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IPOの基本のキホン・その2〔「公募」「売出し」「公開株数」とは?〕

◆IPOの基本のキホン・その2〔「公募」「売出し」「公開株数」とは?〕


■前回のIPOとは?の説明で出てきた用語で

「公募」

「売出し」

「公開株数」と言うのがありました。

◎前回の「IPOとは?」の確認はこちら⇒IPOとは?


■この「公募」「売出し」「公開株数」は、

IPO投資をする上でよく見かける用語ですので

どんな意味があるのか簡単に見て行きましょう。


◆「公募」とは?

不特定多数の投資家に対し、新たに発行される有価証券(新株発行)によって、新しく株主を募集することをいいます。

これを通常は「公募」と呼んでいます。

この時の株の価格を「公募価額」といいます。

不特定多数の投資家とは、50名以上の者を相手方とする場合をいいます。


50人未満の投資家または適格機関投資家を対象に取得の申し込みを勧誘することを⇒私募(しぼ)といいます。



◆「売出し」とは?


不特定多数の投資家に対して、既に発行されている有価証券(大株主の保有株など)を投資家に対して売出すことです。

不特定多数とは50人以上の者を相手方として行うものである。(均一の条件)


■売出しの目的

売出しの目的は会社側の資金調達ではありません。

売出しによって資金を得るのは、会社側ではなく大株主です。


ではどんな目的があるのでしょうか。

大株主の株式を一般投資家に売出すことで、市場の株式の流動性を高めることができる。

会社側は上場基準(市場別上場基準)を満たすために個人投資家の株主数を増やす目的がある。

大株主などが株を売却して利益を得ることができる。
※そこでIPOの場合では、上場前の段階で既に株をもっている、「会社役員・大株主・ベンチャーキャピタルなど」に対して、ロックアップと呼ばれる自主規制がかけられて要るかどうかの確認が大切になります。

ロックアップについては次回。

■売出しは、既に発行されている大株主の保有株が売りに出されるわけで、

新たに株を発行するわけではないので発行済み株式数は変わりません。


公開株数とは?

「公募」株式数+「売出し」株式数=公開株数です。

IPOでは、公開株数が少ないほうが好需給ということになります。



新人IPO |

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