こんにちは!
EVE2です。
手中の鳥について昨日書きましたが、どうでしょうか?
私は、書いた後、普段から多くの手段を保有した方がいいということを感じました。普段から持っている、手段が多ければ多いほど、VUCAにおける行動範囲が広がります。逆に、これしかないといったほうが集中できるという話もありますが、やはりその場になってみないと分からないって感じでしょうか?
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本日は許容可能な損失の原則からです。
[許容可能な損失の原則]
みなさん、エジソンという発明家は知っていますでしょうか?彼の哲学的な発言の中に、以下のような言葉があります。
失敗はただの方法のひとつに過ぎない。成功への新しい試みの前に立ちはだかるものであって、結局は失敗の中から学ぶものなのだ。
以上の言葉と類似した言葉は、経営者の複数の著書で見ることができます。
その言葉とは裏腹に、事業で失敗して立ち直れない人もいるのは事実です。同じ失敗でも、エジソンのように成功している人もいれば、失敗している人もいます。この違いは何なのでしょうか?それは、許容可能な損失を予め決めていたか、決めていなかったかの違いです。
私もそうですが、確かに失敗から多くのことを学びます。しかし、その失敗には限度があることは日々の生活から知ることができ、意識しなければなりません。
[レモネードの原則]
手中の鳥の中で、3つの問を紹介し、3番目に「私は誰を知っているか」という問があるという話をしました。それは、知っているというその状況は、決して強い結びつきでなくてもよく、むしろ普段合うことがない人と合うほうが有効だという話をしています。それは、普段からあっている人だと新たな発見がある可能性は少ないが、たまにしか合わない人とあった場合、その可能性が高いという話をしました。
レモネードの原則は、それを拡張したような考え方で、何か困難にあった場合というか、困難がなくてもいいです。何か出会ったその瞬間のその出来事、モノを利用しましょうといった考え方です。
アメリカでは、レモンとは、欠陥があるものといった意味があります。そして、レモン使ったことわざの中に、「When life gives you lemons,make lemonade.」と言う諺があり、このレモネードの原則は、この諺を原則化したモノです。
[飛行機のパイロットの原則]
飛行機のパイロットの原則とは、今まで紹介した原則を網羅した原則になります。
現在の飛行機は、多くの時間オートパイロットになっています。ようは、パイロットはほとんどの時間操縦桿を握ることはありません。ただ、不測の事態が発生した場合は、飛行機のパイロットは自分の手で操縦桿を握り無事に目的地へ飛行機を運びます。
この飛行機のパイロットの原則は、VUCAという不測の事態において、自ら操縦桿を握り、今まで紹介した原則を脳裏に留めながら、自ら目的地へ不時着させるその状況を指しているのかもしれません。
[あとがき]
飛行機の原則の中で、不測の事態に対応したのが、エフェクチュエーションだという話をしたつもりですが、オートパイロットの時にも指針とする原則があります。それは、コーゼーションです。
コーゼーションとは、まず、目的を設定してから達成するための手段を手に入れ、目的を達成する方法です。エフェクチュエーションとは真逆な考え方ですが、普通の実業家ならコーゼーションを利用するのがいいでしょう? 現在VUCA時代と言われ、3年先の見通しはたたないという意見をよくききます。そのような時代だからエフェクチュエーションなのですが、見通しが全くたたないわけではないでしょう?見通しがたつものは、コーゼーションで見通しがつきにくい事象にはエフェクチュエーションを利用すると言った場合分けをする必要があるでしょう?常に、不足の事態ばかり続くような状況だと疲れますしね(笑)。
では、また!
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