2018年02月07日
「代表取締役」と「社長」「代表取締役社長」・・・・違いは?
会社のトツプは「代表取締役社長」のことが多いですが、
「代表取締役」と「社長」は異なる定義による呼称で、
「代表取締役」と「社長」が同じ人とは限りません。
代表取締役は、
会社法の規定にある呼称です。
取締役会で代表として選ばれた役員で、
業務を執行し、会社を代表して契約や裁判などの
行為をする権限を持っています。
一人とは限らず複数名いることもあり、その場合は、
代表取締役び互いに協議することなく、それぞれが
代表として業務を執行することができます。
社長は、
「会長」「CEO」「専務」「常務」「部長J 「課長」などと同じ、
会社内部の規定による呼称です。
社長も会社の業務を執行する最高責任者ですが、
企業の内部的な責任者で、外部的な責任者ではありません。
あるプロジエクト案が出た場合、プロジエクトを進めることの意思決定は、
会社内部の代表である「社長」が行います。
プロジエクトを進める上で、取引先との契約や多額の借り入れなどが必要な場合、
会社法上の規定にある代表の「代表取締役」が執行します。
最終的な意思決定をする者が、社内向けと社外向けで異なることは不便であるため、
ふつうは社長 が代表権を持ち、「代表取締役社長」となっているケースが大半です。
しかし、会長が代表権を有して「代表取締役会長」となり、
社長には代表権がなく「取締役社長」といつたケースも稀にあります。
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