2023年10月08日
検査官を装った男を逮捕 セントロ・ハバナ市警察 キューバ
Cubadebate、2023年10月8日、トリブーナ・デ・ラ・ハバナ
首都セントロ・ハバナ市の国家革命警察(PNR)は、検査官を装って人びとをだますことに専念していた男を逮捕した。
逮捕の際、すでに存在しない組織である県監督管理総局が発行した偽の身分証明書が押収されたが、同局は、2021年12月4日付の閣僚評議会の合意9244号により消滅し、県検査総局と改称された。
容疑者に対して、PNRのサンハ・レアルタ市部署において、告訴状75635/2023号が発行された。
容疑者は、住民の無知と正直さを利用し、検査官の仕事を偽って詐取していたのだが、その行動は、同市の検査官たちによって発見され、当局に事実が報告された。
Detienen en Centro Habana a estafador que se hacía pasar por inspector
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/08/detienen-en-centro-habana-a-estafador-que-se-hacia-pasar-por-inspector/
いまも生きるチェ・ゲバラ 暗殺から56年 キューバ
チェ・ゲバラ
Radio Habana Cuba、2023年10月8日、PL
アルゼンチン系キューバ人のゲリラ戦士エルネスト・チェ・ゲバラがボリビアで捕らえられ、その後暗殺されてから56年、その影響は、正義のために戦う世界中の無数の人びとの意志を生み出している。
チェは、1967年10月8日、ボリビアの解放闘争に参加していたとき、イゲラ集落付近で負傷し、武器が使えない状態で、敵の手中に落ちた。数時間後、米国政府とCIAの命令によって冷酷にも銃殺された。
処刑人たちは、彼の遺体を密かに埋葬することで、偉大な人間的感性、ラテンアメリカの現実に関する幅広い知識、そして両親に宛てた手紙の中で明らかなとおり、芸術家の嗜好で磨き上げられた意志、等に特徴づけられたチェという人物の模範を封じ込めようとした。
しかし、エルネスト・ゲバラ、またはキューバのゲリラ仲間がつけたあだ名からシンプルにエル・チェと呼ばれる彼は、キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロ・ルス(1926年-2016年)とともに、20世紀後半から現在に至るまで、最大の革命家の指標の一人である。
「パラダイムが必要なら、モデルが必要なら、そのような高い目標にたどり着くために真似るべきお手本が必要なら、チェのような男たち、彼をまね、彼のようにあり、彼のように考える男たちと女たちが不可欠である」、とフィデルは英雄チェの質の高さを強調して述べた。
チェの遺骨は1997年半ばに探しあてられ、キューバに帰還し、サンタクララの記念碑に、ボリビアでのゲリラ戦争の仲間たちとともに埋葬された。サンタクララはチェが解放に貢献したキューバ中部の都市である。
チェの命日となるきょう、キューバでは、カミーロ-チェ週間が始まり、カミーロが1959年の航空事故で行方不明となった日付である10月28日までおこなわれる。カミーロ・シエンフエゴスはチェのゲリラ仲間であり、親友でもあった。
この2人の革命司令官はフィデル・カストロから指名され、東部から西部への侵攻を通じて全国へ闘争を広げ、19世紀のキューバ独立の英雄マキシモ・ゴメスやアントニオ・マセオのような武勲を再度達成した。
キューバTV サンタクララでの追悼(2023年10月8日)
キューバTV サンティアゴ・デ・クーバでの追悼(2023年10月8日)
キューバTV(2023年10月8日)
サンタクララのチェ
El Che, presente a 56 años de su asesinato (+Foto)
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/336053-el-che-presente-a-56-anos-de-su-asesinato-foto
2023年10月07日
キューバ代表 プエルトリコに勝ち3戦全勝で決勝進出 第五回カリビアン・ベースボール・カップ
ユリスベル・グラシアル
JIT、2023年10月7日
キューバ代表はきょう(10月7日)、プエルトリコを4対2で破り、第五回カリビアン・ベースボール・カップの決勝に無敗で進出を決めた。決勝戦は日曜日(10月8日)に行われる。
日本プロ野球リーグでの経験を持つユリスベル・グラシアルの5回での本塁打が、キューバ代表チームの勝利を決めた。相手チームのプエルトリコは、2022年に獲得した王座を再度狙うには4点差での勝利を義務付けられていた。
走者1人を置いて放たれたグラシアルの一発は、それまで地元チームが2対1と最少得点差でリードしていたところ、得点をひっくり返した。
打撃陣では、グラシアル(4打数2安打2打点1得点)のほか、MLBでのキャリアを持つ2選手、ロベルト・バルドキン(3打数2安打1打点2得点)とエリスベル・アルエバルエナ(3打数2安打1得点)が活躍した。
救援投手ジョナタン・カルボー(1回、1安打1三振1失点)が、ヤディエル・リベラにその時点で勝ち越しとなる本塁打を許したものの、勝利投手となった。
先発のカルロス・フアン・ビエラは、出だしは調子が良かったが、同点に追いつかれた。プエルトリコの救援投手ミゲル・メヒアスが崩れた。
キューバチームは3勝をあげ、予選ラウンド首位となった。予選ラウンドは当初6試合の予定だったが、今週この地域に降った雨のため、その半分で終わった。
きょう土曜日(10月7日)、キュラソーは米領ヴァージン諸島に16対2でコールド勝ちし、予選ラウンドを2勝1敗で終え、2位を確定させた。
こうしてキュラソーは日曜日の決勝戦進出チームとなり、一方プエルトリコ(1勝2敗)は今大会最弱のチームに再度勝ち、銅メダルに甘んじることになるだろう。
試合結果
プエルトリコ 2-4-2
キューバ 4-11-0
キューバTV バルドキン&グラシアル インタビューあり(2023年10月7日)
後半に試合終了部分の映像あり(2023年10月7日)
Triunfo sobre boricuas y a la final en Copa del Caribe de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=692434
キューバ外務省コミュニケ イスラエル・パレスチナ紛争に包括的・公正で持続性のある解決を求める
Cubadebate、2023年10月7日、キューバ外務省
キューバ共和国外務省コミュニケ
キューバ共和国は、イスラエルとパレスチナ間の暴力の激化に重大な懸念を表明する。この暴力は、イスラエルによるパレスチナ人の不可侵の権利に対する75年にわたる恒常的な侵害と、イスラエルの侵略的で拡張主義的な政策の結果から来ている。
キューバは、イスラエル・パレスチナ紛争の包括的で公正かつ持続性のある解決策を求める。その策は、パレスチナ人民が自決権を行使し、東エルサレムを首都とする、1967年以前の国境線内に独立した主権国家を持つことを可能にする、2つの国家の創設を基礎とするものである。
国連安全保障理事会は、占領国イスラエルに対する無処罰をやめ、その任務を果たさなければならない。これについては、米国は、歴史的に共犯者であり、同理事会の行動をくりかえし妨害し、中東の平和、安全、安定を損なってきた。
キューバは、すでに何万人もの人々の命を犠牲にしているこの紛争がこれ以上エスカレートしないよう、和平と交渉による解決策を追求することを求めるものである。
(キューバ共和国外務省)
キューバTV(2023年10月7日)
Cubaminrex: Cuba demanda una solución amplia, justa y duradera al conflicto israelí-palestino
https://misiones.cubaminrex.cu/ja/articulo/kiyubagong-he-guo-wai-wu-sheng-komiyunike-2023nian-10yue-7ri
2023年10月06日
キューバ代表 キュラソーに完封勝ち カリビアン・ベースボール・カップ2戦全勝
Radio Habana Cuba、2023年10月6日、PL
キューバ代表チームはきょう金曜日(10月6日)、キュラソーに4対0で完封勝ちし、第五回カリビアン・ベースボール・カップにおいて唯一の無敗チームとなり、予選ラウンド全勝まであと一試合となった。
キューバ代表チームは、4投手がすぐれた働きを見せ、先発のホセ・ラモン・ロドリーゲスは4回を投げ1安打3三振で勝ち投手となった。
開幕戦の米領ヴァージン諸島戦と同様に、打線は量よりタイムリーな打撃を見せ、ダヤン・ガルシア(4打数3安打1二塁打1打点)、アンドリィス・ペレス(3打数2安打2打点)、ロベルト・バルドキン(3打数1本塁打)らが牽引した。
ガルシアは、今大会通算6打数4安打、二塁打3本、4打点、1得点、1四球と好成績を記録している。
キュラソーの安打は、ダレーン・セラフィーナが打った2本のみ(3打数)だった。ジョルダン・ルーカス投手は、3回1/3で5安打1四球3失点で、敗戦投手となった。
キューバチームは2戦全勝となり、明日10月7日の予選ラウンド終了時点で上位2チームに与えられる日曜日(10月8日)の決勝トーナメント進出を目前にしている。
明日キューバは、地元プエルト・リコと予選ラウンド最終戦を戦い、一方キュラソー(1勝1敗)は米領ヴァージン諸島と戦う。
大雨により大会組織委員会は日程調整を余儀なくされ、予選ラウンドは総当たり戦各1試合のみに縮小され、準決勝がなくなった。
キューバTV(2023年10月6日)
Cuba, único invicto en V Copa del Caribe de Béisbol (+Foto)
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/335975-cuba-unico-invicto-en-v-copa-del-caribe-de-beisbol-foto
クーバビシオン テレノベラの放送時間変更を発表 10月9日月曜日より
テレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」
Cubadebate、2023年10月6日、クーバビシオン
クーバビシオンはフェイスブック・アカウントにおいて、来週月曜日からテレノベラの放送時間を変更する、と発表した。
テレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」と「ヌエボ・ソル」は、夜のニュース番組の放送が終わったあと、夜8時45分に放送される、と同局は投稿した。
この2つのテレノベラは、現在放送されている曜日はそのまま維持される。キューバのテレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」は毎月曜日・水曜日・金曜日、ブラジルのテレノベラ「ヌエボ・ソル」は毎火曜日・木曜日・土曜日である。
テレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」第一話
テレノベラ「ヌエボ・ソル」プロモ映像
Cubavisión anuncia ajustes en el horario de transmisión de telenovelas
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/06/cubavision-anuncia-ajustes-en-el-horario-de-transmision-de-telenovelas/
中日ドラゴンズがヤリエル・ロドリゲスを自由契約に 同投手が違約金支払いに同意
ヤリエル・ロドリゲス投手
JIT、2023年10月6日
日本の球団、中日ドラゴンズは先ほど、公式に、キューバ人投手ヤリエル・ロドリゲス・ヨルディを自由契約選手リストに加えたと発表した。
数か月前にヤリエル・ロドリゲス・ヨルディ投手が契約を放棄したあと、双方の関係者間での骨の折れる法的手続きを経て、今回の措置となった。
キューバ野球連盟がJITに認めたところによると、同選手は代理人を通じて、自身の決断によって生じた損害に対する違約金を支払うことに同意したとのことである。
Tras acuerdo, Dragones anuncian contrato libre para Yariel
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=691426
2023年10月05日
チアパスでの交通事故の死者キューバ人10人の身元判明 在メキシコキューバ大使館が発表
Radio Habana Cuba、2023年10月5日、ACN
メキシコのチアパス州での交通事故で死亡したキューバ人10名の身元が判明した、と在メキシコのキューバ大使館がきょう木曜日(10月5日)発表した。
キューバ領事ミゲル・アンヘル・モレーノ・カルピオによるX(旧ツイッター)での最新情報によると、17人の負傷者のうち、6人が入院を続けている。
そのうち2名の健康が危うい状態にあり、そのため専門医療ケアを必要としており、2名のうちの一人は未成年である、と領事は述べている。
負傷者と家族には、領事支援の提供が続けられている、と領事は述べた。
2023年10月5日、チアパス州での事故の最新情報
死亡したキューバ人10人の身元判明。
6人が入院中。未成年1人と成人1人が危険な状態のため、より専門的な医療ケアをおこなっている。
− 在メキシコのキューバ大使館 (@EmbaCuMex) 2023年10月5日
今回の事故は、先日の日曜日(10月1日)チアパス海岸において、モンテ・サンタ・クルースと呼ばれる場所付近の、ピヒヒハパンとトナラー間の路上で、ナンバープレートのない大型貨物3トントラックが横転して発生した。
事故現場には、市警察、国家警備隊、市民保護局の医療隊がかけつけ、負傷者をピヒヒハパン市総合病院に搬送した。
Identifican a los 10 ciudadanos cubanos fallecidos en Chiapas
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/335920-identifican-a-los-10-ciudadanos-cubanos-fallecidos-en-chiapas
ハバナ市民 集合住宅倒壊事故で死亡した消防隊員2人を追悼 キューバ
Cubadebate、2023年10月5日
ハバナ市民はきょう木曜日(10月5日)、10月3日の深夜おそくに起きたハバナ旧市街ビジェガスとアグアカテ間のランパリージャ通り368番での集合住宅倒壊により亡くなった2人の消防隊員、ヨアンドラ・スアレス・ロペス一佐と、若き戦士ルイス・アレハンドロ・ジェレーナ・マルティネスを追悼した。
この崩壊事故では、当該住宅の住人であったラモン・パエスさん79歳も亡くなっている。
コロン墓地での儀式では、義務を遂行した殉職者に敬意を表し、弔砲3発が発射された。
キューバTV(2023年10月5日正午)
キューバTV(2023年10月5日夜)
Rinden homenaje a bomberos caídos durante el derrumbe en Lamparilla 368 (+ Fotos)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/05/rinden-homenaje-a-bomberos-caidos-durante-el-derrumbe-en-lamparilla-368/
2023年10月04日
在メキシコのキューバ大使館 チアパス州での移民事故の対応継続中
Radio Habana Cuba、2023年10月4日、Granma
在メキシコのキューバ大使館は、チアパス州で発生したキューバ人非正規移民を巻き込んだ事故について、キューバ人家族にとって痛ましい結果とその影響を考慮し、厳重に監視している。
在メキシコのキューバ大使館が10月3日深夜にXアカウントで発表したところによると、負傷者17人のうち10人はすでに退院しており、残り7人は入院を続け、それぞれの治療を受けている。
また同投稿は、死亡者の本国送還について、常に遺族の希望に沿って調整中であることを強調している。
きょう10月4日の朝に大使館は、この悲劇的な事件で負傷したキューバ国民に対しては領事による支援が引き続き提供されること、そして入手可能な情報は適時更新されることを発表した。
米国を目指すこれらの移民ルートを用いる人びとが巻き込まれる事件は、今回初めてではない。一方、キューバは、移民の安全を保証する安全な経路による、秩序ある正規の移住を約束する立場を維持している。
Embajada de Cuba en México mantiene seguimiento y atención a migrantes involucrados en accidente (+ Fotos)
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/335841-embajada-de-cuba-en-mexico-mantiene-seguimiento-y-atencion-a-migrantes-involucrados-en-accidente-fotos