中高年のオヤジ　おしゃれ１００

戸籍は本籍地の市町村に置かれるもので、各人の本籍地・氏名・
.生年月日•父母•　続柄・.配偶者・子・養子縁組などが記載されています。


戸籍の証明として戸籍原本の写しを求められることがありますが、戸籍の写しには
「戸籍腾本」と「戸籍抄本」の二種類あります。


謄本の「謄」には「原本通りに写す」の意味があり、戸籍膳本は戸籍に入っている全員分の写し
のことをいい、
抄本の「抄」には「抜き書きずる」の意味があり、戸籍抄本は戸籍の一部の人（通常一人分）の写
しのことをいいます。


戸籍以外に「登記簿滕本（抄本）」 「訴訟記録の謄本（抄本）」なども、全部か一部かの違いで

「謄本」と「抄本」が使い分けられています。



現在、多くの自治体では「戸籍謄本」を「戸籍全部事頂註明書」、「戸籍抄本」を「戸籍個人事項

証明書」と呼んでいますが、これらの名称の違いは、戸籍の管理の仕方の違いで、戸籍を紙で管理し

ている自治体では、「戸籍謄本」「戸籍抄本」が正式各称になっています。



戸籍を電子情報処理組織（コンピュータ）で管理している自治体では、「戸籍全部事項証明書」

「戸籍個人事項証明書」が正式な名称となっています。



戸籍の写しを提出書類とし求められる時、「戸籍謄本または抄本」「戸籍謄（抄）本J 「戸籍原 本の写し」などと書いてあり、どちらを取得すべきか迷うことがあります。



発行する際の手数料は、戸籍謄本（戸籍全部事項証明書）も戸籍抄本（戸籍個人事項証明書）も同

額なので、金銭面でいえばどちらでも良いことになります。



謄本であれば全頁分記載されているため、抄本よりも謄本の方が聞違いはないと思われますが、

プライバシー保護の観点からずれば、必要な個人の分だけ提出したちが良いので、どちら

でも良い場合は抄本を取得した方が良いとといえるでしょう。



戸籍謄本でなければいけない場合と、戸籍抄本でも良い場合の違いは、基本的に、関係性の情報が


必要なのか、個人の証明が必要なのかの違いです。




膳本の提出を求められるのは、相続手続き、本籍地以外で提出する婚姻届（自治体によっては抄本

でも可）、転籍届など、関係性の情報が必要な場合です。


抄本でも問題ないのは、パスポートの申請や資格取得など、個人の証明を必要としている場合です。