釣りのまにまに

５ｋｇ！やったぁ～。其の弐

つづき。

最初のあたり方はね、すっごく小さいの。
チョイチョイ、竿先をチョイチョイ。
「おほ？なんだ？何でもいいからフックアップしてよ。」って。
そしたらね、

・・・ん～～～～！！！！！きったぁぁぁぁ～！

スーッってラインを出したかと思えば、一気にびゅ～～～～～～！！

「ゆ・夢？夢じゃないの？」

違うよぉ～、一気に竿先を海中に引き込んだよ！
こりゃぁ鯛ちゃんじゃないよ、ちょっと残念だけど、え？あいつか？
でもね、この季節には釣れるって聞かないし、もちろん私も知らないよ。
しっかし、この重量感！間違いないよ！絶対獲ったる！
エンジン始動！追っかけちゃうよぉ～！

逃がしゃしないよ！こんなチャンス逃してなるかよ。

さすがにパワフル、しかも縦横無尽、好き勝手にあざ笑うかのように走り回りますよ。
でもね、あいつはね、根には潜らないからね、しっかりやり取りして、
相手が疲れたらね、一気に勝負だよ。
相手も必死！掛かった鈎を外そうとめちゃくちゃ暴れますよ！

あせったら負け。
力勝負じゃあっちに分があるよ。
なんせ鯛カブラのタックルに来たんだから、ラインは0.8号、リーダー３号。
しかもね、このリーダー結んだの去年だし。^^;
なんちゅう横着。
いやね、あまりのつれなさにね、
「こいつをぶち切るような相手でも来ればか～えよ。」って。
バカだったよ？え？しってる？^^;よね。
ホントにこんなすごいのが来るなんて思っても見ないよ。
鯛ならね、多少根ずれてるリーダーでも大丈夫なんだよ。
そんなつもりの横着だよ。
こちらの腹づもりなんて、海には関係なかったね。
後悔しながら、打ち消しながら戦ってますよ！

走らせすぎたら厄介だから、あまりラインを出さずに勝負したいところ。
なので、魚を追っかける方向でハンドル切ったり、クラッチ操作したり。
ラインテンションを緩めることだけはしないように船を操りますよ。
リール巻きながら、ライン出されながら。
もうね、巻いたら巻いた分＋で出していくんだよ。
もう大変。
船の下をくぐって一気に走られるとね、大変だよ。
船底こすったら瞬間で切れちゃうからね。
竿もあっち向けたりこっち向けたり、もうね、ひぃ～ひぃ～言わされてますけど。

楽しいよ^^

そんなことを数分やってるとね、相手が首を振り出したよ。
クンクンクンって。
これね、疲れたよって合図なんだって。

ここからは徐々に間合いを詰めていきますよ。
油断するとね、ほぉ～れ！走ったよ。
また残り２５ｍだよ。

ささ、またやり直し。
相手も疲れてきたよ、こっちもだけど ^^;
よし、リーダーがはいりましたよ。
お？また出すし、今度は大丈夫。

するとね、ようやく相手が見えてきましたよ！

つづく。

釣りのまにまに

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