日々のつぶやき

親日国トルコが大変な状況になっている。

トルコ国民のほとんどは「クシモト」

という日本の地名を知っている。

なぜなら、かれらの教科書に、

１３０年前に串本町の人たちが「エルトゥール号」という戦艦が

串本町沖で遭難した時救助をし、

船員たちを手厚くもてなしたことが載せられているからである。


もしかしたら、

日本人より串本町のことを知っているかもしれない。

１３０年前の話・・・ではあるが、

決して風化してはいない。

２０１７年には、串本町に

「夢のトルコ文化交流センター」

が完成している。



少し遡るが、イランイラク戦争の時

現地に取り残された日本人を脱出させるのに、

日本の自衛隊は飛行機を派遣出来なかった。

これはこれで情けない話だった。

民間機も危険ということでチャーター出来なかった。


その時、トルコ政府は自国民を車で脱出させ、

自国民用に用意した飛行機を日本人のために使ってくれた。


エルトゥール号から１００年後の話だ。


さて、トルコは今、

通貨「トルコ　リラ」の暴落のため

エルドアン大統領も困ってしまっている。

背に腹は代えられぬ、とばかり中国に接近しているが、

ここは一番安部さんの出番ではないか。



何故こんなことになっているかと言うと、

対シリア・対イラン・対イスラム等々のことで

トランプさんと折り合いが悪い。


しかし、歴史をみても

トルコはヨーロッパとアジアの中継地であり、

双方に大きなアドバンテージを持っている。


さらにロシアとEUとの中継地としてもその重要度は増している。


言い代えるとトルコはNATOの一員である。

ロシアからEU諸国への石油やガスの中継地となっている。

トルコがロシアからの石油やガスのパイプを締めたらどうなるか。


そして、今EUに対する一番のアドバンテージは

３５０万人とも言われる『シリア難民』を

トルコはプールしており、

他EU国への防波堤的な状況になっている。


もし、この３５０万人の国境越えを許して

ドイツほかの国に送り込んだら、

それらの国は大混乱になってしまうだろう。



ここら辺に関しても、

安倍さんの日本の仲介が必要なのではないだろうか。

安部さんの仲介ならトランプさんもメルケルさんも

マクロンさんもエルドアン大統領も

受け入れてくれるのではないだろうか。


今ここで各国に貸を作ることが

今後の日本の外交に大いに役立ってくるのではないだろうか。



山口県の周防大島で

行方不明になった２歳の子どもを発見して、

一躍時の人になってしまったジイさまは

このようなことを言っておられる。


『かけた恩は水に流せ、受けた恩義は石に刻め』


近隣の何か国かを除けば、

国と国との交わりも同じ事ではないか。


１３０年前の恩を石に刻んで忘れない人達に対して、

我々は３０年前の恩を石に刻んで忘れないようにしないといけない。


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