2016年05月18日
自己投資は若いうちに、でも実際若いうちはなかなか出来ない
6〜7月は夏のボーナス(賞与、一時金)が支給されるシーズン。昨年と比べての増減が気になりますが、それはあくまでも短期的な話。中長期的に報酬を上げていこうと思えば、自分自身を磨き上げて、会社で出世したり、はたまた給料の高い会社へ移ったり、一念発起して独立したりする必要があります。
一方、限られた時間の中で、最大の投資効果を得るにはどんな自己研鑽をしていけばいいのでしょうか。勉強するなら、王道の英語? それとも簿記? 最近はプログラミングを学んだほうがいいという意見もあります。
『大富豪が実践しているお金の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)の著者であり、野村證券で最年少プライベートバンカーとして、企業オーナー・ファンド出資者をはじめとした国内外の超富裕層と接してきた冨田和成氏が、稼ぐ人の勉強法を紹介します。■ 自己投資は早いほどリターンが大きい
●一般人は、自己投資をほとんどしない
●小金持ちは、自己投資に給料の2割を使う
●大金持ちは、自己投資に給料の半分を使う
私が良く知っている建設会社の社長は、中学卒業後に鳶(とび)の世界に入り、若くして自分の会社を興しました。そして25歳のときから稼ぎの大半を六本木や銀座のクラブでの飲食代につぎ込んだそうです。それは自分が遊ぶためではなく、人脈を築くためでした。実際の生活はカツカツで、相当苦労されたそうです。
しかし、そうやって大人の遊び方を覚え、クラブに出入りする政財界のキーパーソンたちにかわいがられるようになったおかげで、今では誰もが知る超巨大商業施設の足場工事を一手に引き受けるような会社に成長。金融資産は10億円ほどまで膨らみました。
収入や1日の時間に対する自己投資の割合は、当然ながら若いときほど多くなるはず。収入が少なければ支出の比重が大きくなるのも理由のひとつですが、もっと大事な考え方をいえば、若いときの投資ほど回収期間が長くなります。
たとえば、英会話スクールに通うとしましょう。50歳で通いはじめても仕事で使える期間はごくわずか。会社員だとすればキャリアはほぼ決まっているでしょうから、英語を覚えたところで年収に大きな差は出ないかもしれません。
一方、新卒の22歳のときから通えば、その後のキャリアの選択肢が一気に広がるでしょうし、同じ会社に勤務し続けるとしても、資格取得の結果として成果に結びつき、ボーナスの査定などに貢献すればペイする可能性は上がるでしょう。
せっかく社会人になって自分でおカネを稼げるようになったのに、遊びに使わず自分の成長のためにおカネを使えと言われても普通の人には酷です。でも同世代で自己投資におカネを惜しまない人もいるのです。
その違いは、目線が「今」か「将来」かの差です。今が楽しければいいと思っている人は「稼いだ給料で楽しまなかったらなんのために働いているんだ」と真っ当なことを言いますが、将来に成功する自分を思い描ける人は、その意見に「私は将来のために働いています」と反論できます。ちなみに昔ながらの大富豪は現金主義でおカネを貯めこむ人が多いのも事実。ただ、最近の若い大富豪は投資発想が強いので積極的におカネを回します。
■ 汎用スキルほどコスパがいい
●一般人は、とりあえず簿記を学ぶ
●小金持ちは、まっさきにMBA取得に動く
●大富豪は、魅力的な話し方を体得する
一方、限られた時間の中で、最大の投資効果を得るにはどんな自己研鑽をしていけばいいのでしょうか。勉強するなら、王道の英語? それとも簿記? 最近はプログラミングを学んだほうがいいという意見もあります。
『大富豪が実践しているお金の哲学』(クロスメディア・パブリッシング)の著者であり、野村證券で最年少プライベートバンカーとして、企業オーナー・ファンド出資者をはじめとした国内外の超富裕層と接してきた冨田和成氏が、稼ぐ人の勉強法を紹介します。■ 自己投資は早いほどリターンが大きい
●一般人は、自己投資をほとんどしない
●小金持ちは、自己投資に給料の2割を使う
●大金持ちは、自己投資に給料の半分を使う
私が良く知っている建設会社の社長は、中学卒業後に鳶(とび)の世界に入り、若くして自分の会社を興しました。そして25歳のときから稼ぎの大半を六本木や銀座のクラブでの飲食代につぎ込んだそうです。それは自分が遊ぶためではなく、人脈を築くためでした。実際の生活はカツカツで、相当苦労されたそうです。
しかし、そうやって大人の遊び方を覚え、クラブに出入りする政財界のキーパーソンたちにかわいがられるようになったおかげで、今では誰もが知る超巨大商業施設の足場工事を一手に引き受けるような会社に成長。金融資産は10億円ほどまで膨らみました。
収入や1日の時間に対する自己投資の割合は、当然ながら若いときほど多くなるはず。収入が少なければ支出の比重が大きくなるのも理由のひとつですが、もっと大事な考え方をいえば、若いときの投資ほど回収期間が長くなります。
たとえば、英会話スクールに通うとしましょう。50歳で通いはじめても仕事で使える期間はごくわずか。会社員だとすればキャリアはほぼ決まっているでしょうから、英語を覚えたところで年収に大きな差は出ないかもしれません。
一方、新卒の22歳のときから通えば、その後のキャリアの選択肢が一気に広がるでしょうし、同じ会社に勤務し続けるとしても、資格取得の結果として成果に結びつき、ボーナスの査定などに貢献すればペイする可能性は上がるでしょう。
せっかく社会人になって自分でおカネを稼げるようになったのに、遊びに使わず自分の成長のためにおカネを使えと言われても普通の人には酷です。でも同世代で自己投資におカネを惜しまない人もいるのです。
その違いは、目線が「今」か「将来」かの差です。今が楽しければいいと思っている人は「稼いだ給料で楽しまなかったらなんのために働いているんだ」と真っ当なことを言いますが、将来に成功する自分を思い描ける人は、その意見に「私は将来のために働いています」と反論できます。ちなみに昔ながらの大富豪は現金主義でおカネを貯めこむ人が多いのも事実。ただ、最近の若い大富豪は投資発想が強いので積極的におカネを回します。
■ 汎用スキルほどコスパがいい
●一般人は、とりあえず簿記を学ぶ
●小金持ちは、まっさきにMBA取得に動く
●大富豪は、魅力的な話し方を体得する
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