2021年01月26日
ますます勢いづく半導体業界の波に乗ることが出来るか?
今回は、日経記事『ルネサスやNXP、半導体1〜2割値上げ 車やサーバー向け』について取り上げてみようと思います
記事の概要としては、自動車や通信機器向け半導体の需給バランスが、大きく需要過多に傾いていることから、国内外の半導体メーカーが約1〜2割程度の値上げに踏み切ったというものになります。
(先週の記事『「産業のコメ」として引っ張りだこの半導体業界』で記載した半導体業界値上げの動きが早速現実のものとなったというところですね)
具体的には、日本国内では、ルネサスエレクトロニクスや東芝、海外では、オランダのNXPセミコンダクターズやスイスのSTマイクロエレクトロニクスなど、全世界レベルで複数の半導体メーカーが、一斉に値上げに走った形となっています。
背景としては、需要過多に伴う生産委託先の確保にかかるコストUPや、半導体の基板に使う金などの材料価格UPなどを製品価格に転嫁していることが挙げられます
今回の半導体メーカーの一斉値上げに対して、自動車メーカーなどは減産したり、半導体値上げ分を自社で吸収したりすることなどを余儀なくされている状態です
先週にも、「半導体の需要が旺盛になり、価格高騰が予想される」という記事を取り上げたばかりでしたが、今週にはもう1〜2割程度の値上げと、具体的な値上げ幅まで提示されるくらい現実のものとなってきていますね
今回の値上げに伴い、半導体を取り扱う商社や自動車部品メーカーなどは、値上げ分をそのまま製品販売価格に転嫁させることも出来なくはないかと思いますが、末端製品を扱う自動車本体のメーカーなどは先述の記事の通り、コストアップ分の自社負担などを余儀なくされ、厳しい状況がしばらく続きそうですね
今回の流れを受けて、半導体業界株の購入も検討してみたのですが、やはりここまで話が広がってしまっているだけあり、めぼしい銘柄は既に上がりきっていて今から入るにはちょっと高すぎました
強いて言うなら、半導体・スマホ用の回路検査機器を収益源としているヨコオ(コード:6800)が3,000円を切るくらいまで下がってくれたら買ってみるのも面白いかもしれないと思っています
他にも、過去から保有していて今一つパッとしなかった、半導体商社であるグローセル(コード:9995)も、ルネサス製品の特約店ということで、この波に乗って華を咲かせてくれると嬉しいなと思っています
コロナウィルスの影響で様々な産業が大きなダメージを受けましたが、これからの復興で力を増していく産業の波に乗っていきたいですね
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