西国三十三所巡礼 第十番札所 三室戸寺
宇治川の北部、明星山の中腹にある三室戸寺は奈良時代に開かれた古寺です
約1200年前(宝亀元年)、光仁天皇の勅願により、三室戸寺の奥
岩淵より出現された千手観音菩薩を御本尊として創建されました
本堂は重層入母屋作りの重厚な建物で、文化2年(1805年)に再建されたものといわれており
京都府の文化財に指定されています
本尊の千手観音像ですが、厳重な秘仏で写真も公開されていません
2009年の秋に開帳されたようですが、この開帳は84年目ぶりだそうです
開帳されることが極めて希で、人生でお目にかかることは
ほぼない秘仏です
三室戸寺には「与楽園」と呼ばれる5千坪の大庭園があり
四季おりおりの花が見られるので、一名『花の寺』とも言われています
この日は、紫陽花がきれいに咲いていました
曇り空で、雨が降りそうな天気でしたが
紫陽花には、ぴったりだったのかもしれません
1万本もあるみたいです
御詠歌
よもすがら 月をみむろと わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波
月のように闇を照らす菩提心、夜どおし尋ね歩いていると
宇治川の川瀬に白波がたっていました
煩悩の流れの上流、そこに清浄無垢の菩提心を発見することができました
(西国巡礼慈悲の道より引用)
2024年04月23日
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