2020年04月14日
金価格急騰は株式暴落の前兆?
今日は、一風変わって、金(お金ではなく、金の延べ棒など、商品としてのゴールドです)について話をしていこうと思います
金融資産には株式、債券、不動産などが主なものとして存在しますが、そのほかに商品資産(これをコモディティといいます)の分類もあります。
代表的なものとしては、今回説明する金(ゴールド)のような貴金属(他に銀やプラチナなど)の他に、原油などのエネルギー資源や大豆などの農作物まで、幅広く存在します
その中で金の性質としては、実物として価値がある資産のため、株式や債券はおろか、各国が発行する通貨を現金として持っておくこととさえ比べても、発行体というものが存在しない分、不透明な経済状況の中ではその価値に目を付けられることが多くなります
(株式や債券の発行体や通貨を発行する国が破綻すればいずれもただの紙切れになってしまうため、経済の先行きが不透明な中、発行体に対する不安感が出てくると、これらの金融資産から資金を引き揚げ、発行体リスクのない金に資金を移そうとする傾向が高まります。)
そして、この金の価格については、株式市場の暴落が発生する直前に一旦急騰する傾向があるようです。
例えば以下のチャート(マネックス証券の投資信託チャート比較から引用)
赤丸で囲った部分は、2008〜2009年にかけてのリーマンショック発生直前の金相場の急騰を示しています。
ここで金価格が急騰した後、株式は赤線チャートのように大幅に下落しました
また、今回のコロナショックにおいても
赤丸で示したように株式の本格的な下落が来る直前に、金価格が一時急騰していました。
このように、金価格の急騰は直後に来る株式相場の暴落を予見していると考えます
その中で、金価格が上昇を続け今年入ってからの最高値(年初来高値といいます)を越えそうな勢いです
必ずしも「金価格の急騰=直後の株式暴落」というわけではありませんが、過去の例を見るとなかなか油断できない相場がこれからもしばらく続くのではないかと予想する今日この頃です
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