2016年09月07日
資産運用を知っている、とやっているの差(内藤忍さんのblogより)
自動車免許を持っている人ならわかると思いますが、教習所の敷地で教官に教えられながら車の運転をするのと、免許を取って自分の車で公道を走るのには、雲泥の差があります。
それと同じように資産運用でも、本を読んで知識を持っている人と、実際に自分のお金を使って運用をやってみた人の間には大きな違いがあるのです。
例えば、金融商品を使った資産運用では、はじめるにあたってまずネット証券に口座開設しなければなりません。恐らく、2〜3割の人は口座開設する時に書類の不備で戻ってきてしまうと思います。口座を開けるという単純なことだけでも、実際にやってみると色々ハードルがあることがわかります。
口座開設が終わると、次は入金です。前受金を振り込まないと取引できません。これも意味が分からないという人が意外に多いのです。ようやく入金が終わって買付できるようになっても、ログインできない人もいます。また投資信託なら目論見書を閲覧したり、ネット上で色々な手続をしないと購入できません。どの商品を購入すれば良いかも、数百本の投資信託が並んでいるとわからなくなってしまいます。さらにNISAやら、特定口座やら、頭が混乱するような面倒な仕組みがたくさんあります。
「ネット証券に口座開設して、投資信託で積立を始める」と言うのは簡単ですが、実際に毎月の自動積立をセットできるようになるまでには、かなりの時間と労力がかかります。途中で挫折する人もきっとたくさんいるはずです。
これが、一棟ものの不動産投資になると、さらに複雑になります。まず、取引のマニュアルのようなものはありません。会社によって、あるいは物件によって取引の方法が変わってきます。手探りで自分でやり方を見つけなければならないのです。
ローンの借入も、まずどの金融機関がどんな融資姿勢なのかわかりません。手探りで色々な金融機関とコンタクトすることになります。支店や担当者によってもまた対応が変わってきますし、先月と今月で審査基準が急に変わったりします。
資産運用の相談は、自分のお金で実際に取引した経験のある人にするべきだと私は思います。取引したことも無いのに「不動産は危険」とか「FXはやってはいけない」と言い切る「資産運用のプロ」がいますが、車の運転したこと無いのに運転は危険だと言っているのと同じで説得力はありません。
だから、私は対岸の安全な場所から一般論を語り、失敗した時だけ大騒ぎする人ではなく、同じ船に乗って一緒にリスクを取る人たちとお付き合いするようにしているのです。
(写真の気仙沼のサンマも、現地に行って食べた人にしか本当の美味しさはわかりません)
それと同じように資産運用でも、本を読んで知識を持っている人と、実際に自分のお金を使って運用をやってみた人の間には大きな違いがあるのです。
例えば、金融商品を使った資産運用では、はじめるにあたってまずネット証券に口座開設しなければなりません。恐らく、2〜3割の人は口座開設する時に書類の不備で戻ってきてしまうと思います。口座を開けるという単純なことだけでも、実際にやってみると色々ハードルがあることがわかります。
口座開設が終わると、次は入金です。前受金を振り込まないと取引できません。これも意味が分からないという人が意外に多いのです。ようやく入金が終わって買付できるようになっても、ログインできない人もいます。また投資信託なら目論見書を閲覧したり、ネット上で色々な手続をしないと購入できません。どの商品を購入すれば良いかも、数百本の投資信託が並んでいるとわからなくなってしまいます。さらにNISAやら、特定口座やら、頭が混乱するような面倒な仕組みがたくさんあります。
「ネット証券に口座開設して、投資信託で積立を始める」と言うのは簡単ですが、実際に毎月の自動積立をセットできるようになるまでには、かなりの時間と労力がかかります。途中で挫折する人もきっとたくさんいるはずです。
これが、一棟ものの不動産投資になると、さらに複雑になります。まず、取引のマニュアルのようなものはありません。会社によって、あるいは物件によって取引の方法が変わってきます。手探りで自分でやり方を見つけなければならないのです。
ローンの借入も、まずどの金融機関がどんな融資姿勢なのかわかりません。手探りで色々な金融機関とコンタクトすることになります。支店や担当者によってもまた対応が変わってきますし、先月と今月で審査基準が急に変わったりします。
資産運用の相談は、自分のお金で実際に取引した経験のある人にするべきだと私は思います。取引したことも無いのに「不動産は危険」とか「FXはやってはいけない」と言い切る「資産運用のプロ」がいますが、車の運転したこと無いのに運転は危険だと言っているのと同じで説得力はありません。
だから、私は対岸の安全な場所から一般論を語り、失敗した時だけ大騒ぎする人ではなく、同じ船に乗って一緒にリスクを取る人たちとお付き合いするようにしているのです。
(写真の気仙沼のサンマも、現地に行って食べた人にしか本当の美味しさはわかりません)
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