2017年06月27日
「励まし」
「情緒的発達」とは、行動し、相互に影響しあい、自分や他人にうまく反応する能力を高めようと学習すること。だそうだ。「社会-感情発達」とも言われ、子どもにとって非常に大切だと言う。
子どもの「運動経験」は、次のような役割があると言う。
1)自分を"どのような"人間であると思うか
2)仲間と"どのような"関係を持つか
3)自分の自由な時間を"どのように"過ごすか
情緒的発達に影響を与える要因の一つに「励まし」がある。
その「目的」は、子どもが「自分自身を素晴らしい」と感じて"いい"ことだそうです。
ここで、「質問」をして、子どもに自分自身を誉めさせる方法があるのだそうだ。
例えば、
「あなたは、自分が上手に出来たと思わない?」
自分自身について「良いこと」をしゃべらせる機会を与えることができるのだとか。
・自分がしたことが、「良いこと」と思う時は、「いい」と言っていいんだヨ。
・"いい気持ち"を他人と共有こともいいことなんだヨ。
指導者は、子どもたちをよく観察し、「努力したこと」を誉め、「しなやかマインドセット」を植えつけるとともに、良い「しつもん」をし、自分自身を誉められるようにすることが大切なんだネ。
自分を励ますことと、他人を励ますことの間には、「正の相関」があるのだと。
「励まし」は、自分だけでなく、他人に対しても用いる「スキル」なんだって。
失敗した子どもたちに、ポジティブな「言葉かけ」して、失敗を未来の成功へ結びつけることが、たいせつだよネ。指導者には、そういうコーチングの"スキル"が、必要だと思う。
(引用文献)
D L Gallahue:幼少年期の体育、大修館書店、1999
(参考文献)
藤代圭一:子どものやる気を引き出す7つのしつもん、旬報社、2017
C S Dweck:「やればできる」の研究、草思社、2008
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