すでに8年が経とうとしていますが
未だ満願することができずにいます
過去に訪れた寺院を懐かしく思い出し
今年中には巡礼を終えようと決めました
第一番札場 那智山 青岸渡寺
青岸渡寺は熊野信仰の霊場として長い歴史があります
1000日の滝篭りをされた花山法皇が永延2年に御幸され
西国33ヶ所観音巡り1番札所に定めたとされています
熊野那智大社と隣接して建っており
神仏習合時代の名残りを残す貴重なお寺です
明治時代の廃仏毀釈で、熊野本宮大社、熊野速玉大社では
仏堂は全て廃されましたが、熊野那智大社では
如意輪堂が破却を免れ、のちに青岸渡寺として復興しました
向こうに見えるのが那智大社と那智の滝です
青岸渡寺の屋根の高さは
那智大社、三重塔そして那智の滝と同じ高さで
これは「神様も仏様も同じ」ということを表しているそうです
御詠歌
「ふだらくや 岸うつ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝津瀬」
「ふだらく」とは観音様がお住いの最高の場所で、浜辺に打ち寄せる波と
沢山の参拝で「三熊野の」は那智、新宮、本宮での賑わいであります。
那智の大滝のひびく音と参拝者のお参りのお経の声が那智のお山に
響き渡っています。(西国巡礼慈悲の道より引用)