカとカリブ地域が自らのメディアを持つことを目指して召集されたものであった。
真実作戦では、キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロと、革命司令官エルネスト・チェ・ゲバラが、海外マスメディアによるキューバに対する敵対キャンペーンと情報独占を非難し、およそ400人のジャーナリストたちが集結した。
この会合のあと、1959年6月16日にアルゼンチンのジャーナリスト、ホルヘ・リカルド・マセッティを先頭に、ラティーナ通信社の設立が合意された。
2019年1月21日と22日にハバナのホテル・ナシオナルで開かれるこの会合には、海外からおよそ100人の名士、ジャーナリスト、幹部たちが出席するとラティーナ通信社はみている。
討議されるテーマは、「グローバル化時代における情報メディア」、「現在のジャーナリズムのリスクと危険」、「情報コミュニケーション技術へのアクセス」、などが予定されている。
Prensa Latina convoca a celebrar aniversario 60 de Operación Verdad
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/164411-prensa-latina-convoca-a-celebrar-aniversario-60-de-operacion-verdad
キューバ航空 国内便5区間の運航キャンセルを発表 ハバナ・サンティアゴ間は1日1便に
キューバ航空機
Cubadebate、2018年6月12日、Oscar Figueredo Reinaldo記者
キューバ航空は、国内便の運航時間と便数について調整を実施したと発表した。あわせて、カマグエイ、モア、マンサニージョ、バヤモ、グアンタナモ行きの航空便のキャンセルを発表した。
同航空の代表者によると、ハバナ - ヘローナ - ハバナ間の航空便は1日2便が維持される。そのうち火曜日の第一便の出発時間は午前9時40分に、また水曜日の出発時間は午前7時5分と午前11時40分に変更となる。
また、ハバナ - サンティアゴ - ハバナ間と、ハバナ - オルギン - ハバナ間は、1日午後の1便に変更される。また土曜日は運航無しとなる。同じく、ハバナ - バラコア - ハバナ間は、週1便(火曜日のみ)に変更される。
今回キャンセルと決まった航空便を予約していて、旅行できなくなった方々には、航空会社オフィスにおいて、チケット額の返金がおこなわれる。この手続きは、購入日から1年間有効である。
ただし、キューバ航空は、運航便復旧の可能性について適時発表していく。
Cubana de Aviación realiza ajustes en sus servicios de vuelos nacionales
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/12/realiza-cubana-de-aviacion-ajustes-en-sus-servicios-de-vuelos-nacionales/#.WyIhFdIzbIU
グランマで交通事故 負傷者38人 うち4人が重体 トラック同士が衝突
Cubadebate、2018年6月12日、ACN
キューバ東部グランマ県の首都バヤモから約10kmの地点で激しい交通事故が起き、子ども3人を含む38人が負傷した。
同地の内務省犯罪調査組織長エリオ・コビエジャ・プポ大佐は、事故はマンサニージョに向かう道路上で起き、死者は報告されていない、と述べた。
また、事故は建設省所有のトラックが反対車線にはみ出し、乗客運搬用の個人トラックと衝突した、と説明した。
現在、事故原因を明らかにするため、現場の痕跡の分析と、状況の把握などの調査が続けられている、と大佐は述べた。
負傷者はバヤモ市のカルロス・マヌエル・デ・セスペデス県大学病院に移送され、多分野の医療チームによって治療を受けている。
同病院のレオネル・パラシオ・オヘダ院長は、4人の患者が命に危険のある重体である、と発表した。
その他の負傷者には、胸部損傷を含む、多発外傷が見られる、と院長は述べた。
胸部に複雑外傷のある一人は現在外科手術中である、と院長は語った。
同院では、このような緊急事態に備えて整えられた応急体制をとっており、負傷者の治療や介護のためのあらゆる資源、人材、設備が用意されている、と院長は述べた。
Colisión entre camiones lesiona a 38 personas en Granma, cuatro en estado grave
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/12/colision-entre-camiones-lesiona-a-38-personas-en-granma-cuatro-en-estado-grave-fotos/#.Wx_0ftIzbIV
2018年06月11日
ビジャ・クララで交通事故 負傷者16人 観光会社ガビオタのトラックが転覆
CMHW、2018年6月11日、Radio Arimao
ビジャ・クララ県マニカラグア市で6月10日(日)に交通事故が起き、未成年者3人を含む16人が負傷した。
ラジオ・アリマオのロセンド・ドミンゲス・ハコミノ局長のフェイスブックの情報によると、ヒバコアから6kmの地点、トペス・デ・コジャンテスに向かう道路上のちょうどフンコ橋のところで、トラック「ジル131」が横転した。キューバの観光会社ガビオタ・ツーリズム・グループ所有のこのトラックは、橋のぬかるみに滑り、橋下に落下した。
事故現場には医療チームが迅速に到着し、また同市の党および政府、ヒバコア人民評議会、ガビオタ・ツーリズム・グループ、トペス・デ・コジャンテスの各幹部がかけつけた。
負傷者は以下16人。うち3人が未成年者。
1- Marianny Núñez Palacios----------- 19歳
2- Rosangela Pérez Rodríguez--------20歳
3- Alexy Cantello Turiño-------------------28歳
4- Yosmary Ferrer León-------------------19歳
5- Mijail Vera de la Rosa------------------48歳、運転手
6- Yankiel Ávila Sierra---------------------27歳
7- Katerina Torres Romero---------------33歳
8- Danilo León Álvarez--------------------21歳
9- Miguel Ángel Salina Muñoz---------34歳
10- Alain Ortega Moya---------------------46歳
11- Alejandro Corcho Couto-------------23-歳
12- Cándido Jesús Reyes Rodríguez- 60歳
13- Raquel Pérez Rodríguez-------------25歳
以下未成年者:
14- Bárbaro Antonio Zoto Ramírez----14歳
15- Alex Alejandro Ortiz Pérez--------- 7歳
16- Lineska Pérez Pérez----------------- 2歳
負傷者全員がサンタ・クララ市のアルナルド・ミリアン・カストロ病院と、ホセ・ルイス・ミランダ小児病院で治療を受けている。
16 lesionados en accidente de tránsito en Manicaragua
http://www.cmhw.cu/en-villa-clara/13903-16-lesionados-en-accidente-de-transito-en-manicaragua
2018年06月04日
ブラックボックスを米国で調査中 キューバ・ハバナでの飛行機墜落事故
ハバナ発オルギン行きのクバーナ航空DMJ0972便の墜落事故、ハバナにて、2018年5月18日
Cubadebate、2018年6月4日、PL
キューバのアデル・イスキエルド運輸相は今週月曜日(6月4日)、5月18日に同国で墜落したメキシコの航空会社デモー社のボーイング737機のブラックボックスは米国で調査中である、と発表した。
「まだ事故の原因がわかっておらず、現在ブラックボックスは米国にある。同機に起きた問題を知るためにわが国の担当者3人が立ち会っている。これは数ヶ月かかるかもしれない。」、とイスキエルド大臣はハバナのコンベンションセンターで語った。
「遺族の方々とは、彼らが必要とするいろいろな情報を説明するために、もう一度連絡を取る。」、と人民権力全国議会(国会)の作業常設委員会への出席時に大臣は述べた。
5月18日の正午、メキシコの航空会社デモー社のボーイング737機は乗客乗員あわせて113人を乗せてハバナで墜落。現在唯一の生存者は危篤状態のままである。
Cajas negras del accidente aéreo ocurrido en La Habana son investigadas en EEUU
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/04/cajas-negras-del-accidente-aereo-ocurrido-en-la-habana-son-investigadas-en-eeuu/#.WxbC4TSFPIU
キューバのミゲル・ディアスカネル議長 ジェフ・フレーク米共和党上院議員やグーグル社エリック・シュミット前会長と会談
左から、ジェフ・フレーク上院議員とミゲル・ディアスカネル国家評議会議長
Granma、2018年6月4日
キューバのミゲル・ディアスカネル・ベルムデス国家評議会議長は今週月曜日(6月4日)の午後、米国共和党のジェフ・フレーク上院議員と、グーグル社のエリック・エマーソン・シュミット元会長(現技術顧問)と会談した。
会談では、キューバと米国の両国間関係の状態や、相互協力の可能な分野について、意見が交わされた。
米国側には、駐キューバ米国大使館のフィリップ・ゴールドバーグ代理大使も同席した。
キューバ側には、ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相と、カルロス・フェルナンデス・デ・コシオ・ドミンゲス米国局長が同席した。
左から、ゴールドバーグ、エマーソン、フレーク、ディアスカネル、(1人とんで)ロドリゲス、フェルナンデスデコシオ
会見するフレークとエマーソン
キューバTVニュース
Recibió Díaz-Canel al senador estadounidense Jeff Flake y al presidente de Google
http://www.granma.cu/cuba/2018-06-04/recibio-diaz-canel-al-senador-estadounidense-jeff-flake-y-al-presidente-de-google-04-06-2018-15-06-52
2018年06月02日
行方不明者2人 死者7人 亜熱帯暴風雨アルベルトによる豪雨被害 キューバ
Cubadebate、2018年6月2日
キューバの市民防衛全国参謀本部は、亜熱帯暴風雨アルベルトによる豪雨の影響で、行方不明2人(シエゴ・デ・アビラ、グランマ)と死者7人(サンクティ・スピリトゥス、ビジャ・クララ、マタンサス、ピナール・デル・リオ、シエゴ・デ・アビラ)の被害が生じたことを発表した。
行方不明者:
・Alejandro Enrique Cumbrera Pérez, グランマのバヤモ出身, ビジャ・クララのマニカラグアのアリマオ川で行方不明
・Ricardo Perdomo González, シエゴ・デ・アビラのチャンバスで行方不明
死者:
・Daikel Palacios Martínez, ピナール・デル・リオのコンソラシオン・デル・スールのエラドゥーラ在住. 身分証明書番号: 89032116581. 死因, 浸水による溺死 (29歳)
・Eduardo Ramos González, ピナール・デル・リオ、サンディーノ在住. 身分証明書番号: 82090402024. 死因, 浸水による溺死(35歳)
・Noel Aranda Guerra, シエゴ・デ・アビラ、プリメーロ・デ・エネーロのバテイ・グルア・ヌエバ在住. 身分証明書番号: 60111627822. 死因, 浸水による溺死(58歳)
・Jailen Venegas Meneses, シエゴ・デ・アビラ、マハグアのバテイ・リモネス・パルメーロス在住. 身分証明書番号: 91110538285. 死因, 浸水による溺死 (26歳)
・Quintiliano Meregildo Simo Ortega, サンクティ・スピリトゥス、トリニダのマヌエル・ピティ・ファハルド地区在住. 身分証明書番号: 41041302006. 死因, 浸水による溺死 (77歳)
・Rosbel López Ríos, ビジャ・クララ、レメディオスのカヨ・ラス・バカス在住. 身分証明書番号: 90100532288 死因, 浸水による溺死(27歳)
・Ramón Cabrera García, マタンサス、コロンのクルセーロ・デ・ロス・アルバレス. 身分証明書番号: 61111813244. 死因, 浸水による溺死 (56歳)
Intensas lluvias en Cuba dejan siete muertos y dos desaparecidos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/02/intensas-lluvias-en-cuba-dejan-siete-fallecidos-y-dos-desaparecidos/#.WxO4AzTRDIU