こんにちは!
EVE2です。
今日は、頭痛がひどい一日でした。先ほど改善したのですが、午後にはいって頭痛薬を飲んで、仮眠をとってなおった状況です。
そんな、2024年4月25日は、中小企業診断士1次試験申込受付開始日となります。今日から、5月29日まで試験の申込を受け付けていますので、ご興味があるかたは、ご受験下さい。ただ、なんとなく受けて合格する試験でないことは確かなようです。
中小企業診断士の試験の申込は、IPAの試験等と違い、インターネットからの申込はありません。確か申込は、案内に同封されている、郵便局への振込用紙で振込をすることだったと記憶しています。昨年は、返信用封筒を協会に郵送し、案内を受け取りました。しかし、今年は、1次試験を科目合格しているため、協会の方から案内を自動的に郵送してくれるそうです。実は、電話で確認をしました。まだ、届いていないようです。届いたら、即座に申込をしたいと思います。
では、今日は、経済学・経済政策から平成28年第16問の選択肢bから解いていきましょう!まずは、この数日同様に、問題の確認からしていきます。
[経済学・経済政策から平成28年第16問]
いま、ある合理的個人が、限られた所得の下で2つの財(X,Y)を需要する状況を考える。2つの財の需要量は、それぞれDXおよびDYと表記し、財Xの価格をPXと表記する。右図は、予算制約線1と無差別曲線1が点Aで接する状況から、他の条件を一定としてPXのみが下落し、予算制約線2と無差別曲線2が点Bで接する状況へと変化した様子を描いたものである。この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを右記の解答群から選べ。
a,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってDXを減少させた。上図では、代替効果よりも所得効果が大きいため、財Xはギッフェン財の性質を示している。
b,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
c,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
d,財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。
[解答群]
ア,aとc
イ,aとd
ウ,bとc
エ,bとd
[解答bの考察]
今日は、選択肢bから正誤について確認していきたいと思います。
では、早速選択肢bを見て行きましょう!
財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
選択肢bの最初のセンテンスから順番に確認していきます。
財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、代替効果でDXが増加した。
これは、昨日の選択肢aで確認している通り合っています。では、次はどうでしょうか?
同時に、PXの下落は、所得効果によってもDXを増加させた。
増加させたかどうかは、矢印ではなく、右のグラフで言うと、X軸に並行に記述した矢印の長さ、Xの需要量、DXで判断します。指摘の所得効果の部分を見ると、財Xの需要量、DXは減少しています。従って、間違っています。
間違っていることは、分かったのですが、引き続き次のセンテンスを見ていきましょう!
上図では、代替効果と所得効果がともにDXを増加させていることから、財Xはギッフェン財の性質を示している。
以上のセンテンスも間違っています。ギッフェン財という用語を調べたとき、ギッフェン財とは、代替効果より所得効果が大きい下級財を指します。従って、最後のセンテンスも間違っているのが分かります。
従って、選択肢bは間違いです。
[選択肢c]
続いて、選択肢cについて見て行きましょう!以下が選択肢cです。
財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
まずは、最初のセンテンスです。
財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。
財Xの価格、PXが下落した場合、需要の法則から考えると、財Xの需要量は増加します。その需要量が増加した財Xと同じように、DYが増加したという状況は、補完財の性質を有していることが文章から判断できます。
これは、財Yが財Xの粗代替財であることを示している。
そして、次の文章を見ると、財Yは財Xの
従って、選択肢cは間違いです。
[選択肢d]
続いて、選択肢dについて見て行きましょう!以下が選択肢dです。
財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。
まず、最初のセンテンスです。
財Yの価格を一定としてPXが下落したとき、DYが増加した。
このセンテンスは、選択肢cで解説したとおりです。
これは、財Yが財Xの粗補完財であることを示している。
そして、次のセンテンスでは、財Yが財Xの粗補完財だといっています。先ほど選択肢cで考察しましたが、粗という文字がつくかどうかよく分かりませんが、財Yは、財Xの補完財であることは間違いないようです。ということで、この選択肢dは、正解と言っていいかもしれません。
[問題の考察]
以上から、正解は、aとdで、解答群から解答を選択する場合、イを選択すれば、正解をもらえそうです。
粗代替財とか、粗補完財について調べましたが、終わってみれば、それほど粗と言う言葉は正解を選択するにおいて、あまり意味がなかったようです。
これで、スッキリして、次の問題にいけそうです。
[あとがき]
中小企業診断士試験まで本日から100日となりました。牛歩の歩みではありますが、このような形で、問題を克服し、解答できる問題を増やしていきたいと思います。
そうそう、今日、協会に電話して、1科目合格した場合の合格点についてお聞きしました。
中小企業診断士試験の合格条件は以下の通りです。
・科目合格点は60点
・各科目の足切りは40点
・総合点で420点で1次合格
以上は、7教科全て受験した場合なのですが、私のように1教科受かった場合は、以下の通りとなります。
・科目合格点は60点
・各科目の足切りは40点
・総合点で360点で1次合格
少し去年よりハードルが下がったようです。今年、もし、1次合格するのが難しいと感じている人がいたら、1科目でも多く科目合格を増やせば、翌年楽になるかもしれません。
では、また!!!
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