西国三十三所巡礼 第八番札所 長谷寺
長谷寺は、初瀬寺とも呼ばれ、古くから奈良と伊勢を結び
お伊勢参りに多くの人が行きかった初瀬街道を見下ろす初瀬山の中腹に位置しています
686年、天武天皇の病気平癒を祈願して僧道明が西の岡(本長谷)に
銅板法華説相図を納めました
その後、奈良時代に徳道上人が聖武天皇の勅願により東の岡に十一面観音像を安置
これが今の長谷寺の始まりとされています
仁王門です
両脇には仁王像が、楼上には釈迦三尊十六羅漢像が安置されています
仁王門をくぐると、立派な瓦屋根の回廊です
何とも美しいこの回廊は登廊(のぼりろう)といい
1000年もの歴史がある回廊です
約200メートル続く回廊の階段数は399段、上廊・中廊・下廊の3つにわかれています
本堂です
内部は内陣と外陣に分かれ、内陣に国宝の木造十一面観音立像が安置されてます
遅い時間だったからか
参拝されている方は少なく、静寂に包まれていました
お経を唱える声が山々に響いていました
御詠歌
いくたびも 参る心は はつせ寺 山もちかいも 深き谷川
何度お参りしても 初めて訪れたような気がする初瀬寺
観音様の衆生済度のお誓いは 周囲を取り巻く山や谷川のように
とても深いものです(西国巡礼慈悲の道より引用)
衆生済度・・迷いの苦しみから人々を救い、悟りの世界へ渡し導くこと
2024年01月17日
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