2021年07月27日
フリオ・セサル・ラ・クルース 東京五輪初戦で快勝 5対0の判定
(左より)フリオ・セサル・ラ・クルースとアジョウィ・オコスラ
Radio Habana Cuba、2021年7月27日、Maite González Martínez記者
五輪王者で四度の世界王者に輝くキューバ人ボクサー、フリオ・セサル・ラ・クルースがきょう火曜日(7月27日)、東京五輪2020のボクシング種目予選で勝利をあげた。
ラ・クルースは新階級となる91kg級で初戦に挑み、ケニヤの無名選手アジョウィ・オコスラ選手に5対0の判定で快勝した。
同選手の試合後インタビュー。
Julio César la Cruz suma victoria cubana a jornada de boxeo en Tokio2020 (+Audio)
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/265180-julio-cesar-la-cruz-suma-victoria-cubana-a-jornada-de-boxeo-en-tokio2020-audio
2021年07月14日
キューバ五輪代表団第一陣 日本に向けて出発
Radio Habana Cuba、2021年7月14日、ACN
7月23日から8月8日まで東京五輪に出場するキューバ代表選手の第一陣がきょう(7月14日)、日本の首都に向けて出発する。
予定によると、東京に向けて出発する選手たちの中には、ボクシング、レスリング、柔道のほか、重量挙げ、水泳、射撃の代表選手たちがいる。
この第一陣にはまた、新聞・テレビ・ラジオの五輪特派員であるジャーナリストと専門家たちが含まれている。
東京五輪に公式に出場登録されたキューバ代表選手は合計69人である。内訳は15競技で、男子36人、女子33人であり、五輪で開催される全339種目のうち64種目に出場し、このうち男子が31種目、女子も同数の31種目、男女混合が2種目である。
競技別ではトップが陸上で18人、このあとレスリングが12人、ボクシングが7人、柔道が6人と続く。
残りは、カヌー・射撃が各5人、重量挙げが4人、卓球・ビーチバレー・水泳・近代五種が各2、テコンドー・体操・自転車・ボートが各1、となっている。
十分に用意し、安定した、競争力のある代表団のもと、「Hagámoslo por Cuba(キューバのためにやろう)」をスローガンに、メダル獲得数上位20位に入ることが、キューバの目標である。
男子レスリンググレコローマン130kgのミハイン・ロペスと、女子円盤投げのヤイメー・ペレスの2選手が、7月23日の開会式でキューバ国旗をたずさえる旗手の役割を務める。
五輪で過去3回優勝のミハインは、2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ大会に続き、今回で4大会連続の旗手となり、一方、2020年〜2021年シーズンに優れた結果を出したヤイメーは、この栄誉ある役割を果たす初のキューバ人女性となる。
キューバTV(2021年7月14日)
Hacia Tokio primer grupo de olímpicos cubanos
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/263809-hacia-tokio-primer-grupo-de-olimpicos-cubanos
2021年07月03日
キューバのサッカー代表 米国査証が発行されずCONCACAFゴールドカップから排除される
グアテマラでの、ゴールデンカップ予選ラウンドに向けたトレーニングの模様
Cubadebate、2021年7月3日
ふたたび封鎖がキューバスポーツを制限している。キューバのサッカー代表チームが米国への渡航のための査証を適時に受け取れず、ゴールドカップの予選ラウンドに出場できない見込みだ。数度にわたる試みのあと、パブロ・エリエル・サンチェス率いるチームに対して、グアテマラとニカラグアにある米国大使館での査証発行が拒否された。
この状況を考慮することなく、CONCACAF(北中米カリブサッカー連盟)は以下の声明を発表してゴールデンカップからキューバを排除した。
「CONCACAFはゴールドカップ2021の予選ラウンドへのキューバの渡航についてキューバサッカー協会と常に連絡をとってきた。残念ながら、新型コロナウイルスおよび査証に関連した渡航における問題と、必要とされる新型コロナウイルスの検査体制のため、今夜のフランス領ギアナとの試合は実施されない」、と同組織は声明で述べた。
「現在の公衆衛生状況と、常にガイドラインに則って遵守する必要性を考慮すると、各出場チームの健康と安全を危険にさらすことはできない」、と同連盟は述べた。
この不公平な決定に対し、キューバのブルーノ・ロドリゲス外相は改めて、キューバに対する米国による封鎖の結果を非難した。
また、キューバ代表チームのスター選手オネル・エルナンデスがツイートしたところによれば、彼の同僚選手たちは、今回の予選に向けた1か月以上にわたるトレーニングの果てのこの結果に、絶望して泣いているという。
キューバチームはきょう土曜日(7月3日)の夜7時にフランス領ギアナと対戦し、第二戦は7月6日におこなわれる予定だった。今回の決定により、フランス領ギアナは第二ラウンドに直接進出し、火曜日(7月6日)にトリニダード・トバゴと対戦する。
キューバTV(2021年7月4日)
Cuba excluida de la Copa Oro tras no recibir visas de EEUU el equipo de fútbol
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/07/03/cuba-no-efectuara-partidos-previos-de-clasificacion-a-la-copa-oro-de-futbol/
2021年05月18日
キューバ 7月31日まで国内でのスポーツ大会中止
Radio Habana Cuba、2021年5月18日、PL
キューバのスポーツ体育レクリエーション庁(INDER)はきょう火曜日(5月18日)、キューバ国内で招集していた全てのスポーツ大会をコロナ禍のため7月31日まで休止する、と発表した。
「パンデミックによって生じた衛生状況に基づきとられている措置は、スポーツ大会等のキャンセルまたは延期に関する方針を継続する、ということに留意することが適切であると考える」、と同組織の声明は述べている。
また、陸上の承認済みの国内大会や、東京五輪に向けた調整に関係するその他の試合は、現行の衛生措置を徹底したうえで、メディアを入れず、閉鎖して実施される。
INDERはすでに今年1月、パンデミックによる困難な状況を考慮し、2021年の第一四半期までに予定されていた国内および国際大会をすべて中止した。
この措置は、各種のカテゴリーやスポーツの大会や、レースや娯楽フェスティバルに影響した。
この期間に中止されたイベントには、チェス、サッカー、テコンドー、野球のU23とユース(17〜18歳)の各国内リーグや、重量挙げやテコンドーの国内大会がある。
En Cuba suspenden todas las justas deportivas por la Covid-19
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/257677-en-cuba-suspenden-todas-las-justas-deportivas-por-la-covid-19
2021年05月02日
キューバ 女子1600メートルで優勝 陸上世界リレー選手権 東京五輪出場権も獲得
キューバ女子リレー代表メンバー:(左より)スリアン、ベイティーア、アルマンサ、ロクサーナ
Radio Habana Cuba、2021年5月2日、Raúl Rodríguez記者
シレジア(ポーランド)での陸上世界リレー選手権で、キューバ女子の4×400mリレーチームが優勝し、大会史上初のメダルを獲得した。
スリアン・エチャバリア、ロセ・マリ・アルマンサ、リスネイディ・ベイティーア、ロクサーナ・ゴメスによる同チームはきょう日曜日(5月2日)ポーランド(3分28秒81)と英国(3分29秒27)を抑え、3分28秒41のタイムで優勝した。
22歳から28歳のメンバーで構成された今回のキューバ女子リレーチームの力は未知数だった。というのも今大会の前には1度しかレースに出場しておらず、そのときは今回のメンバーのうち3人が出場しただけだったからだ。
しかし土曜日の準決勝では東京五輪出場権を確保するという第一目標を達成し、さらに決勝に出場する8チームのうち最高のタイム (3分27秒90)をあげていた。
きょう日曜日は全員が勝利に貢献したが、特にベイティーアとロクサーナによる後半の走りは圧巻だった。リカルド・モリーナとフランシスコ・アヤラの弟子たちははじめの2人が走り終わった時点では3位だった。
第三走者のベイティーアは終盤数メートルのところで加速し、トップでロクサーナにバトンを渡したが、ロクサーナはあせることなく、自身の力を信じ、しばらくの間、ライバルたちにリードを許したが、最終100メートルのところで、ポーランド、英国、オランダを抜き去った。
これまで世界レベルの大会でキューバ女子の4×400リレーが最も優勝に近づいたのは、2008年の北京大会だった。このときは現在の国内最高記録の3分23秒21のタイムを出し、ロシアとベラルーシがドーピング検査で失格になった結果、4位に終わった。
このときのメンバーは、ロクサーナ・ディアス、スリア・カラタユド、スサーナ・クレメント、インディラ・テレーロだった。
今回土曜日の準決勝でキューバチームが記録したタイムは、2012年ロンドン五輪での3分27秒41に次ぐ、過去9年間で最高の結果だった。
今回は、五輪または世界選手権でキューバのリレーチームが獲得した8個目のメダルであり、女子4×400メートルでは初の快挙となる。
過去においては、男子短距離リレーがメダル3個(1968年メキシコ銀、1992年バルセロナ銅、2000年シドニー銅)、女子4×100メートルが1968年メキシコ銅、1972年ミュンヘン銅、そして男子4×400が1992年バルセロナ銀、1987年ローマ世界大会銅、を獲得した。
決勝レースの模様(2021年5月2日)
キューバTV 決勝レース後のコメント(2021年5月2日)
キューバTV 決勝進出決定 意気込みを語る(2021年5月1日)
Relevo 4x400 de Cuba se corona y hace historia en Mundial de Silesia
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/255986-relevo-4x400-de-cuba-se-corona-y-hace-historia-en-mundial-de-silesia
2021年02月06日
ミレーヤ・ルイス 国際バレーボール連盟理事会メンバーに当選
ミレーヤ・ルイス
JIT、2021年2月6日、Lisset Isabel Ricardo記者
五輪三連覇、世界選手権二連覇のキューバ人ミレーヤ・ルイスがきょう(2月6日)、国際バレーボール連盟(FIVB)理事会初のオンライン会議開幕日において、同理事会メンバーに選ばれた。
「カリブの褐色」の元主将ミレーヤは、同理事会の少数派メンバー枠に対して、もっとも多くの票を獲得した候補となった。
伝説的プレーヤーのミレーヤは137票を獲得し、一方スコットランドのマーガレット・アン・フレミングは125票で同じく選出された。3番目に選ばれた候補のベネズエラのジュディス・ロドリゲスは37票だった。
フレミングは現在スコットランドバレーボール連盟の事務局長で、欧州連盟の副会長でもある。ロドリゲスはベネズエラ連盟を率いており、南米連盟の第二副会長を兼任している。
1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2000年シドニーの五輪三大会の金メダリストであるミレーヤは、キューババレーボール連盟(FCV)および北中米カリブバレーボール連盟(NORCECA)理事会のメンバーである。
ミレーヤは、FCVにおける自身の立場から、さまざまな活動のほか、2011年以降NORCECAサーキットにおけるバラデロでのビーチバレー開催を促進している。これは国内での選手育成と同種目促進に貢献している。
今回の理事会では、NORCECAがFIVBの執行部メンバーとして推薦した、マーク・エッカート(カナダ)、ムシュタク・モハメド(トリニダード・トバゴ)、グレン・キンラン(セントキッツ・ネイビス連邦)、フェリックス・サビオ(ホンジュラス)が満場一致で選ばれた。補欠にはサビーナ・クレメント(英ヴァージン諸島)とアラン・シャープ(ベリーズ)がいる。
キューバTV(2021年2月6日)
Elegida Mireya Luis para Consejo de la FIVB
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=194744
2020年01月12日
キューバ男子バレーボール 東京五輪出場ならず NORCECA最終予選でカナダに逆転負け
JIT、2020年1月12日、Lisset Isabel Ricardo記者
バンクーバーのパシフィックコロシアムで開催されているNORCECA男子バレーボール五輪予選トーナメントの2日目(1月11日)、キューバは地元カナダとの2020年東京五輪への出場権を争う決定的な試合でタイブレークの末、手痛い敗亡を喫した。大会はきょう日曜日で終了する。
キューバチームは2セットを先取する楽なリードのあと、2020年五輪に出場するという夢を失った。地元カナダチームは残り3セットで必死の反撃を見せ、セットカウント3対2 (22-25, 22-25, 25-12, 25-21, 15-9)で試合を終わらせた。
2時間19分に及ぶ試合後、キューバのニコラス・ビベス監督は、相手チームを賞賛した。「幅広い能力を持つ素晴らしいチームだ。わがチームは若くて発展途上だ。次回改善していく」
監督は報道官ジャッキー・スケンダーに対しても次のように語った。「3セット目以降のカナダのサーブは素晴らしく、その試合プランを一体化させ、われわれはそのプレーに対応できなかった」
カナダチームはキューバチームに対して、アタックポイント(50対49)、ブロックポイント(19対8)、
サービスポイント(7対6)で上回り、アンフォースドエラーも少なかった(29対33)、と監督は評価した。
カナダの攻撃陣で目立った活躍を見せたのは、アタッカーのスティーブン・マール(21点)、キアン・スクラテット(20点)、ニコラス・ホッグ(11点)だった。
キューバチームでは、有望若手のマルロン・ヤントが14点をあげ再びチーム最多得点者となり、これに同じくコーナーのオスニエル・メルガレホ(13点)とオポジットのミゲル・アンヘル・ロペス(11点)が続いた。センターの2人、ロベルトランディ・シモンは9点、リバン・オソリアは8点をあげた。
最終日にキューバはメキシコと対戦する。メキシコはこの夜、プエルトリコとの1時間19分の試合で、ストレートで敗れ(16-25, 14-25, 17-25)、2敗目を喫した。
カナダのグレン・ホッグ監督は、守備の観点から試合をコントロールしていたと述べた。「わがチームの攻撃は戦って得点することだった。選手たちはしっかりプレーしていた」
「はじめの2セットが相手チームの優れたブロッカーによるポイントが多かったので、そのあとは少しだけ頭を使ったプレーを始めた。わがチームのサーブは実際良く、アタックと一体化し始めた。チームの努力だった。16人の選手で2週間やってきて、いま結果を見ることができる」
カナダのホッグ監督は、プエルトリコと戦うためにしっかりした準備をしていくと述べた。「明日の開始時間は早い。休養して明日に向けて準備できた状態にする」
ニック・ホッグ選手は、「きょうの試合には言葉がない。キューバは最初の2セットとてもしっかりプレーした。われわれは自分たちのプランに集中した。特にやるべきことがあったが、それをひじょうにしっかりおこなった。攻撃的であり続け、決勝への勝利を得た」、と感動的に語った。
ホッグ選手は「わがチームのサーブは大きな違いを見せた。彼らは途中でそれほど走れなかった。体格では圧倒されたが、われわれはサーブでとてもプレッシャーをかけた」、と述べた。
「観客がわれわれをとても手助けしてくれた。それがわれわれの勝利の重要な部分だった。セットカウント0対2になってから戦うのは精神的に難しいことだ。カナダでこれまで私が得た最高の観客の一つだ」、とホッグ選手は話した。
「まだもう1試合あるので複雑な感情だ。われわれは終わっていない。われわれは東京五輪への出場権を持っていない。プエルトリコはしっかりプレーしており、メキシコにはストレートで勝った。ストレッチをして食事をし、少し休養して、日曜日の試合に備えよう」、とホッグ選手は述べた。
カナダチームはメンバーのうち8選手が2016年リオデジャネイロ五輪出場経験者であり、14人のうち1人だけが直近の世界大会に出場しなかった。プロリーグでの経験者もいる。
カナダチームは事実上の五輪出場権を得て、プエルトリコ戦でこの大会を終えるだろう。カナダチームは当然の優勝候補である。彼らは、昨夜土曜日の夜の不利な状況を精神的な強さと堅実なプレーで凌ぐ術を知っており、それによって若いが強力なキューバチームを打ち崩した。
キューバ対カナダ NORCECA最終五輪予選 ダイジェスト(2020年1月11日)
Cuba cayó en vital duelo por cupo a Tokio en voleibol
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=136758
2019年12月08日
わが一票はロベルトランディに 今季キューバ最優秀団体スポーツ選手を占う
ロベルトランディ・シモン
Cuba Si、2019年12月8日、Lemay Padrón Oliveros記者
個人競技男女部門でのキューバ最優秀選手の選出のほかに毎年、団体スポーツにおけるもっともすぐれた男女の代表選手がその卓越した個人成績をもとに選ばれる。
今年はその男子部門で野球選手のユリスベル・グラシアル、アルフレド・デスパイネ、バレーボールのロベルトランディ・シモンが争っている。
グラシアルとデスパイネは日本リーグで素晴らしいシーズンを過ごし、自チームのソフトバンクホークス優勝に重要な貢献をした。マタンサスのグラシアルは同リーグ決勝でMVPに選出され、グランマのデスパイネは同リーグのベストナインに選ばれた。
ただし、彼らのキューバ代表チームでのパフォーマンスは期待外れに終わった。彼らがチームを牽引することを国中が期待していたとき、参加した唯一の国際大会プレミア12で可もなく不可もなく終わった。
世界で二番目のレベルにある日本リーグでの彼らの貢献は誰も過小評価できないが、キューバの最優秀選手の中から選ばれるためには、私はキューバ代表チームのために為していることを見なければならないと思うし、その場合両者のケースはともに粗末な内容だった。
もしほかに選択肢がなかったとしたら彼らのどちらかが選ばれることに誰も反対はしないだろうが、今年はそうではなく、ロベルトランディ・シモンがいる。
第一に、この選手の行動を評価しなければならない。自らを生んだ土地への愛情以外への何物でもなく、彼はキューバ代表のユニフォームを着るために復帰を決断した。これはきわめてスポーツを超えたことではあるが、私の見解では、これは彼のブロックやアタックと同等以上の重みを持っているものだ。
シモンはクチーネ・ルベ・チヴィタノーヴァの一員として、イタリアリーグを制覇したあと現在世界大会に出場しており、また8月にはキューバ代表チームに加わり、パンアメリカン大会の価値ある銀メダルを獲得した。
彼の復帰は、ここ数年のキューバ男子バレーボールにおそらく完全な転換をもたらすほどの重要なものとなりうるし、それは取るに足らないものではない。
これが議論となるかは知らないが、私は彼に一票を投じる。
キューバ対米国 NORCECAチャンピオンシップ決勝戦(2019年9月)
ロベルトランディ・シモン ベストミドルブロッカー 世界クラブ選手権(2019年12月)
クチーネ・ルベ・チヴィタノーヴァ対サダ・クルゼイロ 世界クラブ選手権決勝戦(2019年12月8日)
Mi voto para Robertlandy
http://cubasi.cu/cubasi-noticias-cuba-mundo-ultima-hora/item/101852-mi-voto-para-robertlandy
2019年12月02日
キューバ選手ロベルトランディ・シモン バレーボール世界クラブ選手権の王座を目指す
ロベルトランディ・シモン(左から2人目)
Radio Rebelde、2019年12月2日、Yodeni Masó Aguila記者
キューバ選手ロベルトランディ・シモンとイタリアのクラブチーム「ルベ・チヴィタノーヴァ」が今週火曜日(12月3日)から12月8日までブラジルのベティム市で開催される男子バレーボール世界クラブ選手権の王座を目指す。
五輪出場を目指すキューババレーボールの中心的スター選手シモンは、もう二人のキューバ出身選手オスマニ・フアントレナとヨアンディ・レアル(彼らは代表レベルではそれぞれイタリアとブラジルの代表)とともに、ルベのメンバーとして2年目を迎える。
セリエA1のトップチーム背番号13のセンターは、2019-2020年シーズンの10試合で合計62得点を記録し、アタック成功率は65.6%、サービスエースは8個に及んでいる。
昨季リーグでルベのメンバーとしてチャンピオンズリーグ王者とイタリアリーグ王者に輝いた2m6cmのビッグなキューバ選手シモンは今回、ベティムで、2013年のプロデビュー以来の栄光あるキャリアにさらなる栄冠を加えることを目論んでいる。
イタリアチームのほかに今回の世界クラブ選手権に出場するのは、ロシアのゼニト・カザン、カタールのアル・ラヤン・スポーツクラブ、ブラジルのサダ・クルゼイロである。
ルベは、ともにポーランドで開催された2017年大会ではゼニト・カザンに、2018年大会ではイタリアのトレンティーノ・バレーに決勝で敗れ、準優勝となっている。
今回のブラジル大会での日程によると、ルベは火曜日(12月3日)の初戦でアル・ラヤンと戦い、水曜日(12月4日)はサダ・クルゼイロ戦、木曜日(12月5日)はゼニト・カザン戦となる。
金曜日(12月6日)は休養日で、土曜日(12月7日)に準決勝として1位チーム対4位チーム、2位チーム対3位チームの試合がおこなわれ、両試合の各勝者チームが日曜日(12月8日)に世界クラブ選手権の王座を争う。
1989年の第一回大会からの全14大会において、イタリアの代表チームが史上最多の優勝9度、次いでブラジルが3度(サラ・クルゼイロが2013年、2015年、2016年)、ロシアが2度(ベロゴリエ・ベルゴロドが2014年、ゼニト・カザンが2017年)王座についている。
ロベルトランディ・シモン(後列左から2人目)
初戦 ルベ・チヴィタノーヴァ対アル・ラヤン(2019年12月3日)
第二戦 ルベ・チヴィタノーヴァ対サダ・クルゼイロ(2019年12月4日)
第三戦 ルベ・チヴィタノーヴァ対ゼニト・カザン(2019年12月5日)
Cubano Robertlandy Simón en final de mundial de clubes de voleibol
http://www.radiorebelde.cu/noticia/cubano-robertlandy-simon-final-mundial-clubes-voleibol-20191202/
2019年11月20日
キューバ男子バレーボール 今季国際大会メダル6個獲得 団体スポーツ最高の活躍
キューバ男子バレーボール代表チーム
Radio Rebelde、2019年11月20日、Yodeni Masó Aguila記者
リマでのパンアメリカン大会の準優勝を含む国際大会での6つのメダルによって、男子バレーは2019年シーズンのキューバ最優秀団体スポーツの栄誉を受けるにあらゆる面でふさわしい。
男子代表チーム監督のニコラス・ビベスは、記者とのインタビューのなかで、選手たちの成長を強調した。監督の見方では、選手たちはシーズンを通してより成長を続けていったという。
キューバ代表の今季国際大会スケジュールは、6月にハバナでのチャンジャートーナメントで始まり、9月にウィニペグでのNORCECA選手権で終えたが、両大会とも優勝の成功を収めた。
この2大会での優勝とリマでの銀メダルに加えて、男子バレー代表は、コリーマでのパンアメリカンカップとコロラドスプリングスでのチャンピオンズカップでの優勝と、さらにリュブリャナでのチャレンジカップでの準優勝を獲得した。
センター、ロベルトランディ・シモンの復帰は、今シーズンの締めにおいて経験をもたらし、また、さまざまな理由により海外でプロキャリアを成長させていく決断をした他のバレーボール選手の今後の再加入に扉を開いた。
2016年リオデジャネイロ五輪からチームを率いているビベスは、キューバ選手がアルゼンチン、イタリア、フランスのチームで活動することを好意的に評価した。
個人順では、サイドアタッカーのミゲル・アンヘル・ロペスが今季の団体スポーツでの最優秀選手の条件に値する資格を示している。ロペスは、アルゼンチンリーグのベストメンバーに選ばれているほか、コリーマとウィニペグでの大会で最優秀選手(MVP)の栄誉に輝いている。
今季際立った活躍を見せたもうひとりは、センターのロアミ・アロンソである。ハバナでのチャレンジャートーナメントMVPであり、効果的なアタックやブロックを見せた。
12月の終わりに、海外契約選手たちは、カナダでの五輪予選大会に向けた詳細を決めるために帰国する。その大会ではプエルトリコ、メキシコ、地元カナダ各代表と唯一の出場権を争う。
同大会に向けた準備において、監督は、選手たちのいわゆるチームワークを求めて、ベネズエラやチュニジアチームとの親善試合の実施可能性に言及した。
NORCECA公式サイトによると、キューバ男子バレーボールは今季合計28の公式試合をおこない、22勝でわずか6敗というポジティブな結果を残している。
キューバ男子バレーボール2019年の成績
銀メダル、パンアメリカン大会、リマ(8月)
金メダル、NORCECA男子チャレンジャートーナメント、ハバナ(6月)
金メダル、男子パンアメリカンカップ、メキシコ・コリーマ(6月)
金メダル、チャンピオンズカップ、米国コロラドスプリングス(8月)
金メダル、NORCECA選手権2019、カナダ・ウィニペグ(9月)
銀メダル、チャレンジカップ、スロベニア・リュブリャナ(6月)
ロベルトランディ・シモン(右)
ミゲル・アンヘル・ロペス
ロアミ・アロンソ(右から2人目)
ニコラス・ビベス監督
キューバ対米国 NORCECA選手権2019決勝戦ハイライト(2019年9月、カナダ・ウィニペグ)
Voleibol masculino, lo mejor de los deportes colectivos cubanos en 2019
http://www.radiorebelde.cu/noticia/voleibol-masculino-lo-mejor-deportes-colectivos-cubanos-2019-20191120/