2021年05月11日
日向に於ける石器時代の遺蹟と其の分布 その2 (179回)
日向遺蹟の二系統
勿論現時の調査の程度に於ては、其の學界に知られたるものは、現存遺蹟の一部分に過ぎざるべく、叉其の既に知られたるものも、僅に小數の石器叉は土器の破片を獲るに過ぎずして、それが如何なる系統の遺蹟なりやを明かにするを得ざる場合多く、叉石器時代より金屬器時代にまで圓滑に繼續する、彼の彌生式遺蹟の類にありては、それが果して純石器時代のものなりや、はた石器、金屬器併用時代のものなりや、或は全く金屬器時代となりての後のものなりやを明かになし難き場合、亦少からざるなり。
殊に同一遺蹟に於て、縄紋式、弥生式兩系統のものを混ずるのみならず、時としては朝鮮式陶器(普通に齋瓮土器と稱するもの)の破片の交れるをも見ることあり。其の狀態頗る複雑にして、將來の研究に俟つや大なりとす。
勿論現時の調査の程度に於ては、其の學界に知られたるものは、現存遺蹟の一部分に過ぎざるべく、叉其の既に知られたるものも、僅に小數の石器叉は土器の破片を獲るに過ぎずして、それが如何なる系統の遺蹟なりやを明かにするを得ざる場合多く、叉石器時代より金屬器時代にまで圓滑に繼續する、彼の彌生式遺蹟の類にありては、それが果して純石器時代のものなりや、はた石器、金屬器併用時代のものなりや、或は全く金屬器時代となりての後のものなりやを明かになし難き場合、亦少からざるなり。
殊に同一遺蹟に於て、縄紋式、弥生式兩系統のものを混ずるのみならず、時としては朝鮮式陶器(普通に齋瓮土器と稱するもの)の破片の交れるをも見ることあり。其の狀態頗る複雑にして、將來の研究に俟つや大なりとす。
タグ:日向国史
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