2016年12月12日
資本主義社会における労働の役割とは?‐消費によって貨幣が増えるなぞ(経済原論リポート)
関連サイト記事案内
★お金は使えば使うほど増えていく!資本主義の不思議
★資本主義経済と株価の関係とは?投資をはじめよう!
資本主義社会における労働の役割とは?‐消費によって貨幣が増えるなぞ(経済原論リポート)
資本という概念が入ると、貨幣で商品を購入したとき、貨幣で商品を購入することによって、商品の価値と同じ貨幣を支払っているにもかかわらず、商品の価値よりも多くの貨幣を手に入れる事ができるのである。
このもとの商品の価値よりも多くなった部分の貨幣が余剰部分と見る事ができるであろう。
商品を消費する事によって、新たな価値が生まれ、また、消費された商品の価値よりも高くなるのが資本の流通形態と言えるであろう。
また、このように、商品の消費によって貨幣がたえず増大しているのが資本主義経済の特徴とも言えるだろう。
商品を消費する事によって貨幣が増えるという、夢のような話だが、この資本の謎を解くカギを握るのが労働力である。
資本主義社会では、賃労働者は労働力を商品として資本家に売り、そこで得た賃金によって生活をしている。
すなわち、貨幣がなければ生きて行くのは困難で、人間が生活を行うためにはお金が必要であり、お金によって、食事をし、余暇を楽しむ事ができる。
このことは、労働力を再生産するためには、お金が必要という事を意味し、お金を消費する事によって、労働力を再生産する事が可能になるのである。
すなわち、どのような社会であっても、生産と消費は必要で絶えず、生産と消費が繰り返されている。
生産物は労働力によって生まれ、また、労働力によって、生産物は消費されている。
生産物が消費を越えればそれは余剰となる。
そして、労働力を維持していくためには、必ず消費は必要で、この労働力が絶えず再生産されるのに必要不可欠な生産物の事を必須生活手段または必須生産物、労働ファンドと呼ぶ。
そして、必須生活手段を生産するのに必要な労働を必須労働と呼ぶ。
また、必須生活手段の社会的必要時間によって労働力の価値を規定する事ができる。
また、労働者が持っている労働価値は労働力を再生産する再生産費とも見る事ができ、これは、必須労働のことでもある。
労働者の労働力の価値は必須労働で決まる事も意味している。
資本主義的経済の労働市場では、資本家は労働力が再生産されるのに必要な必須生活手段の社会的必要時間で規定された労働力の価値を商品として労働者に貨幣によって支払う。
また、資本家は商品市場では、他の資本家から生産手段を購入する。すなわち、資本主義的経済において、余剰価値を生むためには、商品である、労働力と生産手段を購入して資本を投下しなければならないのである。
労働者は資本家に時間極めで労働力を商品として売る。
そして、資本家は労働者から買った時間はある程度支配して、資本家の指導のもとに、契約時間の間労働力を消費して、生産をおこなっていく。
また、労働力の消費の過程は、実際に労働を行っている、労働過程と労働力を消費して、労働力の消費によって新たな価値が生まれる価値増殖過程との2つに分ける事ができる。
労働過程の労働の事を具体的労働と言い、また、価値増殖過程での労働を抽象的労働と言う。
労働には2つの種類があり、具体的労働は具体的に行う労働を表し、労働によって、特定の物質に対して形態変化を起こさせるなどである。
この具体的労働では、価値変化は発生しない。
抽象的労働は、労働を抽象的に考え、また、労働を量で捉えて、労働力の支出を抽象的に見ていく。
この抽象的労働の時に新しい商品価値が生まれるのである。
具体的労働では新たな価値を生まない、この事を逆に考えると、元々存在した価値の事を指している。
すなわち、具体的労働では生産手段の中に価値が移転されて、前年と同じ価値が生産されている。
この事を資本で考えると、生産される価値は生産物の中に移転されているだけなので、投資される資本の価値は変化がなく、また、生産されるのに必要な資本の事でもある。
この変化がなく、不変に生産されるために必要となる資本は、毎回同じ価値の資本なので、不変資本と呼ばれている。
抽象的労働によって、新たな余剰価値を生み出す事になる。
抽象的労働は労働を抽象的に広く捉えている。
抽象的労働は新たに余剰価値になる部分と再生産に必要な部分とに分ける事ができる。
すなわち、抽象的労働では、労働力の価値を再生産し、そして、その労働力を再生産するのに必要となる必須労働時間と、さらにそれを越えて新たに生まれた余剰価値を生産するのに必要な余剰時間とが組み合わさっている事になる。
必須労働時間を超え、余剰労働時間が新たに増え、変化しているので、そこに、投下される資本の価値量も変化して増えているという事が言える。
そして、投下資本の価値量が変化して、増えているので、この事を可変資本と言う。
資本主義経済は貨幣の社会でもある。そのため、生産された商品は商品市場で売る事によって貨幣に変換される。
貨幣に変換される事によって、価値を表し、価値を得た事にもなってくる。
そして、同時に、余剰価値を貨幣に転換して得る事をも意味している。
そして、労働者は労働力を商品として売り、変わりに貨幣得て、その得た貨幣を使って資本家から必須生活手段を買い生活をしていく。
そして、また、労働力を再生産する。このようにして、資本主義経済では繰り返し生産物の再生産が行われて、余剰価値を生みながら、商品の生産が行われていくのである。
クリックお願いします。
★お金は使えば使うほど増えていく!資本主義の不思議
★資本主義経済と株価の関係とは?投資をはじめよう!
資本主義社会における労働の役割とは?‐消費によって貨幣が増えるなぞ(経済原論リポート)
資本という概念が入ると、貨幣で商品を購入したとき、貨幣で商品を購入することによって、商品の価値と同じ貨幣を支払っているにもかかわらず、商品の価値よりも多くの貨幣を手に入れる事ができるのである。
このもとの商品の価値よりも多くなった部分の貨幣が余剰部分と見る事ができるであろう。
商品を消費する事によって、新たな価値が生まれ、また、消費された商品の価値よりも高くなるのが資本の流通形態と言えるであろう。
また、このように、商品の消費によって貨幣がたえず増大しているのが資本主義経済の特徴とも言えるだろう。
商品を消費する事によって貨幣が増えるという、夢のような話だが、この資本の謎を解くカギを握るのが労働力である。
資本主義社会では、賃労働者は労働力を商品として資本家に売り、そこで得た賃金によって生活をしている。
すなわち、貨幣がなければ生きて行くのは困難で、人間が生活を行うためにはお金が必要であり、お金によって、食事をし、余暇を楽しむ事ができる。
このことは、労働力を再生産するためには、お金が必要という事を意味し、お金を消費する事によって、労働力を再生産する事が可能になるのである。
すなわち、どのような社会であっても、生産と消費は必要で絶えず、生産と消費が繰り返されている。
生産物は労働力によって生まれ、また、労働力によって、生産物は消費されている。
生産物が消費を越えればそれは余剰となる。
そして、労働力を維持していくためには、必ず消費は必要で、この労働力が絶えず再生産されるのに必要不可欠な生産物の事を必須生活手段または必須生産物、労働ファンドと呼ぶ。
そして、必須生活手段を生産するのに必要な労働を必須労働と呼ぶ。
また、必須生活手段の社会的必要時間によって労働力の価値を規定する事ができる。
また、労働者が持っている労働価値は労働力を再生産する再生産費とも見る事ができ、これは、必須労働のことでもある。
労働者の労働力の価値は必須労働で決まる事も意味している。
資本主義的経済の労働市場では、資本家は労働力が再生産されるのに必要な必須生活手段の社会的必要時間で規定された労働力の価値を商品として労働者に貨幣によって支払う。
また、資本家は商品市場では、他の資本家から生産手段を購入する。すなわち、資本主義的経済において、余剰価値を生むためには、商品である、労働力と生産手段を購入して資本を投下しなければならないのである。
労働者は資本家に時間極めで労働力を商品として売る。
そして、資本家は労働者から買った時間はある程度支配して、資本家の指導のもとに、契約時間の間労働力を消費して、生産をおこなっていく。
また、労働力の消費の過程は、実際に労働を行っている、労働過程と労働力を消費して、労働力の消費によって新たな価値が生まれる価値増殖過程との2つに分ける事ができる。
労働過程の労働の事を具体的労働と言い、また、価値増殖過程での労働を抽象的労働と言う。
労働には2つの種類があり、具体的労働は具体的に行う労働を表し、労働によって、特定の物質に対して形態変化を起こさせるなどである。
この具体的労働では、価値変化は発生しない。
抽象的労働は、労働を抽象的に考え、また、労働を量で捉えて、労働力の支出を抽象的に見ていく。
この抽象的労働の時に新しい商品価値が生まれるのである。
具体的労働では新たな価値を生まない、この事を逆に考えると、元々存在した価値の事を指している。
すなわち、具体的労働では生産手段の中に価値が移転されて、前年と同じ価値が生産されている。
この事を資本で考えると、生産される価値は生産物の中に移転されているだけなので、投資される資本の価値は変化がなく、また、生産されるのに必要な資本の事でもある。
この変化がなく、不変に生産されるために必要となる資本は、毎回同じ価値の資本なので、不変資本と呼ばれている。
抽象的労働によって、新たな余剰価値を生み出す事になる。
抽象的労働は労働を抽象的に広く捉えている。
抽象的労働は新たに余剰価値になる部分と再生産に必要な部分とに分ける事ができる。
すなわち、抽象的労働では、労働力の価値を再生産し、そして、その労働力を再生産するのに必要となる必須労働時間と、さらにそれを越えて新たに生まれた余剰価値を生産するのに必要な余剰時間とが組み合わさっている事になる。
必須労働時間を超え、余剰労働時間が新たに増え、変化しているので、そこに、投下される資本の価値量も変化して増えているという事が言える。
そして、投下資本の価値量が変化して、増えているので、この事を可変資本と言う。
資本主義経済は貨幣の社会でもある。そのため、生産された商品は商品市場で売る事によって貨幣に変換される。
貨幣に変換される事によって、価値を表し、価値を得た事にもなってくる。
そして、同時に、余剰価値を貨幣に転換して得る事をも意味している。
そして、労働者は労働力を商品として売り、変わりに貨幣得て、その得た貨幣を使って資本家から必須生活手段を買い生活をしていく。
そして、また、労働力を再生産する。このようにして、資本主義経済では繰り返し生産物の再生産が行われて、余剰価値を生みながら、商品の生産が行われていくのである。
クリックお願いします。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5708017
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック