こんにちは!
EVE2です。
本日は、予定を変更し、エフェクチュエーションの続きを書きましょう。
昨日は、エフェクチュエーションの復習をし、同エフェクチュエーションの提唱者、サラス・サラスパイシー教授の経歴について知りました。
本日は、昨日書けなかった、エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」を読んでの感想です。
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[エフェクチュエーション]
VUCAにおいては、不確実性が高く予測不能で、資源に制約がある場合などの状況が多々あります。そのVUCAにおける有効な手段として、エフェクチュエーションという考え方が有効だと今まで話してきました。それは、予測ではなく、コントロールできる自分が保持している手段により、VUCAを乗り切ろうとしているからです。
そこで利用する思考プロセスは、天才や秀才が有する特別な能力ではなく、共通の論理・思考プロセス、エフェクチュエーションにより求めることができます。
エフェクチュエーションは以下の5つの原則から説明されています。
❶手中の鳥の原則(Bird in Hand)
❷許容可能な損失の原則(Affordable Loss)
❸クレイジーキルトの原則(Crazy-Quilt)
❹レモネードの原則(Lemonade)
❺飛行機の中のパイロットの原則(Pilot-in-the-plane)
[手中の鳥]
では、今そこにある危機を乗り切るための共通の論理・思考プロセス、エフェクチュエーションの核心についてみていきましょう!
まずは、手中の鳥についてです。
手中の鳥を導き出す方法として3つの問があるそうです。
@私は誰か?
A私は何を知っているか?
B私は誰を知っているか?
以上の3つの問により、現在何を持っていて、何ができ、どのようにコントロールするのか知ることができます。以上は本の内容なのですが、Aに、何ができるのかという問も入れておいたほうがいいかもしれません。そして、Bについて本では、決して強い結びつきは必要はなく、むしろ普段合うことがない人のほうが有効だという話をしています。それは、普段からあっている人だと新たな発見はないが、たまにしか合わない人だと、何か新しい発見があるかもしれないからです。
[手中の鳥のメリット]
手中の鳥=普段から持っているそのものは、非常に安価です。それは、普段から所有しているものなので、新たに用意する必要はありません。目の前に危機があり、不確実性が高く予測不能で、資源に制約がある状況において、高いコストを払って、新たなモノに挑戦するのは非常にリスキーです。
以上のことが正しいことは、企業経営理論の、組織スラックという言葉からも知ることができます。企業経営理論では、組織スラックは、新しいビジネスを創出する源泉だと教えてくれています。
そして、自分が保持している手段は、普段から保持しているので、すぐにでも実行するコトができます。
加えて、新しいビジネスは、新しい発見や発明から生まれるよりも、何かと何かの結合により生まれることが多いと言われています。自分が持っている手段が、もし、つまらないモノだと思っても別の何かと結びつけることにより、大きなビジネスになるかもしれません。
[あとがき]
納得する部分はありましたでしょうか?自分の考えも含めて書いているため、サラス・スパイシー教授、吉田満梨さん伝えたい内容と違うかもしれません。その点についてはご容赦下さい。まず、私の意見を聞いて頂き、もしご興味がわきましたら、サラス・スパイシー教授、吉田満梨さんの本を読んでいただければ嬉しいです。
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残りの、許容可能な損失の原則(Affordable Loss)、クレイジーキルトの原則(Crazy-Quilt)、レモネードの原則(Lemonade)、飛行機の中のパイロットの原則(Pilot-in-the-plane)については、明日書きます。
では、また!
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