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2024年03月15日

西国三十三所巡礼 第九番札所 興福寺 南円堂

西国三十三所巡礼 第九番札所 南円堂

興福寺は奈良市内にある法相宗の大本山で
南円堂はその興福寺のお堂のひとつです

IMG_0191.JPG

創建は813年、藤原冬嗣が父・内麻呂の追善供養のために建立しました

南円堂のご本尊は、「不空羂索観世音菩薩」で、国宝に指定されています
“羂索”は網のことで、左手にもつ慈悲の羂索で人々の苦しみを救うことを示しており
“不空”は全ての願いを空しいものにはせず、叶えてくれるという意味があるそうです

また、不空羂索観音は「一言観音様」と呼ばれ、一願成就
ひとつだけ願いを叶えてくださる観音様で知られています

叶えてくれるけど、ひとつだけみたいです

02301_1301145_01.jpg

興福寺は五重塔が有名で、こちらも国宝に指定されています
塔の高さは50.1m 木造の塔としては京都の東寺の五重塔に次いで
日本で2番目に高い塔だそうです


御詠歌
春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲

かつて春日社と興福寺は一体で、南円堂ご本尊は春日社一宮の
本地仏ともいわれ、尊崇される
「はるのひは なんえんどうに かがやきて みかさのやまに」はその意味
この神仏のご威光を大きく身にうけたならば、私たちを時に覆う薄雲・むら雲も
やがて晴れ上がってゆく(西国巡礼慈悲の道より引用)

南円堂.JPG




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