2017年01月18日
失敗から学ぶこと。
恥ずかしくてたまらない話ですが、投資で三連発こけました。
といっても何とか資産が溶けたのではなく戻ってはきますが。
つまり、投資先を間違えた、ということですね。
資産形成を急ぎすぎるとこのようになるものですね。(;´д`)
でもある意味慰められるのは私のまわりにとんでもない桁の損失を生んでもまだ頑張る方々がいることです。
今日もHIYPなどに手を出して後悔していた私に論理的に励まして下さる方にお会いできました。
HIYPに限らず最近のネットであちこち現れるLPなどを用いた情報商材、ビジネススクールたるものがありますよね。
だいたい平均して入学、入会に30-50万円ほどかかります。
だいたいパターン的に次の段階の商材が80万円(20%ほどがさらに入金するそうです)、
次の段階の商材が200万円が平均的にかかるそうです(こちらも20%が入金するそうです)。
なんと入会、入金だけで1億6千万円ほど集まるそうです。
だいたい集めるがために広告費用を3000万円ほど使うので残りが1億3000万円ほど残るそうです。
こんなに入金しておいてようやくその商材に投資できる金額の平均は合計3000万円ほどだそうです。
(一人辺りの平均はだいたい10万円ほど。)
運用といっても何せ集金できてしまっている金額が1億何千万なのでもはやなにもしなくても配当を出すことは出来ることでしょう。
彼らはたいてい『お金は保証されています』と話すことでしょう。
保証というより1億も集まればその中から保証と配当を適当にすれば良いことなので。
そして数年配当したら『飛』べばいいことでしょう。
たいていのビジネススクールはこのようなポンジスキームで運用されているそうです。
一番残念な人は会費を全額払って(約320万ほど?!)、一応約束された配当を少し受け取って飛ばされるというパターンです。
初心者はだいたいこのケースじゃないでしょうか。
でもなかにはある程度リスクを取ってわざわざそれも使って資産運用に挑む方もいるそうです。
しかも、このような構造を全部頭に入れた上で。
それは最低限の入金をしておいて精一杯投資金額を入れるそうです。
仕掛ける側としては一番嫌なパターンだそうです。
それで利益確定してきたらパッと抜ける。
これでハイリスクハイリターンを得るそうです。
私にD9club等を勧めた友人はこの構造を知った上で運用しているんだなと思いました。
私もただマイナスに考えるのではなくてせっかく入れたのなら上記のことを頭に改めていれてハイリターンを得るようにしたいと思いました。
でも利益確定したら今後はやらない。( ̄▽ ̄;)
続いては失敗から私たちは何を学ぶか、の記事を見つけたので載せておきます。
ビジネスの社会では、生き残ったものが最終的に勝ちを収めます。当然ですね。資本主義社会において、マーケットの大きさが同じならライバル(参入者)が多ければ多いほどパイの奪い合いは熾烈を極めます。一方ライバルが少なければ、それだけ労少なくして、多くのパイを手にできます。現在のように時代の流れが速いときほど、今の勝ちパターンはすぐに古くなってしまいます。古くなるのが目に見えている勝ちパターンを新たに覚えるよりも、失敗のパターンをたくさん知り、それと同じ轍を踏まないように工夫する方が、勝ちが少なくても生き残る可能性は高くなります。
各所で「成功体験」を捨てなさい、とよく言われているのは読者の皆様もご存知の通り。会社対会社といっても、分解していくと結局は個人対個人になります。法人営業、個人営業と分けて研修などが行われていますが、法人営業といっても担当者対担当者ということを考えれば、分けて考える意味はそれほどないこともお分かりいただけるでしょう。結局はその人の対人能力がモノをいうのです。個人の英知の結晶が会社の判断となっていくのを考えると、個人の失敗の蓄積が会社にも役立つというのはここまでお読みの方はなんとなくお分かりいただけたかと思います。
今回は失敗こそ財産、そのようなことをご紹介させていただきます。
失敗をすることによって得られるメリットは次の3つになります。
@失敗への免疫をアピールできる
A警戒されない
B話す内容に気を使わなくてよくなる
1つずつ説明します。1つ目の「失敗への免疫をアピールできる」ですが、ご自身が誰かに何かをお願いする時のことを考えるとわかりやすいでしょう。
ここに二人の部下がいます。一人は育った環境も温室育ちで何も失敗経験がない人、もう一人は育った環境は一般的ですが、たくさんの失敗を重ねてきた人。この二人のどちらかに少し難しめの仕事を頼む場合、どちらに頼むでしょうか? 失敗経験がない人を選ばれる方もいらっしゃるでしょう。それも一概に間違いではありません。
その理由はいたって明快で失敗経験が全くない人というのは失敗をイメージすることができません。ですので、本人の中で失敗をしないような動きをしっかりとしてくれる可能性があります。ただ、この失敗経験のない人の弱点は、失敗をする可能性は最初から選択肢として除外して思考行動する、というところにあります。ただでさえ経験が浅い中で更に失敗の可能性を除外するということは、本当に限られた選択肢の中でしか思考行動しない、ということになります。ですので、このような人に何かの頼みごとをするのは単純作業に限った方が無難だということになります。
一方、失敗経験がある人、その経験が豊富であればあるほど、いわゆる失敗慣れしており、失敗のたくさんの症例も知っていることから様々なリスク分析をした上での大胆な思考行動を期待できます。また、失敗経験がある人は、やり直しや練り直しに慣れていますので、自然とスピード感溢れるレスポンスが期待できます。
自分が頼まれる側に回った場合を考えても、失敗経験があれば、それを活かした提案ができます。提案に対して多かれ少なかれ、反対意見や反論はつきものです。そういったときでも失敗した後の時間的、金銭的、リソースのリカバリー方法まで含めた提案ができるようになってきます。「過去にこのような失敗事例がありましたが、その対策として」と付け加えるだけで、この人はそのような不測の事態が起こっても、慌てず、落ち着いて遂行できる人と印象づけられます。
2つ目の「警戒されない」ですが、何事も警戒されると、計算通りに物事が進まなくなってしまうのが世の常です。これも自分に置き換えると非常にわかりやすいのではないでしょうか? 安心できる人物の発する言葉と、警戒している人物が発する言葉、どのような捉え方をするでしょうか? 答えは明白ですね。安心できる人物の発言であれば、発した言葉そのまま受け取ることでしょう。ですが、警戒する人物の発言であれば、裏に何かあるのではないだろうか、いわゆる邪推するのが一般的な反応です。警戒されるということは、発言のみならず、行動、場合によっては善意まで邪推される危険性を秘めています。
失敗経験と警戒される・されないが、どのように関係するか不思議に思われた方もいらっしゃるでしょう。これは、「短所は愛される」という人の心理からきているものです。物語や映画のヒーローを持ち出すまでもなく(ストーリーの創作には必ずそれを演出に含めるような設定をしています)、人間には弱点を応援したいという心があるのです。この心の裏には、優越感を持ちたい、という人の願望が含まれているのですが、優越感を一面的一時的にでも抱くと、警戒心は消えてしまいます。心の自然な感じ方を考えればお分かり頂けると思いますが、優越感を覚える相手に対して、それと同時に警戒心を持つことは至難の技です。
失敗経験を多く経験している人は、短所を持っているというイメージを持たせます。これが相手の警戒心を解き、懐に飛び込むチャンスを呼び込むのですね。
失敗した人=克服方法も知っている人
3つ目の「話す内容に気を使わなくなる」、これは意外と盲点になりがちですが、とても重要です。メールなどの普及により、ちょっとしたお願い事であればIT機器を使うことも多くなってきましたが、お客さんとの打ち合わせや、社内での重要な会議、大切な話などはやはり、人と人が直接会うことは無くなりません。ビジネス上、人と会わなくても完結できてしまう職種の人もいると思いますが、プライベートの充実にはやはり対人コミュニケーションは避けては通れません。
そのときの会話でどんな会話が好まれないでしょうか? もっと端的に言えば、どんな人が好かれないでしょうか?
もっと端的に言えば、どんな人が好かれないでしょうか? そうです、自分の自慢話ばかりする人です。自慢話をときには織り交ぜることで、こちらの実績を知ってもらうことも必要ですが、その話が中心になってしまうとうんざりしてしまいます。
ですが、それが失敗経験の話だったらどうでしょうか? 「いやあ、先日こんな失敗をしましてね」という友人知人の話は面白く聞けるのではないでしょうか? 「私も昔こんな失敗をしてね」という上司の話なら、勇気付けられるのではないでしょうか?
そうです、失敗経験を話す限り、相手を不愉快にさせることはないのです。それどころか、話ネタに困ったときは、失敗話を話題にすればいいことになります。「お客さんに失敗話をするのはどうしたものか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、その失敗経験を乗り越えたり、克服したりしていれば、失敗を話さないよりもより信頼を得られます。「この人は困ったときも安心だ、先回りしてなんでもわかってくれている人だ」と。
失敗経験を上記の3つのように使うだなんてずるい、と感じた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、中国人社会では、「賢い=ずるい」「ずるい=賢い」と表現されることが多くあります。言葉が不自由な状況でもビジネスを成功させていく華僑流処世術がここにあります。ずるさを知りつつ、それを使わない。あるいは少しだけ周りの幸せの為に使ってみる。なので、「ずるゆる」なのですね。
それでは“ずるゆるマスター”の事例をみてみましょう。
中堅流通会社に勤める企画部課長補佐Cさんは、最近自分の伸び悩みを感じていました。なんとも言えない閉塞感を覚えており、「このままでいいのだろうか」と考え込んでしまうことも多くなってきました。
課長補佐という中間管理職ですので、部長や課長からの業務命令もありますし、係長以下部下の人たちへの指導もこなさなければなりません。部長や課長は業務上の権限もあり楽しそうに仕事をしているように見え、一方で部下は呑気で楽そうに見えてしまいます。
「僕はこのままで終わってしまうんじゃないだろうか。部長にはなれないにしても課長、次長と階段を登っていけるのだろうか。ひょっとして、部下の彼ら彼女らに抜かれていくんじゃないだろうか」
考えれば考えるほど、気分はドンドン滅入っていきます。考え込んでも仕方ないのでインターネットで「部下育成」や「出世方法」などで検索して出てきたセミナーに参加してみたり、どこかの誰かが書いたウェブサイトやブログを熱心に読んだり、試したりしているものの気持ちは晴れません。書店や図書館にも足を運ばなければ、と思いつつも日々の業務の疲れでどうも気が進みません。
今の状況を課長に相談すれば、「課長の器ならず」の烙印を押されそうで怖いという思いもあり、かといって同期に相談すれば、弱点を晒すようでそれはそれで危険だと感じます。部下に冗談ぽく話してみようかな、と考えたこともありましたが、それも部下からの信認がなくなりそうで怖くなりやめました。
「そうだ、W部長に相談してみよう」。W部長は、最年少役員の呼び声高い実力者でありながら、「仏のW」と囁かれるほど、優しく面倒見がいいことでも社内で有名です。一時は閑職の立場になったこともありますが、見事復活を果たし、今ではみんなの憧れの的です。
チャンスがあるのにチャレンジできない理由とは?
その夜、CさんはWさんとある居酒屋で向かい合わせに座っていました。
「部長、というわけでとても悩んでおります」
「そうなんだ、正直に話してくれてありがとう。ところでC君、社歴も15年くらいになるよね。何か最近学んでいることとかはあるかい?」
「いえ、特にこれといって何かにチャレンジしているということはありません」
「企画部は中小企業診断士の資格取得を奨励しているのをもちろん知っているよね? それに名乗りをあげれば受験予備校に行っている時間も残業代が出るからね。合格すれば、報奨金も出るし等級もひとつ昇格する、ということはC君の等級だったら課長になれるんじゃないのかい」
「はい、それは知っていますが、もし何年もかかって合格しなければ、一生このままの等級に固定されるのが怖いですし、上司にも部下たちにもあの人は要領が悪い、勉強ができない、残業代ドロボーと思われそうで非常にリスクだと考えております」
「チャレンジして、合格しなかった人をC君はそのように評価するのかい? また、チャレンジして合格した人にはどのような感情をもつのかな?」
「はい、チャレンジして合格しなかった人を見れば、正直安心した気持ちになるかもしれません、自分が恥をかかずにすんだ、と。でもその人をバカにするようなことはありません、もしかしたらそれまで以上にその人を大切にしたくなるかもしれません。また、合格した人に対しては自分もそうなりたいと思うものの、自分とは違うコースの人だと考えると思います」
「なるほど、合格した人は違うコースの人か。知っていると思うけど、僕は中国支社にいたことがあるんだ。今の中国支社だと出世コースだけど、20年前の中国支社といったら、何もやることがない。まあ、言ってしまえば僕は、自分から辞めると言うのを待たれる立場だった。でも僕はその時に腐らず、中国古典を一生懸命勉強したんだよ。C君も『四書五経』というのは聞いたことがあると思うけど、そのひとつの『中庸』に今のC君にぴったりの言葉がある」
「はい、ぜひとも教えてください」
失敗を避けることは「三徳」を放棄すること
「『学を好むは知に近く、力行は仁に近く、恥じを知るは勇に近し』。これの意味はね、〈知〉を身につけるには学ぶ意欲を持たなければならない、知っていればたくさんのことに対応できるという意味だね。〈仁〉になるには耳学問として知っているだけではなくて常に実践していること。〈勇〉つまり勇気を身につけるのは恥をかくこと。ということになる。今のC君は失敗を恐れて〈知〉も〈仁〉も〈勇〉も放棄した状態になっている。それで元気が出るわけはないよね」
「はい、おっしゃる通りです」
「資格試験を受けろ、と言っているわけではないんだよ。失敗を恐れていると仕事そのものや周りの仲間との関係がおかしくなっていくっていうことをわかって欲しいんだ。失敗は君の財産になる、これは僕が断言してもいい」
「部長、ありがとうございました。失敗をしてもいいんだ、と聞いたらなんだか明日からの仕事が楽しみになってきました」
失敗なんて怖くない。失敗しても可及的速やかに対処すればいい方向に向かっていく。“ずるゆるマスター” Wさんは、『中庸』の言葉をうまく使ってCさんのモヤモヤ感を15分で取り去ってしまいました。
完璧ではないのに、晴れ晴れとした顔をいつもしている皆から人気のあの人は、失敗を怖がらず失敗経験をしっかりと活かし、〈知〉〈仁〉〈勇〉を持った“ずるゆるマスター”かもしれません。
ソーシャルレンディングならクラウドクレジット
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