メキシコ大統領、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール、メキシコシティの国立宮殿での朝の記者会見にてCubadebate、2023年10月18日、Prensa Latina米国のキューバに対する封鎖は、諸国民の権利の侵害であり、彼らを助けようとする人びとを苦しめる、キューバ人への最大の侮辱である、とメキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領はきょう非難した。
そうして、その力によって、60年以上前から米国政府がキューバに対して適用しているこの残虐な措置は、助けようとする企業に対してもペナルティーを科す、つまりこれは不当な制裁である、とロペス・オブラドール大統領は述べた。
メキシコ大統領は、国立宮殿での朝の記者会見のなかで、この非難をおこない、自身が招集したパレンケでのこのテーマに関する今度の日曜日の会議に、移民によって最も影響を受けているこの地域の首脳11人のうちの複数名が出席することを確認している、と説明した。
なぜキューバを封鎖するか知っているか、と大統領は問うた。それはまさに政治的理由からだ。物質的必要性を前にして国民を当局に反抗させるためであり、もっとも不可欠なもの、食糧や生存のための基礎物資の不足によって不一致の雰囲気を作り出すためだ。繰り返すが、単に政治的目的によるもので、その国や他の国の当局を弱体化させるためである。
これは国民の主権の明白な侵害であり、だれもそんなことをする権利はないし、そのような目的のために国民を使い、人間の苦しみを利用することは許されない。だからわれわれは、皆を、キューバを、他の国々を助けなければならない、と大統領は説いた。
今度の日曜日にパレンケで開催される移民についての会議に、招待されている各国指導者11人のうちの複数名がすでに参加を表明している、と大統領が報告したとき、キューバの事例が話題に上り、コロンビア、キューバ、グアテマラ、ホンジュラス、ハイチ、エクアドルに言及した大統領は、メキシコの場合は移民にとって必須の通過地である、と説明した。メキシコの北から南までの国境のあいだは何キロメートルあるか。トラック事故やその他の危険による人名の損失やリスクがどれだけあるか。ベネズエラ人であれ、キューバ人であれ、ハイチ人であれ、グアテマラ人であれ、いかなる国籍であれ、それがわれわれを悲しませないわけがない。だからそのためのこれは会議である、と大統領は語った。
この会議は、経済力を持っている国家が助け、協力することを呼びかけるものだ。武器や、不合理な戦争や、破壊にあれほどの金を浪費し、基礎の福祉業務が必要な人びとが支えられないのはなぜか。
それが、われわれの計画していることであり、そのために日曜日の会合があり、その結果はすぐにお知らせする、と大統領は発表した。
招待されているほかの大統領たちが出席するかどうかはわからず、現在まで情報がないが、日曜日には副大統領や外相たちが出席するだろう、と大統領は述べた。
この会議はとても重要で、なぜなら悪化しうる問題であり、現在すでに拡大しつつあるからであり、単に国境の軍事化や壁の建設といったことではなく、その原因において対処しなければならない、と米国について、その国名をあげずに、説明した。
問題の根底に対処しなければならない。人びとが必要性からなんとか生活できるよう歩みはじめるよう努めること。家族がいる、彼らの村々で、機会を与えること。習慣や伝統のある彼らの土地で生計を立てること。そうして、移動の全経路に多々あるリスクにさらされないこと。
アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領、朝の定例記者会見(2023年10月18日)López Obrador: “El bloqueo de Estados Unidos contra Cuba es violatorio de los derechos de los pueblos”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/18/lopez-obrador-el-bloqueo-de-estados-unidos-contra-cuba-es-violatorio-de-los-derechos-de-los-pueblos/