2021年05月06日
石器時代概説 その22 (174)
石器の種類
石器には、石斧、石鏃、石劔、石刀、石槍、石棒、石鑿、石鍬、石庖丁、石皿、石匙等、其の種類甚だ多し。
是等は或は琢磨して造れる磨製のものもあれば、或は單に打ち缺きて作れる打製のものもあり。
石器はその材料の性質上、各種類に就いてほぼ一定の形態を有し、大體に於て各民族共通のもの多かれども、而も亦其の間多少の相違なきにあらず。
例えば石鏃の如き、中國、九州等より發見せらるるものには、三角形若くは雁股形等のもの多く、其の脚を箆の中に挿入すべく作られたるものは甚だ少きに反して、關東、奥秩A北海道等にては、却って脚を有するもの多きを見る。
是れ製作法の進歩によれるか、或は當初民族の關係より、其の製作を異にせしものにてもあるべし。
叉磨製石鏃、同じく磨製の一種の石庖丁、或る特殊の形態を有する石鑿、銅劔型石劔の如きは、多く彌生式遺蹟に限りて發見せられ、石棒は多く縄紋土器を伴へる遺蹟より發見せらるるなり。
石器には、石斧、石鏃、石劔、石刀、石槍、石棒、石鑿、石鍬、石庖丁、石皿、石匙等、其の種類甚だ多し。
是等は或は琢磨して造れる磨製のものもあれば、或は單に打ち缺きて作れる打製のものもあり。
石器はその材料の性質上、各種類に就いてほぼ一定の形態を有し、大體に於て各民族共通のもの多かれども、而も亦其の間多少の相違なきにあらず。
例えば石鏃の如き、中國、九州等より發見せらるるものには、三角形若くは雁股形等のもの多く、其の脚を箆の中に挿入すべく作られたるものは甚だ少きに反して、關東、奥秩A北海道等にては、却って脚を有するもの多きを見る。
是れ製作法の進歩によれるか、或は當初民族の關係より、其の製作を異にせしものにてもあるべし。
叉磨製石鏃、同じく磨製の一種の石庖丁、或る特殊の形態を有する石鑿、銅劔型石劔の如きは、多く彌生式遺蹟に限りて發見せられ、石棒は多く縄紋土器を伴へる遺蹟より發見せらるるなり。
タグ:日向国史
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