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2021年02月07日

高天原の所在に關する諸説 その4

右の説の批評 その2
之を古傳説に徴するに、天孫は此の豊葦原の瑞穂國を、安國と定むべき使命を帯びて、此の土に降臨し給ひしなり。
而して~武天皇は此の使命を完うし、天業を恢弘して天下に光宅し給はんが爲に、西偏日向の地を去りて、遠く六合の中心たる大和に向ひ給ひしなり。
然るに其の大和にして、果して祖國高天原と同一ならんには、何故に天孫此の六合の中心たる大和を去りて、遠く西陲僻遠の地に降臨し給ふことのあるべけんや。
叉同じく天~の御子と稱せらるる饒速日命は、夙に天の磐船に乗りて、大和に降り給へりとさへ傳へらるるなり。
若し大和にして是れ直ちに高天原ならんには、如何ぞ其の祖國なる高天原より、更に同じ高天原なる大和に降り給へりと言はんや。
されば古傳説謂ふ所のものが、果して歴史上の事實なりや否やは別問題なりとするも、少くも此の傳説を語り傳へたる古代の人民が信ぜし高天原は、決して大和にてはあらざりしなり。
況や天孫の爲に國を避け奉りし大國主~が、皇孫尊(すめみまのみこと)の鎭まりまさん大倭(やまと)の國と申して、其の和魂を大三輪の~奈備に坐(ま)させ、其の他の御子~等の御魂をも、それそれに大和各地の~奈備に坐させて、皇孫の近き守りの~と奉れりとの、出雲國造の所傳もこれあるをや。
古傳説上の高天原は、決して大和にてはあるべからず。

タグ:瑞穂の国
posted by うさぎ at 07:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 高天原
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