2017年10月23日
ASD、PDDのワーキングメモリー向上方法#1
「ワーキングメモリ」とは、
(working memory:作業記憶,作動記憶)
で、短い時間に心の中で情報を保持し、
同時に処理する能力のことを指す。
会話や読み書きや計算などの基礎となる、
私たちの日常生活や学習を支える重要な能力
なのだ。「ワーキングメモリ」のメカニズムに
ついて説明すると、
言語的短期記憶 (音韻ループ)
視空間的短期記憶 (視空間スケッチパッド)
中央実行系
の3つのコンポーネントから構成される
システムとして捉えられる。
言語的短期記憶は音声で表現される情報
(数,単語,文章など) を保持、
視空間的短期記憶は視空間情報 (イメージ、
絵、位置情報など)を保持する。
また、中央実行系に関しては、注意の制御、
処理資源の配分といった高次の認知活動を
司る。言語的短期記憶と中央実行系の機能を
合わせ、言語性ワーキングメモリと呼び
視空間的短期記憶と中央実行系の機能を
合わせて、視空間性ワーキングメモリ
と呼ぶ。
「ワーキングメモリ」とは、
思考と行動の制御に関わる実行機能の一つで
あり、実行機能は,思考と行動の制御を行う
プロセスで、前頭葉の働きと関連することが
脳科学研究からわかっている。
実行機能には、抑制(inhibition)、更新
(updating)、シフト(shifting)の三つの働きが
あるとされていて、更新の働きが
「ワーキングメモリー」であるとされる。
そして、これら3つの働きの中で、
更新(「ワーキングメモリー」)が
知能(流動性知能・結晶性知能)に影響
を及ぼす。
「ワーキングメモリ」は、国語、算数、理科
などの学習と密接に関連しており、
発達障害のある子どもの多くが
「ワーキングメモリ」に問題を抱えている
のが明らかになっている。
だが、「ワーキングメモリー」も向上させる
ことはできる。
それは、「n-backタスク」と呼ばれるもので、
脳機能イメージングなどの分野で
実験参加者の脳活動を調べる際や
心理実験などでよく用いられる
持続処理課題 (Continuous Performance
Task) をさす。
N個前の問題を答えていく形式で行われ、
連続正答数やnの値などで一時記憶能力が
評価される。
例えば、1’バックであれば、1問目の計算問題
の結果を記憶しつつ、2問目の計算を行い、
2問目の計算の後に、1問目の計算結果を
答えるといった手順で一時記憶能力を
測定する。3問目の計算の後は、
2問目の計算結果を答えるといった具合だ。
このタスクには、測定だけでなく
一時記憶能力自体を向上する効果があり、
現在では脳トレの一つとして扱われるように
なってもいる。
「n-backタスク」で一時記憶能力が
向上すれば、計算力や長文読解力が
上がる(流動性知能を高める)ことに加え、
他の認知機能にも良い
影響を及ぼす。
どこでできるかというと、無料アプリでも
沢山あるのと、
有名なところでは、ニンテンドーDSの
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授
監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレ
ーニング』にもこのタスクが入っている。
因みに息子もこれをやっている。
大人も衰えた脳を鍛えられるので
子供の「ワーキングメモリー」だけでなく
家族もやってみると、中々難しいことに
気づくはずだが、楽しく続けてみてほしい。
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(working memory:作業記憶,作動記憶)
で、短い時間に心の中で情報を保持し、
同時に処理する能力のことを指す。
会話や読み書きや計算などの基礎となる、
私たちの日常生活や学習を支える重要な能力
なのだ。「ワーキングメモリ」のメカニズムに
ついて説明すると、
言語的短期記憶 (音韻ループ)
視空間的短期記憶 (視空間スケッチパッド)
中央実行系
の3つのコンポーネントから構成される
システムとして捉えられる。
言語的短期記憶は音声で表現される情報
(数,単語,文章など) を保持、
視空間的短期記憶は視空間情報 (イメージ、
絵、位置情報など)を保持する。
また、中央実行系に関しては、注意の制御、
処理資源の配分といった高次の認知活動を
司る。言語的短期記憶と中央実行系の機能を
合わせ、言語性ワーキングメモリと呼び
視空間的短期記憶と中央実行系の機能を
合わせて、視空間性ワーキングメモリ
と呼ぶ。
「ワーキングメモリ」とは、
思考と行動の制御に関わる実行機能の一つで
あり、実行機能は,思考と行動の制御を行う
プロセスで、前頭葉の働きと関連することが
脳科学研究からわかっている。
実行機能には、抑制(inhibition)、更新
(updating)、シフト(shifting)の三つの働きが
あるとされていて、更新の働きが
「ワーキングメモリー」であるとされる。
そして、これら3つの働きの中で、
更新(「ワーキングメモリー」)が
知能(流動性知能・結晶性知能)に影響
を及ぼす。
「ワーキングメモリ」は、国語、算数、理科
などの学習と密接に関連しており、
発達障害のある子どもの多くが
「ワーキングメモリ」に問題を抱えている
のが明らかになっている。
だが、「ワーキングメモリー」も向上させる
ことはできる。
それは、「n-backタスク」と呼ばれるもので、
脳機能イメージングなどの分野で
実験参加者の脳活動を調べる際や
心理実験などでよく用いられる
持続処理課題 (Continuous Performance
Task) をさす。
N個前の問題を答えていく形式で行われ、
連続正答数やnの値などで一時記憶能力が
評価される。
例えば、1’バックであれば、1問目の計算問題
の結果を記憶しつつ、2問目の計算を行い、
2問目の計算の後に、1問目の計算結果を
答えるといった手順で一時記憶能力を
測定する。3問目の計算の後は、
2問目の計算結果を答えるといった具合だ。
このタスクには、測定だけでなく
一時記憶能力自体を向上する効果があり、
現在では脳トレの一つとして扱われるように
なってもいる。
「n-backタスク」で一時記憶能力が
向上すれば、計算力や長文読解力が
上がる(流動性知能を高める)ことに加え、
他の認知機能にも良い
影響を及ぼす。
どこでできるかというと、無料アプリでも
沢山あるのと、
有名なところでは、ニンテンドーDSの
『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授
監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレ
ーニング』にもこのタスクが入っている。
因みに息子もこれをやっている。
大人も衰えた脳を鍛えられるので
子供の「ワーキングメモリー」だけでなく
家族もやってみると、中々難しいことに
気づくはずだが、楽しく続けてみてほしい。
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