2017年06月21日
指導者の言葉
運動学習において、指導時の問題に「教えすぎ」がある。
指導において、「言語」を使用した指導が中心となる。
しかし、研究結果から「技術の客観的な説明として言語教示は一般に考えているほど有効ではない。」とのこと。グダグダ説明するよりか、簡潔に、短く説明し、デモを見せる方が良いのだそうだ。
選手たちに、動きの"イメージ"を引き出すような「言葉」、感覚的・直感的に理解できる言葉が良いそうだ。
・比喩
・擬似語(オノマトペ)
ミスターだな。
・リズムをとる言葉
運動の指導時には、「目標(目的)」があり、その運動が、目標と差異(悪い意味で)がある場合、「修正」を指導し、目標を達成する、こういうのを「フィードバック」って言うんだネ。
この時の「言葉」が、大事なんだと思う。
失敗や上手くいかない子どもたちに、「下手くそ」、「バカ野郎」等の言葉を浴びせかける監督、コーチがいるけど・・・。
こういう監督、コーチこそ、コーチングが「下手くそ」なんだよネ。
だって、運動修正の「情報」を子どもたちに与えていないもン。
指導対象の個人的特徴や年代的な身体特性、心理的特性、また、性差等考慮した「コーチング」が必要なんだよネ。修正する「情報」を与えられるように、一人一人よく「観察」しよう。
(参考文献)
杉原隆:新版 運動指導の心理学、大修館書店、2008
日本体育協会公認スポーツ指導者養成テキスト共通科目U 第3章スポーツ心理学T、p.52-76、2015
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