2013年03月04日
99. 柴崎コウ 笹川美和・花のワルツ・バトルロワイヤル・お父さん 「サワコの朝」
記憶の中できらめく曲
「記憶の中できらめく曲」にチャイコフスキーの「花のワルツ」(くるみ割り人形より)を選びました。どうして?
お祖母さんの住んでいる旭川に遊びにいっていたときのこと。夕暮れの道を歩いていたら雪が降ってきて素敵な雰囲気に。お父さんも大好きな「花のワルツ」を口ずさみながらくるくる雪の舞う道を歩いていたら、自分と同い年くらいの少年・少女が「こんばんは」と言ってくれたのです。「うれしかった…」
19歳のときにお母さんが亡くなります。お通夜で使ったのも「花のワルツ」でした。
「どうしてこんな明るい曲を?」
「私たちが好きな曲を流して送り出そうと思って」
デビュー前後…
19歳といえば「バトルロワイヤル」で柴崎さんが注目を浴びるころ。やっと活躍を見せられると思った矢先にお母さんは亡くなったのです。
「どんなお子さんだったんですか?」
「スネオタイプです…ジャイアンにはなれないし」
小学校がとても苦手だったそうで、「1つのクラスにたくさんの子がいるというシチュエーションがいやだった」「行きたくなかった」
「先生に気に入られようとしたり、友だちの人気を取ろうとしたりるすのがいやで、隅にいてた…」
中学校ではバレーボール部に入り、そこで自分の世界をひとつ見つけました。
中2のとき、スカウトされますが、警戒心しか感じませんでした。
高校に入学し、やはり学校になじめないことを実感したとき、芸能界のことが頭に浮かびました。「違う世界でやっていこう…」
お父さんは大反対です。そのお父さんや世間が認めてくれたのが「バトルロワイヤル」です。
深作監督からは「自分の感情を出せ!」と言われ、衝撃を受けました。いろいろキツイことを言われているうちにだんだん自分の殻を破ることができたのです。女優「柴崎コウ」の誕生です。
最新作「すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん」はいろんな不安を優しく伝える映画で、本を読んで「これやりたい」と思ったそうです。柴崎さんの(映画に出演する)今の基準は「物語を愛せるかどうか?」なのです。
今ではお父さんは最大の応援者です。お酒が好きな柴崎さんとお父さんはグラスを傾けていろいろと話すそうです。
「どんな話?」「TPPとか…」はあ?
今、心に響く曲
21歳のとき歌手としてもデビューし、「月のしずく」は100万枚の大ヒットです。
その柴崎さんの「今、心に響く曲」は
笹川美和「都会の灯(まちのあかり)」。
「笹川さんの世界観が好きで、ずっとファンなんです」
気持ちが高揚しているときよりも沈んでいるときに聞くと落ち着く曲だとか。
私は初めて聞きましたが、ぐっと心に沁みました。こういう歌が好きな柴崎コウ…すこし分かった気がしました。気のせい?
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